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SkyrimとFallout4・76の二次創作メインブログです。 たまにMODの紹介も。
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05.09.06:01

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  • 05/09/06:01

01.13.22:31

吟唱するは雪の精か ──サルモール大使館殺人事件(2)

※「眠れる狂気──サルモール大使館殺人事件」の続編(チャプター02)です。
初めて読まれる方は→からお読みください。リンク(10月くらいの記事です)
スカイリムの二次創作(メインクエストアナザーストーリィ)です。その手のが苦手な方はブラウザバックでお戻りを。


「随分と遅い到着じゃないか。いくらなんでもぎりぎり過ぎる……開催日前日にやってくるとはな。一体今まで何してたんだ? デルフィンには一ヶ月以上前に封書を送らせていた筈だが? 今日来なかったら計画は全ておじゃんになってた所だぞ?」
 協力者がソリチュードの酒場「ウィンンキング・スキーヴァー」に居る──そいつに会い、指示を仰げ──
  第三者に読まれても内容を汲み取れないよう、端的に書かれたデルフィンからの手紙に書かれてあった人物は確かに酒場で俺を待っていた。──開口一番、言ってきた言葉は先程の通り。
「しかもなんだ? お連れ付とは聞いてないんだがな」
 セラーナの方を一瞥し、舌打ちを一つ。気分を害しやしまいかとこちらがひやひやしてしまう。
 マルボーン、と言ったか。見た目はエルフだが彼は自分の事をボズマー、そしてサルモール大使館の密偵だと言ってのけた。エルフにもいくつか種類があり、ボズマーはエルフの中でも弓術に秀でた者たちという程度しか俺も知らない。長い耳は他のそれ同様だが。
 何故サルモール大使館の密偵が俺達に協力してくれるんだ、と聞くと彼はしばし黙り込み、「アルドメリ自治領のやり方が気に食わないだけだ」としか教えてはくれなかった。
 マルボーンの、自分に対しての悪態に彼女が反論したらと思ってはいたが、セラーナは黙って俺の斜め後ろに立っていた。言われてばかりじゃ話が進まない。俺は今日何度目かのすまないを彼に言ってから、
「いい加減話してくれないか? 作戦の内容は何なのか、サルモール大使館がどこにあるのかも」
 話を促すと、しょうがない、といった様子で彼はやや茶色い髪に若干銀色が混じった髪をしごきつつ、ぽつぽつ話し始めてくれた。
「……そうだな、時間もないし。とりあえず概要をざっと話すとしよう。
 あんたが何者か分かっての事だ。いいな? ──デルフィンから話は聞いての通りだ。あんた達にはサルモール大使館に向かってもらう。俺と一緒にな。──そこで目的の情報を得て脱出するまでが作戦だ。俺はあんたを大使の部屋まで連れていく。そこで何をするのかはお前たち次第だ。勿論見つかったらお互いタダでは済まないだろう。
 パーティは明日だ。厩舎の前に馬車を用意した。それで向かう。──ああ、あと、装備品は俺に全て預けてくれ。大使館前でボディチェックされる際、武器を携帯されてたら入ることすら叶わないからな」
「全部預けるのか? 武器以外の物も?」
 鸚鵡返しに問い返すと、当然だろうとでも言いたげにマルボーンは肩をすくめてみせた。
「当たり前だ。いいか? あんた達はこれから一時、冒険者風情ではなくて地方貴族の一人になってもらう。冒険者がのこのこ大使館に向かったって追い払われるだけだという位、わかっているだろう? ──身なりだけ整えてもあんたから出てくる隙のないオーラは隠しようがないが、こちらがしっかりお膳立てしてあるから後はあんた達がしっかりバレないようにするだけだ。分かったか?」
 釘を刺すような言い方で凄んでみせたようだが、彼の交渉スキルが未熟なせいか全く恐怖を感じさせない。今は彼に従うしかなさそうだ。俺は黙って首肯して見せた。
「おっと、そこの連れもだ、預けるのは明日、馬車に乗る前でいい。──何か質問はあるか?」
 お前もだよと言わんばかりにマルボーンはセラーナに向けて顎でしゃくると、彼女はふん、と鼻を鳴らしてそっぽを向く仕草をした。……待てよ。
「セラーナを連れて行ってもいいんだな?」
 彼女の方へやや顔を向けながらマルボーンに聞くと、彼はかまわない、と言った様子でひらひらと手を振って見せた。
「ああ、構わん。むしろ女連れのほうがいいかもしれん。夫婦役ならよもや探りを入れる輩だとは思われんだろうし、カムフラージュの役割を兼ねる事にもなるしな。それでよければ、だが」
 そう言いながら俺とセラーナ、交互を見る。俺はともかく、セラーナは……と窺うように彼女を見ると、「構いませんわ」とだけ返事を返した。
「じゃあ決まったな。今夜はここに泊まれ。明日朝、厩舎に来い。──じゃあ俺はこれで失礼する。一人分余分な荷物が増えちまったからな」
 何の事かは分からないが、セラーナの事を言っているのは明白だった。マルボーンは椅子から腰を上げると足早に酒場を出て行った。彼の態度がカリカリしていたため、俺達は座ることすら許されず終始突っ立ったまま話を聞いて終わった形になってしまった。遅れたのはこちらのせいだから仕方がないとはいえ、なんだかばつが悪い。
 ウィンキング・スキーヴァー一階はホールのように開けた場所に丸テーブルが点在し、囲むように椅子が置かれている。二階は宿となっており、そこらへんは他の一般的な宿と大差はない。セラーナを一旦、その場に残して俺はカウンターへ向かい、主人に一泊分の宿賃を支払い、ついでにミードの瓶とグラスを二つ拝借してテーブルへ戻った。
「けどセラーナ、良かったのか? 俺と……夫婦役で潜入する、なんて?」
 椅子に座り、グラスに琥珀色の液体を注いでセラーナへと渡す。自然と窺うような聞こえ方になってしまったかもしれないが、彼女は黙ってミードを一口含み、ほっと息を吐いてから、
「別に。──私にはジュリアン、貴方の方がそれでいいのかと思いましたけど」
 相変わらずつまらなさそうに言ってのけた。もしかして来る前にホワイトランで話したことを思い出しているのかもしれない。
「そんな事はないさ。セラーナは吸血鬼のお姫様だから、俺より物腰は優雅だから周りから変に思われる事もないだろうし……」
「……吸血鬼のお姫様、って言い方やめて頂けませんかしら?」
 しまった、気分を害させてしまったらしい。
 セラーナは俺と行動を共にするようになってから、世間を知るようになったせいか、人と接する機会が増えたからかはわからないが徐々に態度が軟化していった。出会った頃はいかにも自分は位が上の者だと言わんばかりの上から目線だったのに対し、現在はそういう事を口にすると嫌悪感をあらわすようになっていた。
 それが何故かは分からない。けど──それは俺が影響しているのだろう、とヴァレリカは以前、俺に言ったことがある。あれはソウル・ケルンで彼女を見つけた時だったか。セラーナの態度が以前のそれでない事に母親はいち早く察し、俺に対して何かしたのかと言って来た。
「何かって──随分含みを持たせたような言い方するな。何もしてないぜ。彼女を目覚めさせたのが俺だった、それだけだ」
 ……みたいな言い方をした覚えがある。それで何を納得したのかは分からないが彼女は俺にセラーナを頼むと言ったんだった。
「悪い悪い。……俺は嫌なんて思ってないぜ。むしろ、嬉しい位だったりしてな」
 ぽつりと本音を漏らす。しかしそれを聞いてなかったのか、セラーナは黙ってグラスを傾けるだけだった。

 翌日、朝。
 待ち合わせの厩舎前に行くと、既にマルボーンは馬車の御者台に座って俺達を待っていた。そしてその隣の突っ立っている、もう一人──
「ジュリアン!」
 甲高い声に思わず身をすくめる。声の主はすぐ見当がつく。
 擦り切れた皮製の鎧を着込み、髪は金髪、やや肌は豊麗線が目立つもののそれを気にしてか髪は後ろで一つに束ねており、腰には剣をさしている。いつもの姿である──
「よ、よぅ……デルフィン」
 片手を上げて挨拶のポーズを取ったが、そんな事で天下のブレイズが誤魔化されるわけがなかった。
「なにが、よぅ、よ! あなた一体何してたの? 痺れを切らして手紙を送ったらその手紙も読まれたのが一昨日って言うじゃない! 私が周到に用意を重ねていたのにあんたときたら──」
「ま、待った待った! 俺だって色々……調べてたんだぜ。色々と」
 苦し紛れの言い訳をする。あまりの様相に傍らで突っ立っているセラーナはぽかんとした表情を浮かべていた。俺がここまで返答に窮する姿を見たことなくて驚いているのかもしれない──
「……まあ、間に合っただけ良かったと思うしかないわね。時間も少ないし。はい、これ」
 そう言ってぶっきらぼうに手に持った袋をこちらに突き出すデルフィン。何だこれ?
「マルボーンから聞いてなかったの? ──ジュリアンにはこれから貴族の一員となってもらうって?」
 何を聞いてたの、と言われそうだったのであわてて頭を縦に振る。
「分かったらさっさと着替えなさい。──ああ、それと、そこの……えーっと……?」
 セラーナに向かって指を差すデルフィン。名前を教えるとデルフィンはこっち、と厩舎一角の建物に連れて行かれた。そこで着替えさせられるのだろう。男は黙って外で着替えろ、って事か。まだ夜が明けて日差しも少ないってのにご丁寧なことで。
 袋の中に入っていたのは上等の上着と、同じ色のスラックス、これまた立派な革靴が一足入っていた。鎧を脱いで上着を纏い、スラックスも同様に着替える。まだ夜が明けて間もない為、人気がないのが幸いだ。こんな所衛兵に見つかったら何言われるか。
「よしっ……出来た。これでいいんだよな? マルボーン?」
 着替えが終わったのを伝えるように、御者台に座っているマルボーンに声を掛ける。彼はすぐに振り向き、しかし俺の姿を見て顔をしかめた。何処かおかしな着方したか?
「ああ、違う。服装はいいんだが……ちっとは髪型を整えろ。いかにも寝起きってのが窺えるぞ。こっち来い」
 髪型ねぇ……貴族はそこまで気を払わなけりゃ気がすまないのかね。やれやれとマルボーンの座っている御者台まで歩いていくと、不躾に髪に櫛を当てられ、そのままぐい、と引っ張るもんだから毛根が一気に悲鳴を上げた。
「っててて! 何しやがる!!」
「何しやがるじゃねえ! ぼさぼさの髪で行ってみろ、服と頭がちぐはぐでお前笑われるぞ! 俺だって好き好んで野郎の頭なぞ櫛梳かしたくなんかないんだからな! ったく」
 何を言っても反論されそうなので俺は憮然とした態度のままされるがままになっていた。 がしがしと頭皮まで削られて痛いったらない。しかしそれも数分後──マルボーンの手がようやく止まった。
「……まあ、こんなんでいいだろ。どうせパーティの途中に抜け出すんだ。ある程度整ってる程度でいい。ほら、鏡見てみろ」
 悪態つきながらマルボーンはこちらに手鏡を手渡す。見てみると──ものの見事に髪が整っていた。髪なんぞさほど気にもしたことがなかったから彼の仕立てには思わず舌を巻いた。さすが大使館で働いている、って所か。
「お待たせ。こっちも出来たわよ」
 デルフィンの声に振り返ると、セラーナが瀟洒な衣服に身を整えてデルフィンの後ろに立っていた。髪型は元々整ってる為然程弄った形跡はない。マルボーンが昨日一人分の荷物が、と言ったのはやはりセラーナの衣服だったようだ。
「ぐずぐずしてる暇はないわ。さあ馬車に乗って。しっかり情報をかき集めてくること。いいわね?」
 デルフィンの追い立てる声を尻目に、御者台にいるマルボーンに俺とセラーナは手持ちの武器と装備品を全て預けた。彼は御者台脇に置かれたチェストに全て放り込むと、
「出発するぞ、あんた達二人は荷台に乗れ」
 ぶっきらぼうに言い放ち、俺達が荷台に座るのを確認してから、彼は隣に座っている御者に馬車を出すように促す。御者が手綱を引っ張ると、よろよろと馬車が動き始めた。
「やれやれ。こんな身なりにさせられるとは世も末だよなぁ、セラーナ?」
 どうせ似合ってない、って言いたいんだろうとわざと促したのにも関わらず、
「馬子にも衣装という言葉もありましてよ」
 ……それって褒めてるのか? けなしてるのか?
 心なしかセラーナはこの展開を楽しんでいる様子だった。知らない場所に行くのは楽しいのかもしれないが、俺達はこれから大使館をうろついて必要な情報を集めなくちゃいけないんだぜ、本来の目的を忘れちゃいけない。
 
 不安と期待を併せ持ちながら馬車は大使館へとひた走る。
 その先に起こるであろう、殺人事件なぞよもや想像すらできずに──。

-------------
数ヶ月ぶりにやっと続きが出せました。サルモール大使館殺人事件第二チャプターです。
けどまだ導入部分の続きで、ここら辺は殆どメインクエストをなぞらえただけなので別に読まなくてもいいような書かなくてもいいような……と思いましたが^^;

多分次辺りで何かしらアクションが起こるはずです。気長にお待ちくださいませ。
まだ全然概要にも入ってないしなぁorz

サブタイが意味不明でこれまたすいませんorz
それとデルフィンがややヒステリックな設定でこれまたすいません(多分これはパーサーナックスを殺せというクエストが多分に影響しているに違いない)……。

ところでマルボーンってこんなに大雑把な言い方してたっけ……間違ってたらごめんよぉぉぉぉ(嘆

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01.05.22:08

寝ることもあるのだと

 依頼の品を取り戻すべく、洞窟に巣食う盗賊を一網打尽にし、金品を奪った宝箱から指定の物を奪還して洞窟を出たときは既に夕闇が迫ってくる頃だった。
「ちょっと長居しすぎたか……」
 一人ごちる。町からやや離れた位置にあるこの洞窟から一番近い町──ロリクステッドが最も近いか──に着く頃は夜半を過ぎてそうだ。盗賊相手に苦戦はしなかったものの、連戦だったため身体は疲労を訴えている。どこか手近な宿があればいいのだが。
 そう頭の中で順序どおり考えていると、そういやと思い当たるフシがあったのに気づく。前に泊まって以来だったか。以前宿泊した際は幽霊が出たりその幽霊が何かを訴えたりと全く休めた状況ではなかったあの宿。確か──オールド・フロルダンと言ったか。あそこなら山を越えてすぐな筈だ……荷袋から地図を取り出し、現在地と目的地を照らし合わせてこれからの行動は決まった。善は急げ、だ。
「セラーナ、山ひとつ向こうに宿がある。今夜はそこで休むぞ」
 傍らで退屈そうにあたりを見回していたセラーナに声を掛ける。彼女は表情を変えることなく黙って頷くと、
「こんな辺鄙な場所に宿なんてあるんですのね。──さぞかし景観がいいとかそういう売りがある場所とか?」
 間延びした言い方なのは、彼女もまた疲れているせいなのかもしれない。そんな表情おくびに出さないのが吸血鬼らしいといえばらしい。
「……いや、残念ながら景観は殺風景の一言、だな。ただその宿は他と違って霊験あらたかな場所だぜ?」
 俺が面白そうに言うと彼女はへぇ、と短く答えながら片方の眉を吊り上げた。
「今では神様になったタロスが泊まった宿らしいからな」

 宿に着いたのは──すっかり太陽の陰も消え去った夜半過ぎ。この場所でこの時間なのだから手近な町だったら着くのは深夜過ぎだったかもしれない。
 とはいえすっかりくたくたな身体を抱えて宿の扉を開ければ、その先は煌々と明かりが灯り、赤々と暖炉の炎が俺達を癒すように燃え続け、宿内は十分なほど暖かかった。ほっと一息が漏れる。
 宿の主人、エイディスが入ってきた俺達に気さくに声を掛けてくれた。ここは女主人のエイディスとその息子、そして使用人しかいない小さな宿屋だ。街道からやや逸れた場所ではあるが、この宿屋がタロスが戦地に赴く際、だったか? ──に泊まった場所、という名目で売れているため、僅かながら経営できるといった様子だった。そうじゃなかったらとっくに潰れていいところでもあるからだ。
 それでさえリーチはフォースウォーンがそこかしこに徘徊しているし、行き交う商人が襲われて殺されるなんぞ日常茶飯事である。オールド・フロルダンはリーチの外れに建っているとはいえ、商人がリーチを離れだしたら宿を利用する客にも影響が起きる。この宿が経営できるのもタロスの名が利用客を呼び寄せているおかげだろう。
「ああ、エイディス、今晩は。──一晩、部屋を借りれないか?」
 もちろん、と間髪いれずに返事が返ってくる。そのままカウンターを離れて部屋を案内し、お決まりの言葉を言って彼女は部屋から出て行った。

「はー……疲れた。セラーナ、お前も疲れただろ?」
 荷袋を床に下ろし、ため息を一つ。セラーナは相変わらず無表情ではあったが、やはり顔に疲れは滲み出ていた。ベッドはダブルベッドなため、二人で寝ることは一応、可能ではある。──可能だって? おかしいだろ? 何故エイディスは一部屋しか用意してくれなかったんだ? 彼女の分は何故ないんだ?
「別に。私は相手の血を拠り代として行動できる訳ですから。血さえあれば一日中動いていられますわ」
 虚勢を張ったようだが、声に張りがないのが明白だった。俺は苦笑を浮かべてしまう。やれやれ、強がってばかりじゃ男にモテないぜ、お姫様。
「……たまには身体を休ませろ、セラーナ。ベッドは広いし、片方譲ってやるよ」
 何言ってるんだ俺? 片方譲るだって? 男と女が同じベッドに寝るって何を想像するかわかって言ってるんじゃないだろな? 口説き方にも程度ってもんが──
「ジュリアンがそう仰るのなら。寝る必要なぞありませんけど、身体は休ませる事も時には必要ですものね」
 ええっ?! 
 俺がよほど驚いた顔をしていたのだろう、彼女はやや怪訝そうに眉を顰め、
「……何か不都合でも?」
 いやいや、不都合なんてあるわけない。意外すぎて驚いただけ……という事にしておこう。
 頭を振って何もない、というポーズを取ると、セラーナはふん、とわずかに鼻をならした。……さて、どうしようか。装備品を脱いで薄手のチュニックになるにも変な事をしようと思われたらと想像されても困る。このまま武装したまま寝るのは身体が全く休めないし──
 などとベッドの上で考えていたらセラーナが突然ベッドに横たわってきた。えっ、と言う間もなく突然に、だ。
 何を考えているんだ──と、内心ドキドキする気持ちを抑えながらセラーナの顔をちらっ、と見ると……彼女は既に無防備な状態をさらけ出して眠りに落ちていた。
「………」
 セラーナが横たわってきた時点で思わず背中を向けていた身体を彼女の方に向け、起こさないようにゆっくりと……寝顔を見てみる。元々薄着で行動しているため、彼女は俺みたいに鎧だなんだと脱ぐ手間は省けているせいか。着の身着のまま寝るのもどうかと思うが、そんな事はどうでもよかった。
 吸血鬼でも寝るというのは見たことないから、もしかしたら俺が何かしてきたら反撃しようとしているのかもしれない……そんな邪念が頭に沸いたが、目の前の彼女は穏やかに寝息を立てていた。本当に眠っているようだ、と安心したのも束の間、自分は彼女の横で眠れるなんて無理だ、という結論に達した。
「床で寝るか……けど、それでもいいかもな」
 苦笑いを浮かべながらも、彼女の寝顔は安らかだった。眠気が襲ってくるまで少しでも見ていたい、何故かはわからないが──ふと、そんな感情が心の中に押し寄せていた。


 ごめんなさい。
 何書いてるんでしょうね俺(笑)新年早々のプレイ日記がコレだしね。しかも相変わらず小説仕立てだしね。
 若干寝る~ってのが冬コミに出したスカイリムの新刊とカブってたりなかったり。
 別にそれを意識したわけじゃないけど、ポーズMODであれこれやってたら撮ってみたいシチュが見つかったので撮ってみて満足した次第で(爆死
 色んな楽しみ方が出来るのがスカイリムのいいところ。
 けどほんと、中の人はドヴァー×セラーナたそが好きです。大好きです。でも俺のキャラでそういうキャッキャウフフな事をするのは恐れ多い(中の人はシャイで出しゃばることは全く出来ないビビリ野郎ですゴメンナサイ)ので一線を越えるつもりはないです。まあいずれセラーナとは結婚するつもりではありますが。

 
 ぐだぐだな話でほんとすいません^^;
 ちなみにこのSSですが、バナード・メアで撮ったもんでしてオールド・フロルダンではありませんwご容赦をば。

 最後にUPめのをもう一枚ー

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01.04.18:45

あけましたおめでとうございます


 新年明けましておめでとうございます。
 2014年になりました。ついさっきまで実家に帰省しておりました(笑
 おかげでスカイリムしてなくてゲームから遠のいておりいやーゲームやりたくてやりたくてしゃーなかったですw
 今年も一年まあ色々ぐだぐだ下らない二次創作とか売れない(笑)原稿の事とか書いていくと思いますがどうぞよろしくお願いします。

 コミケが終わって復活を遂げたスカイリム、とはいえこのSSは原稿執筆中にちょろろっとプレイしてたときに撮ったものです。ジュリアン(どばきんさん)の頭髪を変えてみました。
 スカイリムの有名な髪型MODのアパッチではなく、別の作者さんが作った髪形ですがとても気に入ってます。ただ最初は二年もずっとヴァニラの髪型でプレイしてたジュリアンが突然この髪型になったときは違和感バリバリで超ウケましたがw
 コミケが終わってからは武器防具MODを入れたりMOD調整をいくつか。あとENBを前のに戻してしまったり(自分の環境だととある状況で色味が変わっちまうため)してました。そんなんで正月を向かえ、トシコシダー! をクラスタさんたちとにぎやかに叫び2014年を迎えた、と。
 
 まあいつもどおりな正月です。今年もよろしくお願いします。

 今年はいよいよESOが発売されるであろう年ということもあってベセスダ界隈がにぎやかになりそうな一年になりそうですが、相変わらず上達しない英語の勉強を細々やってる俺も勿論参加するつもりです^^;
 MOD関連の方はどうなるか分かりませんが、いろんな人と交流して色んな人と遊びたいのでESOが今から楽しみですw
 でもスカイリムも続けると思います。多分今年も新刊は作るつもりです(夏に受かれば)。あとゲームレジェンドにも参加できたらなあ、って思ってます。スカイリムとしてサークル出せるのはコミケ以外となってしまうんで…

 中の人のリアルイベント参加予定としては、
3/9 セガのゲームは世界いちぃぃぃ! 10
(大田区民ホール/セガゲームOnlyイベント。セガゲームなのでSFIIIで参加。Skyrimの本は販売はしてます)
5/   ゲームレジェンド20
(川口市民ホールフレンディア/レトロゲームOnlyイベント。Skyrimでサークルを取ります)
8月 コミケ86(受かったら)
12月 コミケ87(同上)

9~12の間にゲームレジェンドがあれば参加したいなあ、と思ってる次第であります。
近くにおいでの際は是非。中の人は全部参加してますので^^

 イベント参加のことをブログに書くのはめったにやらんのですが、なぜかといいますと、
 自分は零細サークルな為、DL販売は出来ません、してもいいんですけどそこまでして売りたいのかお前は、と思ってしまって……切ないです。
 俺は対面で人と接して同人誌を売ってゲームの話をしたりする、そういうイベント自体が好きです。ネットではそれを一足飛びに出来ますがそれじゃとても寂しいんです。
 画面越しでは文字は人によって如何様にも取り方は変わります。しかし対面ならその人の表情や目線、言葉使いや呼吸である程度何を伝えたいかは分かります。
 そして同人誌はどんな人がどういう形で作ったであれ、その人の努力、そして楽しんで欲しいという気持ちが詰まったもの。
 通販はいたし方ないですが、そういうものをデータで介するのは俺はやっぱり好きになれません。古臭い考えなのかもしれませんが。

 便利さは時として相手の心が通じないまま渡ってしまうものなのかもしれませんね。
 

 しまった! 全然スカイリム関係ない!(爆死
 中の人の事はさておき^^;;;
 今年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

PS ブログリンクを一件追加させていただきました(相互です)
  当ブログはリンクフリー、できれば相互リンク是非! なのでどしどしどうぞ!w

速水 亜希

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12.30.22:22

C85お疲れ様でした


 ども。二日連続でブログ書くとか珍しいですね。
 ついさっき、コミックマーケットから帰宅しました。今回はシャッター前だったんでめっちゃくちゃ寒かった;;
 写真は今回のスペースの写真です。真ん中あたりにSkyrimがありますね。
新刊は左にありますが。
 右段と左端が俺のメインジャンルに当たるシャイニングフォースIIIの新刊と既刊(いわゆる在庫)が並んでます。

 今回も沢山のお客様が来て下さって本当に感謝感激雨土砂降りです。
 スカイリムジャンルでサークルスペース取ってないのにわざわざ来て下さってお買い上げくださった方全てに頭が下がる思いです。ありがとうございました。
 

 勿論今回の新刊含めて既刊は通販受付するので、気になる方はブログのコメント欄に残すか、メールフォームでお問い合わせください。ホームページに飛んでSkyrimページ内にあるコンタクト欄で書いてくださってもOKです(笑)

 え? お前は新刊買わなかったのかって?
 勿論買いに行きましたよ!! スカイリムのサークルさんの新刊。10時の開場と同時に自分のスペースを売り子に頼んですっ飛んで東ホール行って、すっとんで新刊くださいといってすっ飛んで帰っていったのは何を隠そう俺です(爆死)
 きっとスカイリムサークルの方々も「何をこの人こんなに風のように買って帰っていったんだろう……」と思われたかもですが(汗焦)挨拶に来る知人が何時来るかわからんかったので大慌てで買い物を済ませて大慌てで自スペース戻ったら30分ちょいで帰ってきたので売り子がびっくりしてました(こんなに早く帰ってくるとは想像してなかったらしい……
 競歩競争は得意です! 絶対に走ってませんよ!! 会場内は歩かなきゃダメですからね。

 とりあえず俺はスカイリムの新刊もゲットできたのでほくほくです(笑)
 これで悠々自適に年末を過ごせます……コミケが終わってようやく年末なんだって実感できるようになりましたよ(今迄原稿で四苦八苦だったからそんなの考える暇すらなかった)
 まあ、でも、明日から年賀状描かないとなんですけど><w
 年賀状の絵柄、全然かんがえてませーんw(爆

 ややテンション↑な日記で申し訳ない。でも中の人は原稿から解放されて嬉しい反面ぽっかり穴が開いたように空虚感も感じてます。毎回コミケが終わるとこうなります。
 来年もシャイニングフォース枠でサークル取って、受かればスカイリムの新刊を出すつもりではあります。もしかしたらESOでも出すかもだけど・・でも自分はスカイリムが好きでセラーナちゃんが大好きだから・・どうかな。あ……?

 もし新刊をお買い上げになって下さった方で当ブログを読んでいらっしゃる方、是非感想とか書いてくださると涙流して喜びます(*^_^*)

 それでは長くなりましたが、当ブログを読んでくださった全ての方に、よいお年をお迎えください&来年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

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12.29.16:02

冬コミ新刊オールアップです!


ども、ご無沙汰してました。
昨日のうちにC85のスカイリム新刊が脱稿したのでお知らせブログです(笑)
↑のよくわからねー漫画(?)はペーパー用に描いた落書きとも似つかないシロモノです。
クリスマスにスカイリムする暇がなかったんでこんなのを描いてみました。他SNSとかには載せるつもりがないので当ブログ限定です(笑)

今回もなんとか薄すぎてしょうがないですが新刊を出すことが出来ました。
これもひとえに、応援してくださったツイッターのフォロワー様やここを見てくださってコメントを残してくださった方、マイミクさん、知人友人のおかげです。
いろんな人に励まされて心折れかけながらも必死に頑張って(笑)なんとか出来ました。
薄い本の癖に何言ってやがる、と思われるかもですが、2冊新刊(片方はSkyrim、もう片方はメインジャンルのSFIII)を出すって簡単なことじゃありません。特に遅筆な俺には;;
俺はオフセで出しても売れる奴じゃないんで(マイナージャンルだしね)、毎回ぎりっぎりまで原稿を描いてコピー本を出す奴なんで、当日前までばたばたしまくりですが、
昨日製本作業も無事終わったのでこうしてブログが書ける、と(笑)
でもまだSkyrimプレイしてません。もう10日くらいやってません(涙
明日の準備も済ませたので、これから心置きなくスカイリムるつもりですw

新刊紹介をば。

C85 Skyrim新刊
「眠れない夜に見る時計」
B5/12P/100Yen

二日目 西ホール さ 21bでお待ちしておりますm(__)m

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