忍者ブログ

SkyrimとFallout4・76の二次創作メインブログです。 たまにMODの紹介も。
03 2024/04 1 2 3 4 5 67 8 9 10 11 12 1314 15 16 17 18 19 2021 22 23 24 25 26 2728 29 30 05

04.26.22:49

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 04/26/22:49

08.27.23:29

C94からスイヌカ3まで(反省会その他裏話

 ご無沙汰してます。先月以来でした。
 昨日でスイヌカ3も終わり、とりあえず夏のイベントが終わりましたね・・・え? お前は来月渡米するのにって?
 それはまた別の機会で記事にしますが、やはり夏コミ新刊とかスイヌカ新刊のこととか色々前回書いてないこととかも書けたらな、と思い記事をかいてみます。。

 最初に、スイヌカ主催者のからすまぐろ様、このような場所で言うのもアレですが、スイヌカ1~3開催ありがとうございました。
 

1.スイヌカ3反省会

 スイヌカ3限定で出したFallout4VRのネタ本の一枚です。もう1枚はPixivに載ってたりするので買ってない方は是非そちらもどうぞ。
 売り子はいつものコミケで来てくれる友人がとある試験が近いので、FO方面で知り合ったTwitterフォロワー様にお願いしました。相変らずてんやわんやになる俺をサポートしてくださって本当にありがとうございました。

 スイヌカで出した新刊は、FO4VR本を出す、みたいな告知をサークルカットに描いたのもあって、夏コミ原稿を描いてる時からずっと頭を悩ませてた本です。
 
 元々、FO4VRをプレイしたときから本にしたいな、というネタはいくつかありました。VRのみに絞ったネタなので、VRプレイをしていない方大勢(少なくとも俺のTwitterフォロワー様の中でVRをプレイしてる方はいません……)に分かるのか?! と思うとどうにも出すのが逡巡してしまい、夏コミが終わってからどうしようかなーと思ってアテにするな、みたいな事を呟いたにも関わらず結局作ったのは、偏にVRの楽しみをほんの僅かでも伝わってくれたら、という拙い願いによるものです。
 VR環境なぞなかなかそろえられない(PCだけで20万~、VIVE揃えて9万近く、そしてある程度のプレイエリアが確保できる部屋が必要)ので、一概にVRあるあるネタだけだとさっぱり分からないだろうから、と考えに考え抜いて三つだけネタを厳選して描いたのが表紙無しのVRネタ本でした。4枚折本に番外として別の紙に後書きを載せたのは完全な言い訳と、そしてVRだとマクレディの身長がこんくらいなのだというのが伝わって欲しい落書きを添えてました。
 VRではじっと見てると相手もこちらを見てきます。けどそれはVIVEというゴーグルを通した(いわばネイトの目を通じて)こちらに送ってくる電気信号に過ぎませんが、VRってこういうものなのか、とか、やってみたい、という思いを後押ししたいために作ったものでした。でも俺の画力とネタ力では多分伝わってませんww
 ほんと誰かにこの思いを共有してもらいたい・・と思い現在フォロワーさんを猫の額レベルに狭い自分の塒に招待しようともくろんでます(笑)

 そんなVRネタ本が完売したのは本当に驚きでした。自分の中では上記のような事を考えていても、そんなの伝わらないかもしれない上にVRプレイしてない人には興味をもたれないかも、という一抹の不安故に割と小部数のみで出したのに、完売とは予想外でした。

 また、本がアレなのでグッズを作ってみようと思って作ってみたのが、ハーバリウムのボールペンです。

 ハーバリウム、最近人気ですよね。
 俺も前から興味があったのですが、原稿だなんだと時間がなかったので時々近所のユザワヤを覗いて満足してるだけだったんですが、
 8月初頭だったかな、いつものように見てたらハーバリウムのボールペンキット(中身は空のボールペンのみ)が売ってましてね。
 その時、なんとやらに電流走る──じゃないですが、直感でこれだ、と思って買って作ったのがこの二つ。
 最初は一本のみにしよう、と思ってたのですが、中の人はいかんせん不器用なので失敗したらそもそも出せなくなる、というのもあってもう一本追加で買ってきました。

 よく売ってますよね、液体閉じ込めた中のキャラがゆらゆら動くようなキーホルダーとか。
 ああいうの一度作ってみたかったので、うきうき作ってました。結果、失敗はしませんでしたが俺の両手が油まみれになったのはいい思い出ですw
 そしたらそれがまぁ二本同時に売れたのは驚きました。
 
 俺のサークルは基本的に、分かると思いますがグッズを単品で売ったりすることは基本、しません。これは中の人の理念で「俺は漫画を描いて楽しませるのが第一、グッズはおまけであって販売は控える」とゆーものです。
 元々ヘタレ絵書きなので、グッズは高尚さ故に求められるもの(センスや画力など)が多いため、グッズを単品で作って販売しても売れないと踏んでいるためです。俺のサークルでグッズ類は「ノベルティ」として頒布してる事が多いのはそのせいです。
 また、そのグッズも他が作らないものを作ろうという気持ちでいつも作ってます。アクキーとかをあまり作らないのはそのせいですね。今回のボールペンはその理念に適い、かつ俺が作ってみたいという気持ちもあったので作ってみたら即売れだったのは本当にびっくりでw 売れなかったら俺が使うからいいやーとか思ってましたから。あははw

 そして夏コミ新刊の方も沢山の人がお買い上げくださいました。
 ありがとうございます。後編もこれからネーム開始してぼちぼち開始していくので、また気長に見てやってください。


2.ペーパー裏話


 夏コミとスイヌカ3のラリーで頒布したペーパーのオモテ絵です。
 ペーパー裏の記事欄にちょろっと書いてもいましたけど、単なるパパマク絵ではなくて、冬コミ向け新刊(後編)の伏線もちょろっと兼ねてます。

 夏コミ新刊を買って読んでくださった方なら、後編に行くにつれどうやってカップリングになっていくのだ? と思う概念があると思います。
 ゲームみたいな流れは全く考えておらず、BLらしいふわっとした、けど悶着もあったりとそういう話で最後はハッピーエンド(?)を目指してますが、そこに行くにはパパよりもマクレディの気持ちがネイトに向くようにしなきゃいけません。
 そのきっかけがペーパーの絵に絡んできます。元々このシチュエーションは草稿としてネタ出しをした今年4月位にはなかったプロットでしたが、あまりにもくっつく要素が弱いため何かきっかけがないかと思った矢先に思いついたのがコレ。
 マクレディが好きな人なら、彼が何を言っていたかは分かると思います。このシチュエーションにも・・・。

 ちなみに当サークルのインフォメペーパーはタイトルが1号から(1998年発足当時から)「はなぽん」です。これは高校時代の友人が、自分が当時好きだった某格闘ゲームのキャラクターの愛称をこう呼んでいた事からきてます。とはいえ、大人になった今思えば全くそんな要素はないキャラなんですけどね。
 もうじき55号、四半世紀を同人と共に歩んでる事になりかねない年になってますが、描きたいものある限り続けていきたいものです。

 大分長くなってしまいました。
 夏が終わり、次はいよいよ渡米ですが、自分の行きたいところが行けそうなので、楽しんできます。まぁ、色々渡米経験のあるフォロワー様がいるから一人で渡米なんて出来るわけで、そうじゃなかったら俺は一生海外旅行なぞ行けなかったかもしれません。
 スイヌカ含め、洋ゲーに出会い同人を描くようになり、シャイニングフォースを続けてきた当時同様にいろんな人との出会いと別れもありましたが、そういった出会いを大事に、そしてその出会いが自分の世界を広げてくれるものは素晴らしいと感じ、スイヌカやコミケで買ってくれる人や友人に感謝しつつ、今回の記事を終わらせようと思います。

 それではまた。
 次はアメリカ旅行後にでも。

拍手[1回]

PR

04.07.22:19

余裕がないっ!



 ども。
 先週は定期更新できずすいませんでした&今回も定期に文章載せることができませんorz
 ネタはちゃんと上がってるんだけどね・・現在中の人のスペックに不具合が生じておりまして、満足に執筆も文章も書けない事態となってます><
 人間には冷却期間があり、その時期に入ると何も出来なくなる状況になるというのが誰しも起こると思いますが、現在中の人はそんな感じです。
 暖かい季節になじめる頃には復帰してると思いますので、生暖かく見守ってやってください。

 で。上の画像ですが。
 知ってる人は知ってるかもですが、今年の9月5日、東京ビッグサイトで行われるグッドコミックシティの中で、ベセスダゲーム(と言ってもTESシリーズとFalloutシリーズ)のオンリー同人誌即売会が開かれます。
 いやー去年10月、ベセゲーオンリー誰かやってくれないかなーとか呟いてたことがまさか本当になるとは思ってなかったので(笑)本当に嬉しい限りですね!
 で、早速エントリーを済ませまして(早いよ)無事にぷちオンリーの参加は確定しました。
 あとは当日に持ってく新刊とかノベルティを・・といいたいんですが、お前夏コミ受かったらどうするんだと言われかねない(汗
 なので、夏コミに受かった際の新刊はFallout4とメインジャンルのShiningForceIII、プチオンリーではSkyrimの新刊・・という無謀な三冊企画をただ今考えておりますが、中の人が現在何もできん状態に陥ってるのでどうなるかは分かりませんw
 とりあえず早々準備は進めていこうと思います。
 せっかくのオンリーですからね! 沢山サークルも来るみたいなので今から楽しみです。
 東京近辺にいらっしゃる方は是非とも遊びに来てやってください。サークルスペースNoとかは折ってここでも告知いたします。

 で。こっからは相変わらずの募集ですが、
①プチオンリーで売り子さんを募集してます。俺の素性を知るTwitterのフォロワーさんとかリアルの知り合いに限られますが、やってみたいーという方は是非ご連絡ください。結構切実な募集です。
②Twitterで応募しても俺の影響力じゃ全く呼びかけてもこないのでこちらでも散々言ってますが、夏コミで出すFO4新刊の挿絵、口絵その他表紙の絵を描いてくれる方を募集しております。お話の詳細とか話したりする事が出来、TwitterかLINEとかで話せる人、Skypeでも可。お礼は新刊一冊+αになりますが是非ともこちらもよろしくお願いします。
お問い合わせはお気軽に。



 今日の更新はこんなところですかね。
 なるべく早く次の話もUPしていきます、ではまた次の更新日に。

拍手[1回]

01.16.14:25

背負い込む者と、縋る者

※スカイリム二次創作小説チャプター3です。その手の部類が苦手な方はブラウザバックでお帰りを。
随分間が空いてましたので大変申し訳ないです。これは第三章です。一章から読みたい方は「蔓延る者と、弾かれ者」(http://skyrimjulian.blog-rpg.com/Entry/173/
二章「迷いし者と、招かれる者」(http://skyrimjulian.blog-rpg.com/Entry/175/)からお読みくださいませ。



 しばし、辺りの空気が張り詰めた糸のように緊張感に包まれる。
 不自然な所で言葉をとめた俺の視線の先を、残っていた周りの者達が見るやいなや、俺と、俺を見るその男の視線に圧倒された──と言っても過言ではないのかもしれない。
 その男はこちらを凝視していた。最初はふと目に入った、といった様子だったのが、次にこちらを品定めするようにねっとりと全身を嘗め回すように見る目つきに変わり、そして、
「……ここは、何処だ? あんたは誰だ」
 と言ってくる。が──つい数時間前にソルスセイムに戻ってきた俺に対して言われても正直返答に困る。仕方なく、座ったまま俺に話しかけてきた相手を見ているサドリの方を向いて、
「おい、サドリ」
 と水を向けると、彼ははっとした様子で我に返った様子で、
「あ、ああ……ここはレイブンロックにある宿屋兼酒場の中だ。あんたは倒れていたんだよ。それを見つけたここの住人が助けてくれて、ここまで運んでくれたんだ。覚えてないか?」
 倒れていた……? サドリの話を聞きながら次第に俺の表情は曇っていく。何でノルドがソルスセイムの真ん中で倒れているんだ? 少なくとも俺は目前に立つ男をスコール村で見た覚えはないのだが。
 だが男はサドリの返事に納得がいかない様子で、詰め寄るように数歩、こちらに近づき、
「……俺一人だけ?」
 真剣な面持ちで言ってくる。圧倒されたサドリが無言でこくこくと頭を上下すると、男はがくっ、とうな垂れてしまう。……何か事情があるみたいだな。
「皆、とりあえず今日のところはこれでお開きにしようぜ」
 場の緊張感が続いているせいで、すっかり白けてしまった。俺が一声かけると残っていた面々は我が意を得たりとばかりに立ち上がり、めいめい適当に挨拶を交わしてレッチング・ネッチを後にした。
 残ったのは俺とセラーナと店主のサドリ、そして先程部屋から出てきた男の四人。しばし相手の出方を待つような雰囲気になりつつも、敢えてこちらから口火を切った。
「さて、あんたの話を聞かせてくれないか。何か事情があるみたいだしな」

「……話をする前に一つ聞いても、いいか?」
 それから三十分位のち。
 腹が減ったと男が言い出したので、サドリが適当にこしらえた食事をかっ込むようにして食べ、一息ついたのか、男はぽつりと言い出してきた。
「なんだ?」
「あんたと、隣に居るのは連れ……冒険者か、何かか? ここの人達とは親しい間柄のようだったが……」
 男は長テーブルを挟むようにして向かいに座っている俺と、俺の隣に居るセラーナを交互に見ている。話しかけようとしたらサドリの方から先に「こいつは隣居るセラーナと結婚したばかりなんだ」とか余計な事を口出ししてきたので、やれやれと内心悪態をついた。誰彼構わず俺達の情報を教えなくてもいいのに。
「ああ……ここ、レイブンロックでは世話になったり世話をした事もあって、住人たちとは仲良くさせてもらってるんだ。
 ところでさっきからあんたとか言われてばかりだし、名乗っておくよ。俺はジュリアン。流れの傭兵で先程言ってた事と同様、冒険者だ。こっちはさっきサドリが言ったように、俺の連れでセラーナ」
 紹介すると、セラーナはつまらなさそうに目を伏せた。それが彼女の会釈の代わりなのだと知ったのは随分後になってからだが。
「そうか。……俺はクヴァル。シルスク広間の戦士だ」
 シルスク広間? 何処だそれは? 
 頭に疑問符が浮かんだのがばれたのか、とりなすように男は説明を始めた。
「ここから北東に行った小高い丘の上にノルド風建築の家が建っている。それがシルスク広間だ。古い昔、スコール村を出たフロスムンドと呼ばれる男が作った、新しい部族の住まう場所さ。
 そこでは強い者だけが族長となって、一族を支配してきた。俺はそのシルスク広間の誇り高き戦士だ……ったのさ」
 だった、という事は……
「ここで目覚めたとき、何で自分はベッドの上に居るのか正直現状を見極めるのに苦労したよ。ここに来るまでの事を順を追って思い出していくと……俺は戦っていた。戦っていたんだ。シルスクを奪還するために」
「奪還? 誰かに奪われたのか?」
 鸚鵡返しに問い返すしか出来なかったが、クヴァルははは、と力なく笑って目を伏せがちに話し始める。
「ああ……。突然の奇襲にこっちは成す術無く逃げるしかなかった。さっき、誇り高き戦士なんて大見得切ってたが、本当のところ、俺達は……俺や仲間は、シルスク広間の伝統や昔話に酔ってるだけで、帯剣していてもいざ戦闘となると何も出来ない弱腰、そこらのごろつきと何ら変わりはしないのさ。
 だから奇襲されても何の反撃も出来ずほうほうのていで逃げるしか出来なかった……いや、何度か反撃には及んだんだ。けどどれも相手の圧倒的な強さに歯が立たなくて……この様さ。挙句仲間は何処にいるかも分からないし……」
 奇襲、圧倒的な強さ……相手は誰だろう、サルモールか? それともあのミラークが何かしでかしてきたとか……?
「教えてくれ、あんた達を襲ったのは誰なんだ?」
 どんなに強い奴が、と思って聞いてみるが、返された答えは意外なものだった。
「リークリングだよ」
 えっ、と思わず声が漏れた。その態度が癇に障ったらしく、クヴァルはむっとした表情を浮かべ、
「リークリングの強さは侮っちゃいけない。あいつらは小さいがすばしっこく、集団で襲ってくるとひとたまりもない相手なんだからな」
 何度か対峙はしたが、それでもリークリングと戦った経験はあまり多くはない。手数で勝負してこられたらさしもの俺も圧倒されるのだろうか。圧倒される前にシャウトで蹴散らすかもしれないが。
「リークリング、というのは何度かこの島で見かけた小人ですわよね? ……あちらから襲ってくる事もありましたけど、然程強そうには見えませんでしたわよ」
 セラーナがぽつりと本音を漏らしたのをクヴァルは侮辱されたと思ったのだろう、腰に帯びた剣に手を掛けたのを俺は見逃さなかった。彼が鞘から抜こうとしたその腕を静止すべく、俺は咄嗟に自分の手を伸ばして彼のそれを掴む。
「誇り高き戦士はそんな事で剣を抜いていいものかね? それとも何か? あんたは自分の非力さを嘆くより前に、事実を突きつけられた相手の方に刃を向けるような戦士なのか?」
 ぐっと腕を掴んでいると、クヴァルは痛いと訴えてきたので仕方なく力を緩めてやった。ここまでされてさすがに剣を抜く気力は失せたのか握りから手を離す。ほっとした。……いや、ほっとしたのはセラーナが無事だったからではない。
 相手はクヴァルの方だ──彼がもし、セラーナや俺に刃を向けたりなぞしたら、彼女は魔法どころか吸血鬼の力を以ってしてでも彼を殺そうとするだろう。そうすればセラーナの正体がこちらを不安げに見ているサドリにばれてしまう。俺はともかく、セラーナが吸血鬼だという事を周りにばれたら……あまり想像はしたくない。
 勿論セラーナとて、人前でその力を使わないようにセーブはしているのは分かっている。それでも刃を向けられたりしたら……命の代償より、ねじ伏せる為に使うか。どうなるかは予想がつかない事だから。
「すまない……取り乱してしまったようだ。こんな時仲間がいたら……」
「いいさ。混乱してるんだろう? 俺でよければ力になってやる」
 言ってからしまった、と思った。ついいつもの人の良さが勝手に口に出てしまう癖はどうにかならないものか。セラーナに剣を向けたような奴の力になぞなりたくはねぇのによ。
 けど、クヴァルの憔悴しきった表情は本当に困っている様子だったし、彼の言ってる仲間の安否も気になる。仲間、とノルドが言うのなら恐らく仲間もノルドなのは間違いないだろう。俺もノルドだし……
「ほ、本当か? 本当に助けてくれるのか?! あ、ありがとう! ありがとう!!」
 クヴァルは額をテーブルにこすり付けんばかりに頭を下げてくる。先程とは打って変わった態度に、俺もセラーナもしばしぽかんとしてしまう。
「……ジュリアンとは全然違う戦士ですわね」
 セラーナがぽつりと、俺だけにしか聞こえないように小声でごちる。俺は彼女の手をぎゅっと握った。あまりそういう事を言うんじゃないぜ、という代わりに。
「じゃ、じゃぁとりあえず、仲間の安否が気になるからあんたが荒野で倒れるまでの経緯を教えて欲しい、あと──シルスク広間の場所を教えてくれないか」

 ざくっ、ざくっ、と、膝位まで積もった雪を掻き分けるようにして進むと、やや小さい湖──池と言っても差し支えなさそうだ──がある、開けた場所に出た。周りには木々も殆ど生えていない。丁寧に整地してあるのが分かる。
 池の隣にぽつんと大きな平屋があった。あれがシルスク広間なのだろう、周りにはリークリングの姿も見えない。本当にあの中に小さな小人たちが占拠しているのだろうか、と疑問に沸いた。彼らにはあの建物は大きすぎる。まぁ、大きすぎて困る事は無いかもしれないが──
 広間に入る扉に近づくと、こちらを目視していたのか、リークリング達が一斉に飛び出してきた……とはいえ攻撃はしてこず、牽制しているようである。俺は両手を広げて敵意が無い事を示した。
「話し合いに来たんだ。ここを通してくれないか」
 こちらの言葉が通じるか不安だった。何しろ彼らの“声”は何を言っているかまるで分からなかった。──今迄は。
 話しかけると、リークリングたちは目を丸くしていた。何か意外なものを見つけたような表情だった。どうしたんだ、と言うより前に、とんでもない言葉が耳に飛び込んできた。
「……ニンゲン、オレタチノコトバ、ワカルノ、カ?」
 隣に居るセラーナは怪訝そうな表情を浮かべる中、俺とリークリング達は──シルスク広間の扉の前で向かい合ったまま、互いに目を丸くしていたのだった。
 何故──言葉が分かるのか、と。




---------------------------------

 新年初スカイリム二次創作小説です。去年後半に放置しまくりの話の続きがよ~~~~~~~~やく書けました。遅くなってごめんなさい(待ってる人いたかなんて分かりませんが)

 で、書くにあたって、
 随分久しぶりにスカイリムに行きました。今年初のスカイリムです。久しぶりすぎたのと相変わらずの世界にほっとしましたwやっぱりスカイリムは居るだけで楽しい。



 暗いけど最近のジュリさん。
 ENBのせいでかなり暗い上にグラボ負荷かかりまくりですが、ENB入れてると世界が全然違うから入れてます(笑)
 なんかちょっとまた魔法使いプレイがしたくなったので(はっきり言ってカタチから入る人なので衣装がそういう系のにしてますw)杖と片手に剣を持たせてますw魔力はからっきし無いので杖に頼るばかりのうちの子ですw

 で。話し変わって。
 2016年度版のCTD記事はないのかと思われそうですが、今のところ書くことが前年度版でほぼ書きつくした感があるので、今年のCTD(トラブル関係)記事は無い感じです。今のところ。
 FO4やってばかりいるせいではないですよー(笑)まぁそれもあるんだけど(爆死

 最近はFO4の絵もちょろちょろ描いてたりします。といってもまだパイパーさんくらいしか描いてないかな。
 色んなフォロワーと仲良くなったりロマンスしたりしてますが(笑)
 スカイリムでもこういうのあってもよかったよなぁ。俺セラーナとロマンスしたい! セラーナに好きだといわせたい(どばきんに)!!
 そしてセラーナと寝るとエッチな事が。。。いやそれはFO4でもさすがにないですが(爆死)FO4だとロマンス成功すると近くで寝た時経験地UPのバフがかかるんですけど、スカイリムとこれは同じですな。

などとくだらねー事を最後にいってしまい内容が霞んでしまった方申し訳ない。
とりあえず続きものんびり上げていきます。どうぞ宜しく。
ではまた次の更新日に(今週遅れてしまいすいませんでしたorz
 

拍手[1回]

12.31.20:04

冬コミお疲れさまでしたー


一日遅れましたが、昨日コミケ89参加してきましたー
たくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました!!
↑の写真は昨日の設営完了時に撮影したものですw

今回はスカイリムのある「ゲーム(その他)」ジャンルが近かったこともあってか、たくさんの人がわざわざご足労していただき、本当に嬉しい限りです。
元々が自ジャンルのシャイニングフォースIIIで活動してるのに、スカイリムの本やグッズを押し出してばかりでしたが(笑)シャイフォの本を買ってくださった知人も来て下さったり、画像に載ってるアクリルキーホルダーも予想以上に捌けてしまって(照)作ってよかったなぁと思います。

でもゲーム(その他)ジャンルには移動しません・・
そこに行く勇気も度胸もない(笑)・・訳ではなく、シャイニングフォースIIIありきでSkyrimやFO3(もしくは4)をやっているので・・まぁプレイヤーキャラをジュリアンで作ってる時点でお察しですなw

そんな訳で今後もちょっと離れた島でSkyrimやFO4(3)をやっていきますが、どうぞ宜しくお願いします。

あ、そうそう。
今回の新刊は通販のみですが絶賛販売中ですw在庫が相当なくなったので少ないですが、ノベルティのラバーストラップも含めて通販で販売しますので、通販でもいいよ! というコミケに行けなかった諸兄殿、支部にサンプルも載せてありますので是非見て見てくださいませ。

https://slapstick.booth.pm/
今回の新刊以外もあったりしますよw

そんなこんなで、2015年も僅かですね。
本年は色々とお世話になった方が多かったです。たくさんの人と出会ったり、お話したり、充実した一年でした。
来年も今年蒔いたものを大切にしつつ更にスカイリムやFO4の二次創作とか書(描)いていけたらいいなぁと^^

それでは皆さまよいお年を!
来年もサークル「すらっぷすてぃっく百貨店(コミケでは本店)」と
当ブログを宜しくお願いいたします。

拍手[1回]

12.27.22:34

冬コミ準備オールアップです!

記事の通り。

冬コミの準備がほぼオールアップしましたー 新刊も無事出せます!!(ドンドンパフパフー

何とか頑張りました・・いやほんと。毎度毎度難産でしたが今回は新刊がスカイリムのみと決めていたので少しは楽でしたね。

改めて今回の冬コミ新刊の情報を。

C89 TESV:Skyrim新刊
「Really? Really!」
B5/24P/250Yen

で販売します。前の記事に書いたとおり、闇の一党オンリー本です。
お買い上げの方にはホワイトランの衛兵さんか、ムアイクさん、もしくは前回夏コミでまだ余っているシセロかセラーナのラバーストラップ(お手製)を一つ差し上げます。
コミケに行く際は、スカイリムやFalloutのあるゲーム(その他)とちょっと離れてますが今回は同じ東ホール繋ぎにあるゲーム(RPG)ジャンルに位置してる当サークルにもお立ち寄りくださいませ。

え? ラバストの絵とかどんなんかって?
Pixivに載せてるので(このブログの左側にもリンクできるブログパーツありますね)そこから飛んでみてみてください。
勿論通販時にも配布させていただきます。通販はPixivと連携してるBoothというサイトで販売いたします。
ただ、残念ながら以前まで使っていた新刊のDL販売はいたしません。通販のみです。
ラバーストラップをあげたいため(笑)に敢えてDL販売はしない方法を取ります。ご了承下さい。


というだけのご報告ブログでした(汗

そうそう、Fallout4日本語版も発売されましたね。
中の人は北米アマゾンで北米版のFO4同梱されたPip-boy editionを買ったので(でも原稿のせいでプレイ開始は日本語版とほぼ同時)すが、いや~~~面白いですね。

そっちの方の記事もこっちでちょろちょろーと書いていくと思います。勿論二次創作も(笑)

FO4もSkyrimも好きなので交互に載せて行けたらいいなぁ、来年からになりますがw

それでは12/30(水)
東京ビッグサイト 東ホール コ-10b
「すらっぷすてぃっく本店」でお待ちしております。

2015年年内のブログはコレが最後になるかもなので
皆様どうぞよいお年を。

拍手[1回]