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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

背負い込む者と、縋る者

※スカイリム二次創作小説チャプター3です。その手の部類が苦手な方はブラウザバックでお帰りを。
随分間が空いてましたので大変申し訳ないです。これは第三章です。一章から読みたい方は「蔓延る者と、弾かれ者」(http://skyrimjulian.blog-rpg.com/Entry/173/
二章「迷いし者と、招かれる者」(http://skyrimjulian.blog-rpg.com/Entry/175/)からお読みくださいませ。



 しばし、辺りの空気が張り詰めた糸のように緊張感に包まれる。
 不自然な所で言葉をとめた俺の視線の先を、残っていた周りの者達が見るやいなや、俺と、俺を見るその男の視線に圧倒された──と言っても過言ではないのかもしれない。
 その男はこちらを凝視していた。最初はふと目に入った、といった様子だったのが、次にこちらを品定めするようにねっとりと全身を嘗め回すように見る目つきに変わり、そして、
「……ここは、何処だ? あんたは誰だ」
 と言ってくる。が──つい数時間前にソルスセイムに戻ってきた俺に対して言われても正直返答に困る。仕方なく、座ったまま俺に話しかけてきた相手を見ているサドリの方を向いて、
「おい、サドリ」
 と水を向けると、彼ははっとした様子で我に返った様子で、
「あ、ああ……ここはレイブンロックにある宿屋兼酒場の中だ。あんたは倒れていたんだよ。それを見つけたここの住人が助けてくれて、ここまで運んでくれたんだ。覚えてないか?」
 倒れていた……? サドリの話を聞きながら次第に俺の表情は曇っていく。何でノルドがソルスセイムの真ん中で倒れているんだ? 少なくとも俺は目前に立つ男をスコール村で見た覚えはないのだが。
 だが男はサドリの返事に納得がいかない様子で、詰め寄るように数歩、こちらに近づき、
「……俺一人だけ?」
 真剣な面持ちで言ってくる。圧倒されたサドリが無言でこくこくと頭を上下すると、男はがくっ、とうな垂れてしまう。……何か事情があるみたいだな。
「皆、とりあえず今日のところはこれでお開きにしようぜ」
 場の緊張感が続いているせいで、すっかり白けてしまった。俺が一声かけると残っていた面々は我が意を得たりとばかりに立ち上がり、めいめい適当に挨拶を交わしてレッチング・ネッチを後にした。
 残ったのは俺とセラーナと店主のサドリ、そして先程部屋から出てきた男の四人。しばし相手の出方を待つような雰囲気になりつつも、敢えてこちらから口火を切った。
「さて、あんたの話を聞かせてくれないか。何か事情があるみたいだしな」

「……話をする前に一つ聞いても、いいか?」
 それから三十分位のち。
 腹が減ったと男が言い出したので、サドリが適当にこしらえた食事をかっ込むようにして食べ、一息ついたのか、男はぽつりと言い出してきた。
「なんだ?」
「あんたと、隣に居るのは連れ……冒険者か、何かか? ここの人達とは親しい間柄のようだったが……」
 男は長テーブルを挟むようにして向かいに座っている俺と、俺の隣に居るセラーナを交互に見ている。話しかけようとしたらサドリの方から先に「こいつは隣居るセラーナと結婚したばかりなんだ」とか余計な事を口出ししてきたので、やれやれと内心悪態をついた。誰彼構わず俺達の情報を教えなくてもいいのに。
「ああ……ここ、レイブンロックでは世話になったり世話をした事もあって、住人たちとは仲良くさせてもらってるんだ。
 ところでさっきからあんたとか言われてばかりだし、名乗っておくよ。俺はジュリアン。流れの傭兵で先程言ってた事と同様、冒険者だ。こっちはさっきサドリが言ったように、俺の連れでセラーナ」
 紹介すると、セラーナはつまらなさそうに目を伏せた。それが彼女の会釈の代わりなのだと知ったのは随分後になってからだが。
「そうか。……俺はクヴァル。シルスク広間の戦士だ」
 シルスク広間? 何処だそれは? 
 頭に疑問符が浮かんだのがばれたのか、とりなすように男は説明を始めた。
「ここから北東に行った小高い丘の上にノルド風建築の家が建っている。それがシルスク広間だ。古い昔、スコール村を出たフロスムンドと呼ばれる男が作った、新しい部族の住まう場所さ。
 そこでは強い者だけが族長となって、一族を支配してきた。俺はそのシルスク広間の誇り高き戦士だ……ったのさ」
 だった、という事は……
「ここで目覚めたとき、何で自分はベッドの上に居るのか正直現状を見極めるのに苦労したよ。ここに来るまでの事を順を追って思い出していくと……俺は戦っていた。戦っていたんだ。シルスクを奪還するために」
「奪還? 誰かに奪われたのか?」
 鸚鵡返しに問い返すしか出来なかったが、クヴァルははは、と力なく笑って目を伏せがちに話し始める。
「ああ……。突然の奇襲にこっちは成す術無く逃げるしかなかった。さっき、誇り高き戦士なんて大見得切ってたが、本当のところ、俺達は……俺や仲間は、シルスク広間の伝統や昔話に酔ってるだけで、帯剣していてもいざ戦闘となると何も出来ない弱腰、そこらのごろつきと何ら変わりはしないのさ。
 だから奇襲されても何の反撃も出来ずほうほうのていで逃げるしか出来なかった……いや、何度か反撃には及んだんだ。けどどれも相手の圧倒的な強さに歯が立たなくて……この様さ。挙句仲間は何処にいるかも分からないし……」
 奇襲、圧倒的な強さ……相手は誰だろう、サルモールか? それともあのミラークが何かしでかしてきたとか……?
「教えてくれ、あんた達を襲ったのは誰なんだ?」
 どんなに強い奴が、と思って聞いてみるが、返された答えは意外なものだった。
「リークリングだよ」
 えっ、と思わず声が漏れた。その態度が癇に障ったらしく、クヴァルはむっとした表情を浮かべ、
「リークリングの強さは侮っちゃいけない。あいつらは小さいがすばしっこく、集団で襲ってくるとひとたまりもない相手なんだからな」
 何度か対峙はしたが、それでもリークリングと戦った経験はあまり多くはない。手数で勝負してこられたらさしもの俺も圧倒されるのだろうか。圧倒される前にシャウトで蹴散らすかもしれないが。
「リークリング、というのは何度かこの島で見かけた小人ですわよね? ……あちらから襲ってくる事もありましたけど、然程強そうには見えませんでしたわよ」
 セラーナがぽつりと本音を漏らしたのをクヴァルは侮辱されたと思ったのだろう、腰に帯びた剣に手を掛けたのを俺は見逃さなかった。彼が鞘から抜こうとしたその腕を静止すべく、俺は咄嗟に自分の手を伸ばして彼のそれを掴む。
「誇り高き戦士はそんな事で剣を抜いていいものかね? それとも何か? あんたは自分の非力さを嘆くより前に、事実を突きつけられた相手の方に刃を向けるような戦士なのか?」
 ぐっと腕を掴んでいると、クヴァルは痛いと訴えてきたので仕方なく力を緩めてやった。ここまでされてさすがに剣を抜く気力は失せたのか握りから手を離す。ほっとした。……いや、ほっとしたのはセラーナが無事だったからではない。
 相手はクヴァルの方だ──彼がもし、セラーナや俺に刃を向けたりなぞしたら、彼女は魔法どころか吸血鬼の力を以ってしてでも彼を殺そうとするだろう。そうすればセラーナの正体がこちらを不安げに見ているサドリにばれてしまう。俺はともかく、セラーナが吸血鬼だという事を周りにばれたら……あまり想像はしたくない。
 勿論セラーナとて、人前でその力を使わないようにセーブはしているのは分かっている。それでも刃を向けられたりしたら……命の代償より、ねじ伏せる為に使うか。どうなるかは予想がつかない事だから。
「すまない……取り乱してしまったようだ。こんな時仲間がいたら……」
「いいさ。混乱してるんだろう? 俺でよければ力になってやる」
 言ってからしまった、と思った。ついいつもの人の良さが勝手に口に出てしまう癖はどうにかならないものか。セラーナに剣を向けたような奴の力になぞなりたくはねぇのによ。
 けど、クヴァルの憔悴しきった表情は本当に困っている様子だったし、彼の言ってる仲間の安否も気になる。仲間、とノルドが言うのなら恐らく仲間もノルドなのは間違いないだろう。俺もノルドだし……
「ほ、本当か? 本当に助けてくれるのか?! あ、ありがとう! ありがとう!!」
 クヴァルは額をテーブルにこすり付けんばかりに頭を下げてくる。先程とは打って変わった態度に、俺もセラーナもしばしぽかんとしてしまう。
「……ジュリアンとは全然違う戦士ですわね」
 セラーナがぽつりと、俺だけにしか聞こえないように小声でごちる。俺は彼女の手をぎゅっと握った。あまりそういう事を言うんじゃないぜ、という代わりに。
「じゃ、じゃぁとりあえず、仲間の安否が気になるからあんたが荒野で倒れるまでの経緯を教えて欲しい、あと──シルスク広間の場所を教えてくれないか」

 ざくっ、ざくっ、と、膝位まで積もった雪を掻き分けるようにして進むと、やや小さい湖──池と言っても差し支えなさそうだ──がある、開けた場所に出た。周りには木々も殆ど生えていない。丁寧に整地してあるのが分かる。
 池の隣にぽつんと大きな平屋があった。あれがシルスク広間なのだろう、周りにはリークリングの姿も見えない。本当にあの中に小さな小人たちが占拠しているのだろうか、と疑問に沸いた。彼らにはあの建物は大きすぎる。まぁ、大きすぎて困る事は無いかもしれないが──
 広間に入る扉に近づくと、こちらを目視していたのか、リークリング達が一斉に飛び出してきた……とはいえ攻撃はしてこず、牽制しているようである。俺は両手を広げて敵意が無い事を示した。
「話し合いに来たんだ。ここを通してくれないか」
 こちらの言葉が通じるか不安だった。何しろ彼らの“声”は何を言っているかまるで分からなかった。──今迄は。
 話しかけると、リークリングたちは目を丸くしていた。何か意外なものを見つけたような表情だった。どうしたんだ、と言うより前に、とんでもない言葉が耳に飛び込んできた。
「……ニンゲン、オレタチノコトバ、ワカルノ、カ?」
 隣に居るセラーナは怪訝そうな表情を浮かべる中、俺とリークリング達は──シルスク広間の扉の前で向かい合ったまま、互いに目を丸くしていたのだった。
 何故──言葉が分かるのか、と。




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 新年初スカイリム二次創作小説です。去年後半に放置しまくりの話の続きがよ~~~~~~~~やく書けました。遅くなってごめんなさい(待ってる人いたかなんて分かりませんが)

 で、書くにあたって、
 随分久しぶりにスカイリムに行きました。今年初のスカイリムです。久しぶりすぎたのと相変わらずの世界にほっとしましたwやっぱりスカイリムは居るだけで楽しい。



 暗いけど最近のジュリさん。
 ENBのせいでかなり暗い上にグラボ負荷かかりまくりですが、ENB入れてると世界が全然違うから入れてます(笑)
 なんかちょっとまた魔法使いプレイがしたくなったので(はっきり言ってカタチから入る人なので衣装がそういう系のにしてますw)杖と片手に剣を持たせてますw魔力はからっきし無いので杖に頼るばかりのうちの子ですw

 で。話し変わって。
 2016年度版のCTD記事はないのかと思われそうですが、今のところ書くことが前年度版でほぼ書きつくした感があるので、今年のCTD(トラブル関係)記事は無い感じです。今のところ。
 FO4やってばかりいるせいではないですよー(笑)まぁそれもあるんだけど(爆死

 最近はFO4の絵もちょろちょろ描いてたりします。といってもまだパイパーさんくらいしか描いてないかな。
 色んなフォロワーと仲良くなったりロマンスしたりしてますが(笑)
 スカイリムでもこういうのあってもよかったよなぁ。俺セラーナとロマンスしたい! セラーナに好きだといわせたい(どばきんに)!!
 そしてセラーナと寝るとエッチな事が。。。いやそれはFO4でもさすがにないですが(爆死)FO4だとロマンス成功すると近くで寝た時経験地UPのバフがかかるんですけど、スカイリムとこれは同じですな。

などとくだらねー事を最後にいってしまい内容が霞んでしまった方申し訳ない。
とりあえず続きものんびり上げていきます。どうぞ宜しく。
ではまた次の更新日に(今週遅れてしまいすいませんでしたorz
 
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ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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