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SkyrimとFallout4・76の二次創作メインブログです。 たまにMODの紹介も。
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04.25.17:36

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  • 04/25/17:36

01.17.00:06

たまにはマトモにMOD紹介+α

……久しぶりのダグアント・インは、相変わらず埃っぽい匂いと同時に酒と煙草の入り混じった空気を漂わせていた。いつもと変わりはない。変わりがない代わりに、珍しく人同士がぼそぼそと喋る声が聞こえてくる。声の様子からするに、この酒場の主人の片割れであるバディムと、もう一人が喋っている様子だった。

 狭い通路を抜けた先にあるのは、薄暗く開けた場所に大きなカウンターがしつらえてあり、カウンターの向こう側にはいつもの人物──バディムだ──が両手を広げた状態でカウンターにつけ、いかにもオーダー待ちのバーテンダーのような格好で突っ立っていた。ただ、その顔は正面ではなく、向かって左手、カウンターに肘をつきながら話しかけている相手に向けられている。心なしか、表情は暗い。何かあったのか、と思うより前に彼の口が開いていた。
「あんたがここからいなくなりゃ、俺の機嫌は良くなるだろうさ」
 つっけんどうな物言いに、いかにも相手にしたくない様子が窺える。言われた当の本人は、肩をすくめて見せていた。取り付く島もない、と言った様子だった。
 その人物がバディムに背中を向け、俺の方に向いて歩いてきたところで、バディムはこちらに気が付いたのか、
「おお、ネイト。一杯やってくか?」
 いつも通りの口調で声をかけてくる。先程の相手とのやり取りとはえらく態度が違うそれに、こちらに向かって歩いてきた先程までの人物が、ちらりと背後からバディムを見て、恨めしげな目線を送ったのち──今度は俺と、俺の背後にいるマクレディに目線を移してくる。
 ……いたって普通の男性だった。見覚えがないが、先程のやり取りからして、新入りという体でもないだろう。どちらにしても、俺には関係がない──そう思ってビールを二つ、注文しようかとした時だった。
「なぁ、あんた。仕事を探してないか? いい仕事がある」
 恨めし気にバディムに目線をくれていた男が、俺に向かって声をかけてきたのだ。
 ……仕事? キャップに困ってはいないが、誰かが困っているのはあまり見過ごす事が出来ない性格故に思わず目線が相手に移る。……しかし、安請け合いは考え物だ。まずは話を聞いてからでも遅くはないだろう。
「……仕事って?」
 言ってすぐ、ビールを注文しておけばよかったと思った。話が長くなるのは勘弁願いたい。俺の背後でマクレディが何か言いたげそうにカウンターを見ている。ビールが欲しいといったその態度にもう少し待て、と伝えるように俺は手を軽く振って見せた。
「受けてくれるのか? それはありがたい……勿論報酬は払う。600キャップと聞けば悪い話でもないだろう?」
「内容に拠るな」
 変に取り入れられても困る。そのため敢えてつまらなさそうに間髪入れずそう答えた。相手は黙って首肯してみせながら、再び口を開く。
「ええっと、先ずは自己紹介からさせてもらおう、俺はダスト・ザンダー。見た目は人間のそれだが、実はフェラルなんだ。……整形手術をして人間のようになってるんだ」
 まさか。彼の容貌は完全に人間のそれで、フェラル特有の皺と垂れ下がった皮膚、虹彩もなければ白目も失ったどす黒い眼球、完全に抜け落ちた毛髪……それらの特徴がまったく見当たらない。一体どうやって元の人間に戻れたのだろう。そんな手術ができる医療関係者なんてこの世界に居たか?
「……ネイトだ。背後にいるのは俺の……連れで、マクレディという」
 内心質問攻めにしたいところをぐっとこらえて、俺は自分と、マクレディの名前を紹介した。連れというだけで充分だろう。別にそれ以上の関係だったとしてもそれを伝える道理はない。
「ネイト、か。宜しく。……仕事というのは、簡単に話すとだな、俺はずっと……友人を探していたんだ。長年かけて情報を集め、ようやく友人の居場所が判明した。そこに向かってほしいんだ」
 元フェラルの友人、なんて聞くとあまりいい想像がしないが、居場所が判明したというのはどういう事だろう。
「その居場所って?」
 水を向けると、相手は何故か言い淀んだ。が──言いづらそうにぽつり、ぽつりと話していくうちにその理由が分かった。
「輝く海にあるVaultに居る。Vault141だ。俺とジェイ……ジェイってのは、友達の名前だ、……ジェイは、爆弾が落ちる前にこのVaultに居た。俺が生きているんだから、ジェイだって生きていると思うのが筋じゃないか?
 ネイト、あんたはそのVault141に向かって、友人を見つけてきてほしい。たとえ友人が死んでいたり、違っていたとしてもその証拠を見つけて戻ってきてくれればいい。お願いできるか?」
 ……成程。600キャップという値段の理由が分かった。
 まぁ、輝きの海に行く位なら、然程命に別条がある訳ではない。しっかりと放射線対策を施した上で向かえば、脅威ではないという事を俺は身をもって体験していた。しかしそんな俺と違って、マクレディは幾度となく俺に髪が抜けたら請求書を送ると言ってたな。
 髪が抜けてもフェラルになっても愛しているよ、というと大体そういった台詞は一切吐かなくなるのだが──
「分かった、いいだろう。輝きの海の何処に行けばいいのか教えてくれ」
 そうザンダーに言うと、彼は嬉しそうにありがとうと礼を述べ、俺はPip-boyのMapを表示させた上で相手に場所を教えて貰う。
「ここに、朽ち果てたリアクターサイトがある。この中からVault141に入れる筈だ。必ず戻ってきてくれ。待ってる」

「……って事になったが、いいよな、マクレディ」
 一通り依頼者ザンダーとの会話を終え、俺はバディムからビール瓶を二つ買い、一つをマクレディに投げて寄越す。彼はやっとか、といった様子でビールを口に流し込んだのち、
「ネイトがそうしたいならすればいいさ。600キャップも悪い話じゃないしな。……輝きの海、って所が気にくわないが」
「必要なら防護スーツを着ればいいさ。ファロンの地下室でも売ってただろう」
 マクレディは黙って首を横に振った。文句の一つは言わせてもらうがついていくことに変わりはない、というのを地で体現しているように見えて、俺はふふっと笑ってしまう。そういう態度が彼らしい。
「それを飲んだら準備をするぞ。ホームプレートにいくつか備蓄品を残しておいたはずだ。弾薬、食料、薬品類……足りなかったら買い付けて向かうとしよう。長い旅になりそうだな」

 実際のところ、考えていた以上に長い旅になるとはこの時、思っていなかった。
 輝きの海でリアクターサイトを見つけ、その中に入りVault141を見つける……までは順調だったんだ。 
 そのVaultに安置されていたもの──G.E.C.K.。
 既に誰かの手によって起動していた、その装置の向こう側にあったものは──G.E.C.K.によってつくらされていた、連邦に似たもう一つの“世界”だと気づくまでは──

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 あけましておめでとうございます。
 ・・・とはいえ、もう2020年の年も明けてだいぶたってしまいましたね;;
 本年もどうぞ、当ブログと中の人、共々、よろしくお願いいたします。
 
 いきなり何の話だ、と思われたでしょうが、
 上の小説めいた散文詩みたいな文章は、とあるクエストMODの導入箇所のはしり部分を文章化してみせただけです。

MODの配布サイトはこちら
Xander's Aid - DLC 

 数年前にDLして遊んだんですけど、その時はまだ完全版じゃなくて、一度は外したMODなんですけど、最近になってアプデが完了したらしく、また有志日本語化もされたので遊んでみた訳ですが、大変面白いクエストMODです。
 G.E.C.K.を起動して作った新たな世界、という連邦とは違う場所で展開するクエストの中にはメイン(上記文章化したザンダーさんの一連のクエスト)とサブクエがあり、普通に探索しても面白いです。

 数年前に入れた時と世界は変わってませんでしたが、クエストが増えてて探索のしがいがありますね。安定化もしてるのでバグもなく、CTDもなく、楽しめると思います。
 大体一連のクエやサブクエやって10時間くらいかな。長く遊ばせてもらいました。

 まぁこのGECKの世界に行く前にVault141を探索するんですけど、
 もうね、帰りたいって何度思った事か(ガクブル
 中の人はラの着くアレが大大大大大大大嫌いで、FO3の時は全く気にもしなかったのが4と76ではもう逃げ惑うしか出来ない位大嫌いなんですけど、、、まぁVaultの中っていうだけで大体予想がつきますよね、FO3の時でさえラのつくアレに襲われたのですから。

 そんなラのつくアレが大量にいるし、なおかつ集団で襲ってこられた時は本当に死を覚悟しましたとも、ええ。思わずコンソールコマンドの画面を出して止めてしまった位(笑)
 本気で4に至ってはらの着くアレをレイダーにしたり他のMOBにすりかえるMODを入れた方がいいのかもしれません・・マジもう無理なんですけど(涙

 76ではラのつくアレ以外にもダニがいるし、ほんと怖い・・

 そんなクエストMODですが、大半は俺みたいにラのつくアレが怖いぃぃなんていう人だけじゃないでしょうから、是非遊んでみてください。楽しいです。

 さて、、、こっから下ですが、もう一つ別のDLC、まぁCCのMODについての話なんですけど、ちょーと画像にエロいのがふんだんにあるので、とりあえずここでぶった切っておきます。
 見たくない人はここでブラウザバック推奨です。


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12.30.21:46

Two Shadows.

どうも、こちらのブログではご無沙汰してました。
 気づけば2019年年の瀬。年の瀬と言えばコミケ。コミケと言えば新刊……という連想ゲームで繋がっていくとおり、今回の記事は昨日参加してきたC97関連と新刊あとがきに書いてない四方山話などが満載です。
 当ブログ限定の新刊画像も載せておくので、ぜひぜひ長くなりますが、お付き合いくださいませ。


ではいつも通り、見出しから。
気になる項目から読んでもよし、最初から読んでもよし、お好みでどうぞ。

1.新刊四方山話(執筆開始から参加日前日まで)
2.C96から97にかけて
3.C98について

がんがんいきましょうー

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09.21.22:51

ひみつの たからもの



「しかし、なんでこうも、私の家は綺麗にならないのでしょうかねぇ」
 三本のアームの内、物を掴んだり、動かす腕はたった一つしかない。
 その唯一の一つのアームには、簡素に割った竹を接着剤で合わせ、先端にはボロ切れ──元は薄汚れてもいない代物だったのだろうが──が数枚合わさって一つにしばったものを竹が挟みこむ形で加えられていた。絞った先はばらけていて、持つ者のアームが上下左右に動いては、ぼろきれがばたばたと不規則な動きをする。所謂ハタキとよばれる物だった。
 そんな、前時代のさらに前時代の掃除用具だったものを、薄汚れ、ところどころに錆が浮いた金属のアームが掴んで、かつては棚の役割を果たしていた場所を叩いていた。勿論掃除の為である。埃を飛ばし、床に落ちた埃を次の段階で使う箒ではたくというのが、彼の日課であった。──爆弾が投下する前も、その後である今日に至るまで。

 三本の腕を持ち、腕の中心にある筒からは炎を吐き出しながら浮いた状態で自立移動できるロボット、商品名はMrハンディ、そして持ち主が名前を付けたその者の名前はコズワース。爆弾が投下されても壊れる事無く、彼(?)は二世紀の後にかつての主人が家に戻るまで、ずっとこの日課をこなしていた。
 主人が無くなってから最初の数十年は一番つらかった、何故なら掃いても掃いても空から死の灰が降ってきたのだから。それは放射能を帯び、彼の金属製の身体や内部にあるメモリーパッドに損傷は与えられなかったものの、周りに生き残っていた人間はばたばたと体に痣のような斑点をつけて死んでいった。
 余所の家の主が死んでも、コズワースは一人家の管理をし続けた。毎日ハタキで埃を落とし、それを箒で玄関に吐き出す。この繰り返しを二世紀続けてきたことで、主人の家に放射性降下物の影響がなくなったのは一世紀を過ぎてからだった。爆弾が直下ではなく、相当南のボストン郊外に落ちたのも影響を薄める要因でもあったのだろう。やがて死の灰は降らなくなり、空を覆っていた分厚い雲は徐々に姿を消し、やがて空に再び青空が見えるようになったころ、主人が帰ってきたのだ。
 そして、家の主が戻ってきても、コズワースは欠かさず毎日の日課を行っていた。そこで、最初の台詞に戻ると言うわけだ。
 コズワースはそんな愚痴とも諦めとも似つかない言葉を吐きながら、アームを器用に動かして棚をはたいていた。別の棚に移り、上から順にハタキを叩こうとした時、ハタキの持ち手が根本に近すぎたせいで、棚の上部まで届かない事にきがついた。
 アームが二本あれば、片手でハタキを持ち、もう片方で持ち手の位置をずらす事も出来るのだが、生憎それが出来ない仕様のため、仕方なくコズワースはアームをめいっぱい上げることで、棚の上部にハタキが当たるようにしようとした。……ギギギ、と金属がしなる音がする。
「もうちょっと……もうちょっとです!」
 と一人ごちたものの、不自然な大勢でいたせいでコズワースの筐体がぐらりと揺れた。おおっと、と言いながら慌てて体勢を戻そうとした矢先、伸ばしに伸ばしていた腕がぶん、と弧を描くように動いたせいでアームからハタキを離してしまった。かたん、と音を立ててハタキが床にはね落ちる。
「ああもう、落とす位なら最初からこうしておけばよかった」
 などと言いながら、コズワースが床に落ちたハタキを再び握ろうとした時、ちゃりん、と音が背後で鳴った。──また何か落ちたようだ。
「やれやれ、今度はいったい何が──」
 ハンディ型ロボットの特徴である、三つのセンサーアイのうち一つをぐるり、と背面に動かして、センサーアイ内部にあるズームレンズをフォーカスしながらそれを彼のメモリーに認識できる位に確認した時──コズワースの動きが止まった。

「ん……んん、……朝、か」
 薄い目を開けつつ、周りを見ると、ガラス片が申し訳程度にくっついている窓の向こうから日差しが目に飛び込んできた。既に日は青空の中腹程度まで上がっており、だいぶ寝過ごした事が見て取れる。
 それに、こっちもな。と言わんばかりに内心ごちてから、俺は自分の腹に手を当てた。──空いている事を証明するかの如く低く唸るような音が手を通して耳元に届く。
 隣で寝ていた奴はもう起きているのか、自分が寝ていた部分を除いてベッドは冷たくなっている。ふあぁ、と欠伸をしながら身を伸ばし、さっと起き上がって身支度を整えると、寝室として利用している部屋を出た。
 部屋は仕切りが点在するものの、個室となるであろう仕切るための扉は既に無くなって久しい。壁に開いた枠をくぐり、部屋から出てダイニングの方へ向かうと、カウンターテーブルを囲むようにして、コズワースと、隣に寝ていた男が顔を突き出すようにして見合っているのが見て取れた。何を見ているんだろう?
「おはよう。……寝坊しちまったな、悪い」
 声をかけると、コズワースと彼が同時にこちらを見た。ふっ、と男の方が笑みを浮かべてくる。
「おはよう、マクレディ。気にしてないよ。朝ごはん、食べるか?」
 俺の名前を呼んだ男に、俺は黙って首肯してみせるとカウンターテーブルに置かれてあったものを皿ごとこちらによこしてくる。ソールズベリー・ステーキのベリーソース掛け。もう何度となく口にしたものだが、文句も言える立場でもないし文句を言うつもりもないため、俺は黙ってそれを口に運びつつ、
「ありがとう。……さっきから何をじっと見てるんだ? ネイト?」
 彼の名前を呼ぶと、ああ、と言いながらネイトは、彼とコズワースの間に置かれてあった物をつかんで、俺に突き出した。
 赤茶けたそれは、円状の先端から、ネイトと呼んだ男の手に握られている細長い板状のものがくっついていた。板状の部分には幾重にも彫り込まれた筋がある。それは長いものもあれば短いものがいくつもより合わせられており、それと対になっているであろう錠前の構造が難解なのも見て取れた。──鍵だ。
「ずいぶんひどく腐食された鍵だな、どこで拾ったんだそんなもの」
「拾ったんじゃないんだ、コズワースがずっと持っていた物らしいんだ」
 え、と言うより早く、コズワースがセンサーアイを三つ同時に縦に振った。
「先程掃除してた時に、ちょっと体勢を崩した際に私の内部にあるインベントリ・スペースから落ちたようでして。
 この鍵の事を私もずっと忘れておりました。旦那様から預かった物にも関わらず、旦那様が戻ってきて大分経つというのに、今頃になって出てきたのですから」
 へぇ、二世紀ぶりに主の元に戻せるってわけか。ふんふんと納得しながら俺はソールズベリー・ステーキを平らげると、
「……で、ネイト? これは何処の鍵なんだ?」
 促すと、ネイトは困ったような表情を浮かべた。おや、と思うより先に彼が口から出た言葉は、
「分からないんだ。……俺がこの鍵をいつ、コズワースに預けたかもわかってなくて。何の鍵かも思い出せない。……コズワースは預けた時の事を、見つけたと同時に思い出したみたいなんだけどさ」
 勿論です、とコズワースはちょっと自慢気に言った。
「私が覚えているのは、旦那様が出かけてきた後に、家の扉を開けるなり私に近づいて、こう仰ったのです。

『これを預かっててくれないか、コズワース。……これか? これは大切なものが閉まってある所の、鍵なんだ。俺の秘密の宝物が』と」

 これは、二世紀もの間、忘れられていたものの話。
 一つの事象がきっかけで、再び巡り合えるお話。
 ──そして、その出会いが、また新たな出会いを繋ぐ話。


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 これまた半年ぶりに文章を書いてみたが、どんどん語彙力が落ちてる気がするぞい。
 ご無沙汰してます。もう秋めいてきた季節ですが、いかがおすごしでしょーか。

 上記の話は冬コミ(C97)で出す予定の新刊の物語の冒頭一部分です。文章化としたせいで割と詳細に書いてますが、漫画にすれば細かい部分は端折ると思われます。

 当初、前回のブログに書いてた話でいこうかな、と思ってたのですけど、またシリアスの話に戻るのはちょっと嫌だな、と思い、短編ショートショートなものを作ってみました。クエストMODとしてあってもおかしくない話かもしれません。 …まぁ、もしかしたらこの話もボツになって別の漫画を描くかもしれませんけど。
 コンセプトは、「もう一つあってもおかしくないじゃないか」です。何がもう一つあってもおかしくないかは秘密。
 ブログタイトルはそのまま新刊のタイトルになる予定です。今回も歌から取ってる上に邦楽のタイトルです。検索すれば出てくると思いますが俺と同年代じゃないと誰だこの歌手は、になるかもしれません。はっはっは。

 とはいえ、中の人はまだネームも書いてなければ物語のあらすじは脳内に入ってるため、まだまだ執筆段階には至ってません。色々あったのもあるせいで。
 いい加減決別を付けないと、自分がどんどん罪悪感と背徳感とやるせなさで押しつぶされて同人活動を辞める可能性もあるので(今は考えてませんが・・)、何とか折り合いがつけられるよう、向き合っていく所存です。相手とね。

 まぁ、ネタがこうしてぽつぽつ浮かんでるのだから、やる気はなるんでしょう、たぶん。

 
 さてこっからはちょっとゲイ向け(?)の記事になるので、見たくねー人はブラウザバァァック!!
 一応区切っておきまっせ。

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08.24.23:50

Burn Out

だいぶこっちが疎かになってました。
 こんばんわ。コミケが終わってもう二週間も経った後ですが、コミケアフターレポとか、その後の事とか色々今回も盛りだくさんでお送りします。
 C96で出した新刊のネット画像下ろしページもあるので、まだこの本を買ってない人はどういう本なのか興味を持ってくれたら嬉しいデス。
 一応通販もしてますので、そちらも是非見てみてくださいね。

 では今回のコンテンツはこちら

1.コミケアフターレポ
2.その後の所謂燃え尽き症候群(?)について
3.それを経ての現状
4.近況(現在プレイ中ゲームなど

気になる方は順番通りではなくタイトルから見つけて読んでみてください。


1.コミケアフターレポ

 えーまず、コミケ一日目に参加しました。来てくださったフォロワーさんや参加者様には、炎天下の暑い中スペース迄きていただき、本当にありがとうございました。
 いただいた差し入れは殆どがヒヤロンで、俺が持ってったのもヒヤロンという、ヒヤロン交換会(笑)となった一日でした。
 ほんとうに暑かったですね。急に暑くなったせいで体調に支障をきたす人が続出したと言われてますし、現に売り子できてくれた俺の友人が元々喘息を患ってたのが悪化したらしく、咳が止まらない上に炎天下歩いたせいで熱中症になりかけてしまったため早々に医者に行くように伝え、(盆休み前だったので尚更)途中抜けすることとかあって、慌ただしい一日でした。自分はしっかり暑さ対策と体調を整えていったのでアフター迄体調バッチリなのが不思議な位でしたが。
 初のジャンル移動というのもあって、今まで居心地のいい場所から抜けて新天地に向かったのは色々と新鮮さと不安さがありました。かつていたジャンルではまず遭遇しないようなハプニングにも久しぶりに遭遇したり、色々ありましたけど、とても楽しかったです。
 冬も申し込みは済ませたので(諸事情で申し込みを辞めようと思ってましたが)、また次の新刊も頑張らないと‥ですね。

 新刊は前にもここで伝えたパパマク本でした。まぁ一切男性には見向きされないジャンルでしたけど常連様以外でちらほら買ってくれた方がいたのは不思議。
 そんな新刊のネット下ろし一枚を載せておきます。夏コミないし通販で買ってくれた方は見てると思いますが (笑)


 こういうカップリング一択本はあまり描いたことがないため、色々と難産でした。PCがやばいくらい重くてこれがまた難産だったのも記憶に新しいです。何せWindows7でまだ描いてますからw
 話とマクレディの心情の変化がご都合主義すぎて中の人的にはあまり気に言ってる話ではないのですが、なんとかこぢつけようと必死こいて作った結果がコレですね。どうにもこう、もうカップル成立後の話って難しいですね。まぁ今回は成立後でもぎくしゃくした感じがあるため、そこまで苦労はなかったのですけど、やはり成立前と後では前の方が話を作るのは割と楽です。どうしても後はやる事といったらベッドを共にしたりイチャイチャしたりリア充爆発しろだったりとになるので、展開が見え透いてしまうのがつらいですね。そういうのでもうまく話を作れる人は羨ましいなあ。

 そんなC96の新刊でした。読んだ感想とかツイのリプライやここのコメントに書いてくれると中の人のモチベ上昇と泣いて喜びますので、気が向いたら是非何かしら残してやってくださいませ。
 この新刊はBOOTHで通販もしてますので、そちらもぜひ(BOOTHのリンクはPC版ブログの左カラムにリンクが貼ってあります)


2.その後の所謂燃え尽き症候群(?)について

 燃え尽き症候群というよりも、なんといいますか。。難しいですね。
 俺がコミケ参加をはじめてから20年もやってこれているのは、いくつかの理由があるのですが、そのうちの一つが、思っていた以上に自分の中で大きい意味を持っていて、そしてそれが今回(C96)でなくなってしまう事実を知り、もう二度と、同じ形で見る事が出来なくなってしまう事実に中の人が大いに打ちのめされてしまったわけです。
 そしてそれと同時に、あまりにも自分が一趣味だと思っていた事を続けてきて、あまりにも遠い場所まで来てしまった事、そしてそれと同時に過ぎ去ったもの、人、出会いと別れ、年齢など諸々の現実を見据えたことで、色々考えてしまったんです。
 まぁ、どうみても・・フツーの人とは違う生き方をしてますからね、俺。

 人は居場所というコミュニティを持つことで、最近ネットで言われている承認欲求や、自分という人間がいる意味を見出すものだといいます。
 その居場所が無くなった、という感じですね。
 
 参加した直後は全くそんな事考えてなかったのですが、後々考えると色々と自分のせいもあるのではとか、何せ中の人は今でも鬱病の病気を治療するために心療内科に通ってる人ですから、胸にぽっかり穴があいちゃって、同人活動をやる気も失せてしまったんですね。
 まぁそれ以外にも、ちょっと上手くいかない事って重なるもので、そういうのもあって尚更虚無状態になってしまったと。
 決して本が売れなかったとか、気合いれてコミケやったのに全然売り上げなかったせいだとかではないですwww ジャンル移動しても今迄と変わらんくらいだったので、全くそこら辺は関係ないですね。
 
 でもまぁ、うまくいかなかったことも少しずつ戻りはじめ、カウンセリングでその事を話したり、友達に相談したりしたこともあって、少しずつ虚無感は薄れています。


3.それを経ての現状

 ……でまぁ、虚無感が薄れて冬コミの申し込みも済ませ、ゲームに興じてる今の状況で、おかしなことにまたふっ、とネタが沸いてきたりしてきたあたり、だいぶ元に戻りつつあるのかもしれません。
 相談した事とかが功を奏したのかもしれませんがw
 そんな怠惰な夏コミ二週間後に、まさかネタが降臨してくるなんて誰が予想した状態で・・

 まぁ、まだ決定稿ではないのですが、練り直して上手くいきそうなら、またながーいパパマクの本を描くかもしれません。かもしれない、という辺りは未定なので。
 ネタは未定な上にあまりネットに載せるのは好きじゃないので(パクリだなんだと言われる可能性を極力避けたいため)詳細は伏せますが、マクレディ側が主人公になる話になりそうですね、まだわかりませんけど。
 読んでみたいって人は是非中の人にエール送ってやってください。
 今回の虚無で、自家発電発生装置(=自慰じゃなくて、物語作成装置みたいなブレインと思ってね)が故障してしまったんで、暫くは無理かなーと思ってた矢先に浮かんだものですから、自分が割と一番驚いてます。あれ? ゲームに興じる日々を送るつもりだったのはどうした? 的な。


4.近況(現在プレイ中ゲームなど


 虚無ってた頃、アパラチア(FO76)に復帰も果たしましたが、それと同時に原稿中に無料DLができるというのを知ってDLだけしておいた、Sims4をちまちま遊んでます。
 前々からシムズでラブラブなパパマクを平和に過ごさせたい、そして俺(中の人)はそれをニヤニヤしながら眺めていたい、という願望(?)が叶ってとりあえずマクレディとネイトを作って二人で生活させております。うへへ。


 とりあえずパパとマクは恋愛関係から婚約迄果たしましたとさ。
 あとはケコーン式すれば晴れて夫婦・・いや夫夫?! 

 髪型とか髭とかはCC(MODの簡易版)を探し回って探し回ってそれっぽいのをDLして顔を調整して‥という事をしてなんとかそれっぽくしてます、それっぽく、ね。

 シムズの世界ではマクレディは何故かアスリート、ネイトは諜報員をやってます(笑)
 全然休みがあわなくって全然デートしてませんけど、家が一緒(強制的に一緒にした(笑))なのでカップル成立後はベッドインもしまくり(まだエロMODは入れてませんが)、ちゅっちゅしまくりともう見てるこっちが虚無になりそうな事をしているという(滝汗

 そんなシムズと、FO76を交互に遊んでます
 アパラチアに久々に復帰した早々、知らないコンテンツを遊びつくしてますね。まだ新しいレイドとかはやってませんけど、そのうち一人でふらっと遊びにいくかもです。
 PC版プレイの方でまだまだ遊んでる方は是非誘ってやってください^^



 さて、だいぶ長くなりました。
 ボストン聖地巡礼から一年がもうそろそろで経とうとしているのもあって、そっちの旅行マンガでも描こうと思ってるのですが、虚無状態だったため全く手が付けられず。少しずつやっていけたらと思います。おそらくそれはサークルWebサイト(Noteの方)に載せると思うので、是非そちらも見てみてやってくださいませ。

 ではまた、次回更新日をお楽しみに!



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06.02.02:34

Waiting for a man Like You

1ヶ月ぶりの更新ですこんにちわ。
 ……いや今更新してるのこんにちわではないな、深夜だしなw
 コミケ当落まで一週間きりましたが、とりあえず中の人は体調を崩したりしつつも元気です。

 今回はコミケ当落前、洋ゲーオンリーのこととか、そこらへんの新刊とか。
 あとは夏コミ向けに必死こいて描いてる新刊の未公開下絵とか、そこらへんを載せておこうとおもいまっする。

 では、今回も恒例のコンテンツ目次はこちら。

 1.洋ゲーオンリーの新刊とかスペースとか
 2.夏コミ原稿進捗
 3.その他


1.洋ゲーオンリーの新刊とかスペースとか

 ついったのアカ名をまだ変えてませんけど、洋ゲーオンリーのスペースNOですが、
 西4ホール O54bですね。
 今回もほぼ島中ですな。

 で、新刊ですけど、新刊なんて呼べるもんじゃないので大変おこがましいのですが。
 昨年スイヌカ3でやったFO4VR本(?)と同じ表紙なし4枚1枚折り本で出そうと思っております。
 中身は前につぶやいてたFO76とFO4のクロスオーバーネタ。
 パパマクInアパラチア本ですね。

 中の人は昔はシャイニングフォースIIIでクロスオーバーを扱った本をいくつか出してましたが、年をとるにつれ、クロスオーバーで本を出すのは辞めたんです。
 なんというか、安易にこっちで本を出すのは逃げに転じてる気がして・・ね。
 あ、余所様のサークルで作った本はめっちゃ好きなのでクロスオーバー本があろうがなかろうが買って読みますけどww
 自分に厳しく他人にめっちゃ甘い俺の悪い癖。

 まぁなので、洋ゲー方面にシフトしてからクロスオーバーは今回初ですね。まぁクロスオーバーといっても同じアメリカ大陸のちょっと南西1200キロの場所に2世紀前の時間軸で戻るだけだしな! 1200キロというとだいたい東京→熊本間くらいの距離だし、さほど遠くはないな・・・こうして日本に当てはめてみれば、だが。

 まぁそんなたった4枚ネタのうっすいにもほどがある新刊のお値段はいつもと同じ10円です。
 4枚のうち1枚はPixivに載せてるアレなので、残り三枚描くだけで終わるんですけど(すいません・・)、ネタはもう決めてるので後はネームに起こして作業を開始するだけかな。
 また体調不良でもしない限り、多分出せるはずです。是非スペース近くまで来た際は見にきてやってください。

 

 2.夏コミ原稿進捗

 えー、4月、5月と体調を崩したせいもあって、大幅に遅れております。
 5/1から執筆を開始したんですけど、今の時点で16/28枚目までしか下絵が完成してませんww
 洋ゲーオンリーの本にかかるとまた遅れるので、今回の新刊はコミケ受かれば勿論出しますけど、大分遅れそうですね。。早期入稿できるかしら;;

 そんな下絵段階真っ最中ですが、相変わらずの当ブログ限定の下絵を公開しておきます。



 今回のネタの概要というか、走り書きのようなものは以前ここでもショートショートみたいなもんで書き起こしてましたけど、まぁ今回のコンセプトは「何年経とうと」的なものなので、記事にあるような感じで始まるもんですね。
 まぁあまり大まかな事を言うとネタバレになるので避けますが、俺はネイトもマクレディも奥さんを娶ってはいましたが、男同士で恋愛沙汰になるのはお互いにコレがはじめてだと想定して描いてます。だから手探りながら、距離を縮めていくのが理想であり、あるべき姿じゃないかと思ってますね。
 上に載せたページはこの先の展開が色々考えられるものになってますが、このあとひと悶着はあるので(笑)
 ただ、何回か中の人がツイッタで愚痴のように今回の新刊は茶番だとかぬかしてますが、こういう・・BLだけに特化した漫画の本を描くのは実を言うと同人活動でははぢめてなんですよね。 前回前々回みたいな、告白して色々経て恋人同士になって、みたいなのも似たようなもんではありますが、今回はもう恋人同士であることが前提で話が進むので、こそばゆい感じが抜けきらず、またそういうネタをあまり描いてない奴なので照れ隠しに茶番だとか言ってるんですね、あっはっは。
 まさかここまで難産とは思わなかったぞ。まぁエロはないけどな! そういうのを俺に求めるのはお門違いだ!w(開き直り

 まぁ、そんなパパマクBL本が夏コミに受かれば出せると思われます。当落のことはツイッタないし、ここでもいずれ書くと思うので、そのときにまた。

 
 3.その他

 その他・・・特にないですね。(なら何で作った
 とりあえず、そろそろ眠いので寝たい(ぉぃ

 
 はい、以上です(笑)
 突発で書いた今回の記事、次回は来月に更新となると思われますが。またその時いい近況を報告できるといいですね。

 ではまた。次回更新日に。

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