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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

白き真綿に真紅を混ぜて──サルモール大使館殺人事件③-1

※「眠れる狂気──サルモール大使館殺人事件」と
 「吟唱するは雪の精か ──サルモール大使館殺人事件(2)」の続編(チャプター03-1)です。
初めて読まれる方はこちら→からお読みください。
チャプター1のリンク(2013年10月)
チャプター2のリンク(2014年1月)
スカイリムの二次創作(メインクエストアナザーストーリィ)です。その手のが苦手な方はブラウザバックでお戻りを。


ソリチュード地方:午後17時前。天候──吹雪

 ふぇっくし! と、今日何度目かのくしゃみの音。
 これで何度目だ、と門を挟んだ反対側で突っ立っている男はぼやく。自分は一切くしゃみをしないのはノルドの血のおかげだろう。くしゃみをしまくる男は寒さにあまり強くないレッドガードなせいか。
「おい、大丈夫か?」
 一応気遣っている、という形をとるために──そんな形をとる必要があるかは別としてだ──ノルドの男は声をかけた。反対側で突っ立っている男はずず、と洟をすする音を立てつつ、
「……ああ、もうすぐ交代の時間だろう? あと少しの辛抱だと思えば我慢もできる」
 そういうのを痩せ我慢と言うんだろうな、とノルドの男は心の中で一人ごちた。確かにこの持ち場を守る任を解かれるまではあと少しといったところだった、のだが。
「ああ、……だが交代はまだだと思うぞ。最後の客人が大使館に到着するまでがこの持ち場を守る役目だろうが。この吹雪じゃ相当難儀しているだろうしな」
 淡々とした口調で言うノルドとはうってかわって、レッドガードの男はうぇ、と呻くような変な声を絞り出すように言った。
「……マジかよ。もう暗くなってきてるってのに、そいつら到着するより前に俺達の方が凍死するのが早いんじゃないかね?」
 などと弱音を吐く。──確かにこの吹雪の中馬車をこんな山頂近くまで走らせてくるのは大変だろう。道を誤って崖からまっさかさま、なんてことにもなるかもしれない。
 それでさえ載せている人物が重要人物……サルモール大使館に呼ばれる程の人物だ、何故もっと早く到着しないのか、とノルドの男は思案をめぐらせつつ、硬く閉じられた鋼鉄製の門扉の内側に目を向ける。
 屋根がついた豪華な門からやや離れた所に、吹雪いているせいでよくは見えないが三階建ての瀟洒な建物がうっすら視界に入ってくる。その向こう側はこちらからは見る事はできないが、中庭がありそれを挟んでまた離れとして別館が建てられているのだ。ノルドの多いスカイリムでこのような広々とした土地を利用した大使館なぞ、ここ以外でお目にかかった事がない。それだけサルモールの影響はすごいんだぞ、と暗に示している感じでもあり、スカイリムの人々、タロス崇拝者にとっては目の敵同然だった。
 そのせいもあって、建物の周辺には自分達と同じような格好をした傭兵らがそこかしこを見回りながら、不審者は居ないかと目を光らせて──正確に言えば単に辺りをうろついているだけなのだが──いた。時折雪や凍りついた地面に足を取られて転ぶ者も見て取れる。あんな大雑把に歩くからだ、とノルドの男は心の中で毒づいた。
 ふえっくし! とまたしてもレッドガードが放つくしゃみの声。やれやれとノルドの男は肩を竦めた時──
「……お、どうやら着いたようだぞ」
 がらがら……と馬車の車輪が立てる音が微かに聞こえてくる。レッドガードの男は鼻が詰まっているせいで満足に聞こえる事がないだろう、と踏んでの事だった。やがてぼぅ……とランタンの灯りが薄暗くなってきた吹雪の中を照らすようにして現れると、すぐに馬車の輪郭が見えるようになった。
 どう、どうと御者台に座った男の声と共に手綱が引っ張られ、馬車は一旦門扉の前で止まった。ぶるるっ、と走ってきた馬が白い息を吐きながら首を数回振ってみせる。
「マルボーン卿、遅かったですね。今門を開けます、少々お待ちを」
 ノルドの男が声をかけると、マルボーンと呼ばれた男は頷いて見せただけだった。寒い中馬車を走らせてきて疲れているのだろう。ノルドの男はレッドガードの男に促しながら、観音開きの門扉を開けてみせた。かしゃん、と金属音が鳴り響き、門が開け放たれる。
 開くと同時に手綱を馬に打つと、馬車はがらがらと再び音を立てて大使館内に入っていった。ノルドの男は好奇心から、一体どんな奴が最後にやってきたのだろう、とちらりと目を荷台に目を向ける。男と女のようだった。豪華な服を着ているものの、奇妙な事に雪を頭や肩に積もらせている。来賓をあんなぞんざいに扱っていいのだろうか、と疑問が浮かんだが、
「おいテッド、仕事終わりだ。部屋に戻ろうぜ。……おお寒い」
 レッドガードの男がノルドの男──テッドに声をかけ……再びふぇっくし! と大きな声でくしゃみを飛ばす。
 こりゃ本格的に風邪ひいたんじゃなかろうな、とテッドはやれやれと言いながら門を閉じ、持ち場を離れていった。


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 えーっと、まずはいきなりごめんなさい。
 いきなりこの話の続きを始めても訳が分からん人のが多いと思います。本当に申し訳ない。
 なんで今更この話の続きを書くのか、って思う人が多いと思います。俺も続きを書こうとは思ってませんでした(ぇ
 ただ、今まで二次創作を3年以上書いてきているのに、完結させてないのがこの話だけなんですよ。なんで当時完結させなかったのかって、ネタとかアリバイとかそういうのは関係ないんですが、ほんの少しフィードバックが欲しかったからかなーなんて。
 一応今回完結に向けて話を練り直し、あまりミステリ的なもんは入ってるかどうかは分かりませんけど、こういうアナザーストーリィ的「外交特権」を書いてみてもいいかもなーということで。

 で、書き始めが1年半以上前というのもあって、今の時間軸と大幅にズレるため、若干人間関係を勝手ながら変えさせていただきます。(どばきんさん(ジュリアン)とセラーナは結婚後、という設定。)とか。
 まぁそこらへんはあまり感じさせないように書いていくつもりなので^^;

 今回はチャプター3の1という感じで短い上にどばきんもセラーナもぜんぜん出てこなくてすいません。ぼちぼち続きは書いていきますのでお楽しみ(?)に。
 ただあまりミステリ色強くないかと思います。何故ならスカイリムじゃ殺そうが何しようが大使館の中0だしなぁ・・
 
 ではまた更新日に。最近なかなか木曜日に更新できなくてごめんちゃい。
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プロフィール

HN:
ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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