04.20.08:14
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07.22.09:32
Log in,Log out
おはようございます。
コレを書いてるのは朝の8時過ぎです。……前日FO4新刊原稿を入稿した直後に寝てしまったため、起きたのが早朝と言う有様です。
前回日記は7月初頭でしたが、まさか同じ7月に記事をもう一つ書くとは思ってませんでしたw
まぁ、中の人は最近Twitterでもあまり内情を話さないため、ブログで近況や裏話をするのが主流になりつつありますね。
なのでほんぢつの記事はFO4夏コミ新刊の四方山話ですw
裏話的なものと、ブログ限定画像もあったりします。楽しんでいただけたら幸いです。
ということで昨日付けではありますが、夏コミ(とスイヌカ3)Fallout4新刊原稿を印刷会社に入稿し、無事第三次脱稿(入稿完了)となりました。
あとは印刷会社からの入稿受付が来れば完了ですが、これからまだまだ中の人はシャイニングフォースIIIの新刊原稿を描かなきゃあかんので(滝汗)まだまだ終わらないといった有様です。
それが終われば次はスイヌカ向けの新刊を、と思ってますが、、大分FO4新刊脱稿が遅かったため、どうなるかはちょっと未定です。
新刊の表紙(タイトル込み)はこちら。
タイトルは前に言ったとおりIt’ a Mistake となってます。
このタイトルは俺の大好きなオーストラリアで活動してたバンド「Men At Work」の代表曲から取ってますw まぁぐぐれば一発で出てくるタイトルですね。
歌の内容が80年代に世界中で行方を静観させられていた冷たい戦争(冷戦ともいいますね。知らん人はぐぐってね)を扱った歌で、戦争を皮肉っている歌で、戦争によって何もかも失ったネイトさんにぴったりだなーというのと、マクレディがネイトを助ける事によって起きる一連の出来事(今回の話の始まり)に対して(現状では)ミスったな、って揶揄を込めて決めたタイトルです。
Men At Workというと大体「Down Under」が有名ですけど、俺はこっちの歌のが好きです。PV含めて。
絵の内容は別に特にこれと言った事はないですが、構造とかは十年ほど前に買った好きな同人作家の表紙の構造をちょっと真似てます。描いた人も無名だし、ゲームタイトルも違うので今となっては知る人もおらんでしょうけど、その方の描いた表紙は今でも好きですw
前回(冬コミ)の本は水の中に落ちる二人を描いてましたけど、今回はボストンの夕日を背にしたものを描きたいなーと思ってたので即決でした。マス・フュージョンビルのほうに西日が落ちるので、この絵を描いた場所はリベルタリアと俺は勝手に決めてます。
空の印象はバニラの夕日を参考にしたかったんですけど、いざ塗ってみると中々色味がぱっとしなくて、これじゃつまらんなーと思ったので、敢えて色味を変えてアニメ的な感じにしてます。
次に新刊につけるノベルティグッズの画像を公開(支部には載せてますけどね・・w
大体見れば分かると思いますが、ICカードステッカーです。最近はわざわざ剥がさずとも機械におけばチャージしてくれる奴も増えたので、作ってみようと思って製作しましたw
一枚目はヌカワールドとボストンを繋ぐトランシットセンターで作られてる(と勝手に想像して)ものを模して作ったカードの画像と、二枚目は地下鉄プロテクトロンがトークン見せろや、というのを勝手に作ってみたのSUICA画像。
画像自体は然程アレですが、コレで苦労したのは一枚目で使用したフォント。
実際のゲームと同じフォントを探すのに相当苦労しました(実際見つけたときはああ、あったんだ、と思いましたが)。そのフォントも有料だったので泣く泣く金を払ってフォントをゲットしたのは秘密。そんなに安くもなかったしね・・
そんなのを捜すのに一日かかったのもこれまた今となっては笑い話。
コーラ瓶の画像は無料素材からお借りして合成、変換させております。
ただ新刊の数に対してステッカーは全部を用意できなかったので数に限りがあります。ごめんなさい。
まぁ使うかどうかはアレですが、、
ほんとは当初のノベルティは栞にしよーかなとおもってました。
まぁそれはまた次の機会に。
新刊原稿執筆中は色々聞いてましたが、今回は世にも奇妙な物語や、作業用稲川淳二や、洋楽や色々聞いてました。中でも印象強かったのはGenesisのLand of Confusionや(一時期タイトルにしようかと思ってた)、鈴木雅之のさよならいとしのBaby Bluesとか聞いてましたねえ。さよなら~は歌の出だしも歌詞も雨の中を一人彷徨う失恋した男性の感じが今回のパパマクに似ててよく聞いてました。まあ歌詞は男性同士じゃないですけど(当たり前だ
とりあえず3ヶ月ちょいかかって何とかFO4新刊は脱稿できました。
表仕込み40Pなんてダレが買うのか分かりませんが、どうぞよろしくです。
けどこれ前編なんだよね・・(絶句
今回は新刊四方山話と云う事でお送りいたしました。
気になる方は是非新刊を手にとって楽しんでいただければ幸いです。
スイヌカはまだスペースNo出てませんけど、コミケは8/10金曜日、東ホールQ21aでお待ちしております。
ではまた次のブログ記事でお会いできます事を。
コレを書いてるのは朝の8時過ぎです。……前日FO4新刊原稿を入稿した直後に寝てしまったため、起きたのが早朝と言う有様です。
前回日記は7月初頭でしたが、まさか同じ7月に記事をもう一つ書くとは思ってませんでしたw
まぁ、中の人は最近Twitterでもあまり内情を話さないため、ブログで近況や裏話をするのが主流になりつつありますね。
なのでほんぢつの記事はFO4夏コミ新刊の四方山話ですw
裏話的なものと、ブログ限定画像もあったりします。楽しんでいただけたら幸いです。
ということで昨日付けではありますが、夏コミ(とスイヌカ3)Fallout4新刊原稿を印刷会社に入稿し、無事第三次脱稿(入稿完了)となりました。
あとは印刷会社からの入稿受付が来れば完了ですが、これからまだまだ中の人はシャイニングフォースIIIの新刊原稿を描かなきゃあかんので(滝汗)まだまだ終わらないといった有様です。
それが終われば次はスイヌカ向けの新刊を、と思ってますが、、大分FO4新刊脱稿が遅かったため、どうなるかはちょっと未定です。
新刊の表紙(タイトル込み)はこちら。
タイトルは前に言ったとおりIt’ a Mistake となってます。
このタイトルは俺の大好きなオーストラリアで活動してたバンド「Men At Work」の代表曲から取ってますw まぁぐぐれば一発で出てくるタイトルですね。
歌の内容が80年代に世界中で行方を静観させられていた冷たい戦争(冷戦ともいいますね。知らん人はぐぐってね)を扱った歌で、戦争を皮肉っている歌で、戦争によって何もかも失ったネイトさんにぴったりだなーというのと、マクレディがネイトを助ける事によって起きる一連の出来事(今回の話の始まり)に対して(現状では)ミスったな、って揶揄を込めて決めたタイトルです。
Men At Workというと大体「Down Under」が有名ですけど、俺はこっちの歌のが好きです。PV含めて。
絵の内容は別に特にこれと言った事はないですが、構造とかは十年ほど前に買った好きな同人作家の表紙の構造をちょっと真似てます。描いた人も無名だし、ゲームタイトルも違うので今となっては知る人もおらんでしょうけど、その方の描いた表紙は今でも好きですw
前回(冬コミ)の本は水の中に落ちる二人を描いてましたけど、今回はボストンの夕日を背にしたものを描きたいなーと思ってたので即決でした。マス・フュージョンビルのほうに西日が落ちるので、この絵を描いた場所はリベルタリアと俺は勝手に決めてます。
空の印象はバニラの夕日を参考にしたかったんですけど、いざ塗ってみると中々色味がぱっとしなくて、これじゃつまらんなーと思ったので、敢えて色味を変えてアニメ的な感じにしてます。
次に新刊につけるノベルティグッズの画像を公開(支部には載せてますけどね・・w
大体見れば分かると思いますが、ICカードステッカーです。最近はわざわざ剥がさずとも機械におけばチャージしてくれる奴も増えたので、作ってみようと思って製作しましたw
一枚目はヌカワールドとボストンを繋ぐトランシットセンターで作られてる(と勝手に想像して)ものを模して作ったカードの画像と、二枚目は地下鉄プロテクトロンがトークン見せろや、というのを勝手に作ってみたのSUICA画像。
画像自体は然程アレですが、コレで苦労したのは一枚目で使用したフォント。
実際のゲームと同じフォントを探すのに相当苦労しました(実際見つけたときはああ、あったんだ、と思いましたが)。そのフォントも有料だったので泣く泣く金を払ってフォントをゲットしたのは秘密。そんなに安くもなかったしね・・
そんなのを捜すのに一日かかったのもこれまた今となっては笑い話。
コーラ瓶の画像は無料素材からお借りして合成、変換させております。
ただ新刊の数に対してステッカーは全部を用意できなかったので数に限りがあります。ごめんなさい。
まぁ使うかどうかはアレですが、、
ほんとは当初のノベルティは栞にしよーかなとおもってました。
まぁそれはまた次の機会に。
新刊原稿執筆中は色々聞いてましたが、今回は世にも奇妙な物語や、作業用稲川淳二や、洋楽や色々聞いてました。中でも印象強かったのはGenesisのLand of Confusionや(一時期タイトルにしようかと思ってた)、鈴木雅之のさよならいとしのBaby Bluesとか聞いてましたねえ。さよなら~は歌の出だしも歌詞も雨の中を一人彷徨う失恋した男性の感じが今回のパパマクに似ててよく聞いてました。まあ歌詞は男性同士じゃないですけど(当たり前だ
とりあえず3ヶ月ちょいかかって何とかFO4新刊は脱稿できました。
表仕込み40Pなんてダレが買うのか分かりませんが、どうぞよろしくです。
けどこれ前編なんだよね・・(絶句
今回は新刊四方山話と云う事でお送りいたしました。
気になる方は是非新刊を手にとって楽しんでいただければ幸いです。
スイヌカはまだスペースNo出てませんけど、コミケは8/10金曜日、東ホールQ21aでお待ちしております。
ではまた次のブログ記事でお会いできます事を。
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07.01.23:48
JulyからSeptemberまで
CAUTION!
※毎度以下略のパパマクが多いです。エロはないですがエロに入るようなSSもあるので男性同士に興味ない方、
中の人に私怨がある方、
パパマクに興味がない方、
長い文章に興味がない方、
どういうプレイしてるんだ? と思われる方は素直にブラウザバック推奨。
ご無沙汰してました。
まさか5月から次にブログを書くのが7月、しかも洋ゲーオンリーの終わった後に帰宅してぼつぼつ書いてるなんて誰が予想しただろうか・・
だいぶこっちを放置している間に、原稿の進捗だのコミケの当落だのFallout76の発表だのあって、そして洋ゲーオンリーが終わってと、色々ありましたね。
なので今回も項目ごとに分けて記事を書きます。
長くなると思いますが、パパマクSSもあったりするので最後までお付き合いいただければ。
1.コミケの当落と新刊情報(確定)
2.スイヌカからボストン旅行まで
3.ポーズMODが更新したから遊んでみたよ(二か月分(笑))
1.コミケの当落と新刊情報(確定)
C94の当落ですが、まぁいつも通り受かりました。
いつも通り洋ゲージャンルと違うゲーム「RPG」の枠ですが、金曜日 東ホール Q21aでサークルスペース取ってます。
新刊ですが、前回の記事にも書いてたと思いますけど、4月から作業をしていた原稿が現在完成に向けて進んでおり、恐らく今週末で本文完全脱稿(第一次脱稿)が完了する筈。
なんでそんなに急いでるのかといいますと、今回はページ数が多い上にメインジャンルのシャイニングフォースIIIでも新刊を出さないといかんので、どうしてもそっちを落とすわけにもいかないため、早々やってる次第であります。
新刊はパパマクの長編の上に前編のみですが、後編は冬コミで出します。もうタイトルまで決まってるのが珍しい位ですが・・タイトルも確定してるから公表はしておきますかね。
C94(夏コミ)新刊
Fallout4 パパ×マクレディ新刊「It's a Mistake」(長編前編)
P40 B5 ¥500(断腸の思いですがお値段この値段ですごめんなさい。。)
C95(冬コミ)新刊予定
Fallout4 パパ×マクレディ新刊「PSALM 34(仮)」(長編後編)
P未定 B5 値段未定(そりゃそうだ)
どちらも歌から取ったタイトルなのだ・・どちらもそれっぽい話の上に出来てる歌なので(片方に至ってはアレだが)
まぁFO4の本のタイトルは一番最初に出した本(パパさんとマクレディさんと。)以外はほぼ歌か曲からタイトル取ってるので・・
夏コミの本はスイヌカでも売りますので、どうぞ宜しく。
2.スイヌカからボストン旅行まで
で、コミケが終われば次はスイヌカで、、
一応新刊は出す予定ではありますが、どうなるかは本気で未定です。
一応VRの方を、とも思ってますがプレイ日記みたいなのは出したくないので、これまた考え中であります・・
それが終わってからはいよいよボストン一人旅に行くのですが、まー不安だらけですね。
有難いことにボストンに行った事のあるフォロワーさんがTwitterでおり、色々とアドバイスをいただいてるので、全く海外旅行したことない俺には大変助かってます、ありがとう。
生きて帰ってこれるか今の所不安しかないですが(滝汗)、とりあえず何が何でもグッドネイバーだけは自力で行ってやるって決めてるので、がんばってきますわ。
マクレディのフィギュアと一緒に聖地巡礼いってきます。。。でも聖地巡礼本は出しません(爆
3.ポーズMODが更新したから遊んでみたよ(二か月分(笑))
さあやってまいりました今回もマクレディSS目白押しです。
前回みたいに肌色満載ではないので俺としては一安心(爆死
Just a pose MODというのが前々の記事くらいだったかな? で紹介したとおもいますが、それが6月末にアプデきてて、ペアポーズ(キスもあるみたいだが)が増えてたので、あれやこれやと撮ってみました。
このポーズ、前はなかったかな~と思ってましたがアプデ前からありました(汗
でも撮ってなかったのでまぁいいやとw
せっかくなので戦闘っぽくさせようと、ラストデビルさんにお越しいただき、戦闘してる感じを撮ってみました。ややピントを合わせるのに苦労しましたが・・。
晴れてたり雨ってたりしてますが、コンソールコマンドで変えたりしてます・・w
これはポーズMODじゃないで・・いやポーズMODか(笑)
釣竿を装備して釣りができるMODが出ましてでしてね、それを知った日は原稿そっちのけでMOD入れてマクレディに持たせて釣りをしてる感じのSSを撮ってました。
ちなみにこういうポーズで釣りはしません。竿を武装させた状態でポーズをかけ、橋のへりまでマクレディを移動させてSSを撮ってます。
しかしこの釣竿、魚よりガラクタが釣れるのが面白いですね。。w
再びポーズMODに戻ります。
肩にかけるのがかっこよかったので。
ポーズかけると普通に(武装状態で)こうやって肩にかけてくれるのが嬉しい。
ペアポーズそのいち。
パパとマクレディにかけてます。パパの手が女性の腰を想定している位置にあるため、マクレディだとウエストが太い(笑)のか普通に手がめりこみますww
その2。
ベッドインしてるけど、よく考えたら二人とも素っ裸の方がよかったな、と思える(汗
マクレディの足が長いのでベッドのへりにのっけてるのが笑える。
ちなみにこの部屋は何処? と思われますが、住める部屋MODです。市街地のアパートをMODで一部を部屋として使えるようにしてますね。何度かここでもSS見せたかな。ベッドが一つなのに枕が二つあるのがミソ。
末永く爆発しろと言いたくなる・・・(汗
マクレディの内股が気持ち悪い(コラ
なのでアップで撮ってみるけど両目で上目遣いされるとこれがまた気持ち悪くて(ぉぃ
片目で上目遣いのSSでご勘弁を。
ここのあぱーつめんつが狭い一角の寝室なので、ほんとに二人の世界だな。
以上です(笑)
お楽しみいただけましたでしょうか?w
一部Twitterで先に上げてますが、一部は今回初ですねえ いやーパパマクって、本当にいいものですね~(水野晴郎みたいな言い方をしてはいけない
また原稿の合間にゲームをしてはSSをTwitterで上げていくと思われますが、こっちでもちょろちょろ上げていきたいでえすね・・ただ、コミケまでは多忙に次ぐ多忙なのでなかなか上げられないと思われます・・
次はコミケ前に上げられるといいですね。頑張ります。
ではまた、次回のブログ記事で。
しまった中の人今月誕生日だった・・・(絶句
年を取りたくない・・
05.01.20:14
Black Rain
──雨。
ばたばたばた、と地面を穿つように打っては、吸い込み切れなくなったアスファルトの上を流れるようにしている、雨。
ざあざあと、降りしきるだけの音が響く廃墟となった、巨大な街の一角──路地裏で、雨粒の落ちては立てる水飛沫と、音に混じって、不規則な音が響いていた。
どっ、という鈍く響く音は、本来耳をすまさなければ雨音にかき消されてしまう位か細いそれだったが、路地裏という狭い空間で、くぐもった音は逆に響く原因にもなった。だから、その音の発生源を辿ろうと思えば辿ることは可能だっただろう……辿ろうとする者がいれば、だが。
がっ! と、ひときわ大きい音を立てた者と、立てた相手は僅かに体を浮かせ──そのままのけぞるような格好で頭から地面に落ちていった。
がしゃあああん、と、屑鉄や残骸まみれの地面にそのまま倒れる。大きな音を立てて落ちたそれは人間であり、ひときわ大きい音を立てた証でもあるかのごとく、その者の頬は殴られて内側にややへこんでいた。その頬を濡らすがごとく雨粒が容赦なく降り注ぐ、が──倒れた相手は気を失ったのかはたまた死んだのか、頬を打つ雨に意識を戻して目を開けようとはしない。
そして、倒れた者よりわずか数歩、路地裏の奥側に入った場所で、両肩を動かしながら、右手を突き出している者。肩で息をしている姿は疲労困憊といったようすで、雨音に混じってはぁはぁと荒げた息遣いが聞こえてくる。
しかし、その息遣いを聞く者は一人としていなかった。……いや、最初は居たのだ。元々は一人でふらついていた者を、囲むように何人かのヒトが近づいてきたのだから。
「よぉ、兄さん。……こんな雨の中、一人で何してるんだい?」
とか言っていた──雨と、路地裏に耳があればそう証言したかもしれない。いかにも柄の悪そうな連中の方から近づいてきたんだ。と。
予想に反して、柄の悪い連中はふらふら歩いていた男にあっという間に数人叩き潰されてしまい、残った連中は這う這うの体で逃げていく。
後に残ったのは、頽れるようにして重なっている数人の男女の死体──といっても差し支えないだろう──と、先程言った肩で息をしている男性だけだった。
はぁはぁと息を喘がせ、男は最早体力も尽きたかのように壁にもたれた。そのままずるずると壁を這うようにして尻が濡れた地面にくっつく。濡れた地面に腰を下ろすなんて、と思われるだろうが、傘をさしていない彼は既に全身ずぶ濡れていた。青いつなぎのような服は所々が汚れ、破けている。
顔は殴られた跡が青黒く痣をつくり、刃物で切り付けられた部分は血が滲んでいた。しかしそんなこともお構いなしに、男は虚ろな目で空を見ていた。雨粒が時々目に入り、それが涙のように頬を伝い落ちる。
何故、と何度も問いかけた。何度も、だ。
その答えはなかった。必死で探した。一人は成す術なく目の前で殺されるのを眼前でただ見ているしかなく、そしてもう一人は奪われていくのを。ただ、ずっと。
だから探した。探そうとした。探そうとしたのに、心が追い付かなかかった。
世界の変貌に、時間の流れに、自分の立場に、そして──誰も知る人のいない絶望的な孤独に。
「どうして、……どうして。ノーラ、ショーン……俺は、俺には───できないよ」
同時刻。再び、雨音と混じって立てる、今度は規則的な音。
誰かが走る音だった。ぱしゃぱしゃと、水音を立てながら走る。何かに逃げているようにも見えたが、実際の所違っていた。濡れるのが大嫌いなその者は、一分でも早く濡れない場所に辿り着こうと、大慌てで走っていたのだ。
が──足が突如止まった。ぱしゃん、と足を止めたと同時に大きな水飛沫が上がり、靴とスラックスの裾をじっとり濡らし不快感に彼は唸り声を上げかけたが、それよりも異質なものが目の前にあった。──血痕だった。しかも、雨に殆ど流されておらず、まだ新しい。
彼は黙ったまま、つ、と目だけをぎょろりと動かすようにして横──建物と裏路地のある方面──を見ると、暗い路地の中に、何かが居た。濡れた地面にずぶ濡れていた……ネイトの姿を。
「……おい」
ネイトの方へ手を伸ばす男の姿は──マクレディ。
物語は、ここから始まる。
----------------------------------------
久々に文章書いたら文章力が落ちててダメだこりゃ。
どうも。久々でもないですね。
原稿の進捗はちょうどいま前編の半分程度のネームが終わっているところでGW中です。
今年は9連休もらえたので、のんのんゲームと原稿と映画で過ごしております。
で、上の話は夏コミ(スイヌカ)で出す本の冒頭部分を文章で起こしたもんですね。
そういや今回の新刊のあらすじ書いてないなと思って、ごりごり書いてみました。
物語はこっから始まって、最後まで一応流れは頭の中に入ってますが、前編は殆どカップリングらしいカップリング要素がありません。後編の方がやや激しいかな。エロはないけど激しいキスシーンはあるかもしれません。……ええ、あるかもしれません、ですね。
23年目同人活動やってますけど、22年の間エロを描いたのは・・・1回しかなくて、しかもしれもたった1ページだけの回想で終わるというだけのものしか描けないので……ただ、もしーかしたらエロに行くまでの導入は描くかもしれません(またかもしれませんかよw
なのであまりご期待せずのんのんお待ちください。
さてこっから番外編というおまけですが、、ええ、また例のアレ(笑)がアプデ来たんでアプデがきたならやらざるを得ない(覇王翔〇拳か?)と思って入れてSS撮りました。
なのでこの下見たくない人はブラウザバック推奨でし。(一応分けておくね・・そんなにアプデで体位が増えた訳でもないのであまり撮ってないんだけど)
ばたばたばた、と地面を穿つように打っては、吸い込み切れなくなったアスファルトの上を流れるようにしている、雨。
ざあざあと、降りしきるだけの音が響く廃墟となった、巨大な街の一角──路地裏で、雨粒の落ちては立てる水飛沫と、音に混じって、不規則な音が響いていた。
どっ、という鈍く響く音は、本来耳をすまさなければ雨音にかき消されてしまう位か細いそれだったが、路地裏という狭い空間で、くぐもった音は逆に響く原因にもなった。だから、その音の発生源を辿ろうと思えば辿ることは可能だっただろう……辿ろうとする者がいれば、だが。
がっ! と、ひときわ大きい音を立てた者と、立てた相手は僅かに体を浮かせ──そのままのけぞるような格好で頭から地面に落ちていった。
がしゃあああん、と、屑鉄や残骸まみれの地面にそのまま倒れる。大きな音を立てて落ちたそれは人間であり、ひときわ大きい音を立てた証でもあるかのごとく、その者の頬は殴られて内側にややへこんでいた。その頬を濡らすがごとく雨粒が容赦なく降り注ぐ、が──倒れた相手は気を失ったのかはたまた死んだのか、頬を打つ雨に意識を戻して目を開けようとはしない。
そして、倒れた者よりわずか数歩、路地裏の奥側に入った場所で、両肩を動かしながら、右手を突き出している者。肩で息をしている姿は疲労困憊といったようすで、雨音に混じってはぁはぁと荒げた息遣いが聞こえてくる。
しかし、その息遣いを聞く者は一人としていなかった。……いや、最初は居たのだ。元々は一人でふらついていた者を、囲むように何人かのヒトが近づいてきたのだから。
「よぉ、兄さん。……こんな雨の中、一人で何してるんだい?」
とか言っていた──雨と、路地裏に耳があればそう証言したかもしれない。いかにも柄の悪そうな連中の方から近づいてきたんだ。と。
予想に反して、柄の悪い連中はふらふら歩いていた男にあっという間に数人叩き潰されてしまい、残った連中は這う這うの体で逃げていく。
後に残ったのは、頽れるようにして重なっている数人の男女の死体──といっても差し支えないだろう──と、先程言った肩で息をしている男性だけだった。
はぁはぁと息を喘がせ、男は最早体力も尽きたかのように壁にもたれた。そのままずるずると壁を這うようにして尻が濡れた地面にくっつく。濡れた地面に腰を下ろすなんて、と思われるだろうが、傘をさしていない彼は既に全身ずぶ濡れていた。青いつなぎのような服は所々が汚れ、破けている。
顔は殴られた跡が青黒く痣をつくり、刃物で切り付けられた部分は血が滲んでいた。しかしそんなこともお構いなしに、男は虚ろな目で空を見ていた。雨粒が時々目に入り、それが涙のように頬を伝い落ちる。
何故、と何度も問いかけた。何度も、だ。
その答えはなかった。必死で探した。一人は成す術なく目の前で殺されるのを眼前でただ見ているしかなく、そしてもう一人は奪われていくのを。ただ、ずっと。
だから探した。探そうとした。探そうとしたのに、心が追い付かなかかった。
世界の変貌に、時間の流れに、自分の立場に、そして──誰も知る人のいない絶望的な孤独に。
「どうして、……どうして。ノーラ、ショーン……俺は、俺には───できないよ」
同時刻。再び、雨音と混じって立てる、今度は規則的な音。
誰かが走る音だった。ぱしゃぱしゃと、水音を立てながら走る。何かに逃げているようにも見えたが、実際の所違っていた。濡れるのが大嫌いなその者は、一分でも早く濡れない場所に辿り着こうと、大慌てで走っていたのだ。
が──足が突如止まった。ぱしゃん、と足を止めたと同時に大きな水飛沫が上がり、靴とスラックスの裾をじっとり濡らし不快感に彼は唸り声を上げかけたが、それよりも異質なものが目の前にあった。──血痕だった。しかも、雨に殆ど流されておらず、まだ新しい。
彼は黙ったまま、つ、と目だけをぎょろりと動かすようにして横──建物と裏路地のある方面──を見ると、暗い路地の中に、何かが居た。濡れた地面にずぶ濡れていた……ネイトの姿を。
「……おい」
ネイトの方へ手を伸ばす男の姿は──マクレディ。
物語は、ここから始まる。
----------------------------------------
久々に文章書いたら文章力が落ちててダメだこりゃ。
どうも。久々でもないですね。
原稿の進捗はちょうどいま前編の半分程度のネームが終わっているところでGW中です。
今年は9連休もらえたので、のんのんゲームと原稿と映画で過ごしております。
で、上の話は夏コミ(スイヌカ)で出す本の冒頭部分を文章で起こしたもんですね。
そういや今回の新刊のあらすじ書いてないなと思って、ごりごり書いてみました。
物語はこっから始まって、最後まで一応流れは頭の中に入ってますが、前編は殆どカップリングらしいカップリング要素がありません。後編の方がやや激しいかな。エロはないけど激しいキスシーンはあるかもしれません。……ええ、あるかもしれません、ですね。
23年目同人活動やってますけど、22年の間エロを描いたのは・・・1回しかなくて、しかもしれもたった1ページだけの回想で終わるというだけのものしか描けないので……ただ、もしーかしたらエロに行くまでの導入は描くかもしれません(またかもしれませんかよw
なのであまりご期待せずのんのんお待ちください。
さてこっから番外編というおまけですが、、ええ、また例のアレ(笑)がアプデ来たんでアプデがきたならやらざるを得ない(覇王翔〇拳か?)と思って入れてSS撮りました。
なのでこの下見たくない人はブラウザバック推奨でし。(一応分けておくね・・そんなにアプデで体位が増えた訳でもないのであまり撮ってないんだけど)