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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

Black Rain

──雨。
 ばたばたばた、と地面を穿つように打っては、吸い込み切れなくなったアスファルトの上を流れるようにしている、雨。
 ざあざあと、降りしきるだけの音が響く廃墟となった、巨大な街の一角──路地裏で、雨粒の落ちては立てる水飛沫と、音に混じって、不規則な音が響いていた。
 どっ、という鈍く響く音は、本来耳をすまさなければ雨音にかき消されてしまう位か細いそれだったが、路地裏という狭い空間で、くぐもった音は逆に響く原因にもなった。だから、その音の発生源を辿ろうと思えば辿ることは可能だっただろう……辿ろうとする者がいれば、だが。

 がっ! と、ひときわ大きい音を立てた者と、立てた相手は僅かに体を浮かせ──そのままのけぞるような格好で頭から地面に落ちていった。
 がしゃあああん、と、屑鉄や残骸まみれの地面にそのまま倒れる。大きな音を立てて落ちたそれは人間であり、ひときわ大きい音を立てた証でもあるかのごとく、その者の頬は殴られて内側にややへこんでいた。その頬を濡らすがごとく雨粒が容赦なく降り注ぐ、が──倒れた相手は気を失ったのかはたまた死んだのか、頬を打つ雨に意識を戻して目を開けようとはしない。
 そして、倒れた者よりわずか数歩、路地裏の奥側に入った場所で、両肩を動かしながら、右手を突き出している者。肩で息をしている姿は疲労困憊といったようすで、雨音に混じってはぁはぁと荒げた息遣いが聞こえてくる。
 しかし、その息遣いを聞く者は一人としていなかった。……いや、最初は居たのだ。元々は一人でふらついていた者を、囲むように何人かのヒトが近づいてきたのだから。
「よぉ、兄さん。……こんな雨の中、一人で何してるんだい?」
 とか言っていた──雨と、路地裏に耳があればそう証言したかもしれない。いかにも柄の悪そうな連中の方から近づいてきたんだ。と。
 予想に反して、柄の悪い連中はふらふら歩いていた男にあっという間に数人叩き潰されてしまい、残った連中は這う這うの体で逃げていく。
 後に残ったのは、頽れるようにして重なっている数人の男女の死体──といっても差し支えないだろう──と、先程言った肩で息をしている男性だけだった。

 はぁはぁと息を喘がせ、男は最早体力も尽きたかのように壁にもたれた。そのままずるずると壁を這うようにして尻が濡れた地面にくっつく。濡れた地面に腰を下ろすなんて、と思われるだろうが、傘をさしていない彼は既に全身ずぶ濡れていた。青いつなぎのような服は所々が汚れ、破けている。
 顔は殴られた跡が青黒く痣をつくり、刃物で切り付けられた部分は血が滲んでいた。しかしそんなこともお構いなしに、男は虚ろな目で空を見ていた。雨粒が時々目に入り、それが涙のように頬を伝い落ちる。
 何故、と何度も問いかけた。何度も、だ。
 その答えはなかった。必死で探した。一人は成す術なく目の前で殺されるのを眼前でただ見ているしかなく、そしてもう一人は奪われていくのを。ただ、ずっと。
 だから探した。探そうとした。探そうとしたのに、心が追い付かなかかった。
 世界の変貌に、時間の流れに、自分の立場に、そして──誰も知る人のいない絶望的な孤独に。
 
「どうして、……どうして。ノーラ、ショーン……俺は、俺には───できないよ」
 
 同時刻。再び、雨音と混じって立てる、今度は規則的な音。
 誰かが走る音だった。ぱしゃぱしゃと、水音を立てながら走る。何かに逃げているようにも見えたが、実際の所違っていた。濡れるのが大嫌いなその者は、一分でも早く濡れない場所に辿り着こうと、大慌てで走っていたのだ。
 が──足が突如止まった。ぱしゃん、と足を止めたと同時に大きな水飛沫が上がり、靴とスラックスの裾をじっとり濡らし不快感に彼は唸り声を上げかけたが、それよりも異質なものが目の前にあった。──血痕だった。しかも、雨に殆ど流されておらず、まだ新しい。
 彼は黙ったまま、つ、と目だけをぎょろりと動かすようにして横──建物と裏路地のある方面──を見ると、暗い路地の中に、何かが居た。濡れた地面にずぶ濡れていた……ネイトの姿を。

「……おい」
 ネイトの方へ手を伸ばす男の姿は──マクレディ。
 
 物語は、ここから始まる。



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 久々に文章書いたら文章力が落ちててダメだこりゃ。
 どうも。久々でもないですね。
 原稿の進捗はちょうどいま前編の半分程度のネームが終わっているところでGW中です。
 今年は9連休もらえたので、のんのんゲームと原稿と映画で過ごしております。

 で、上の話は夏コミ(スイヌカ)で出す本の冒頭部分を文章で起こしたもんですね。
 そういや今回の新刊のあらすじ書いてないなと思って、ごりごり書いてみました。
 物語はこっから始まって、最後まで一応流れは頭の中に入ってますが、前編は殆どカップリングらしいカップリング要素がありません。後編の方がやや激しいかな。エロはないけど激しいキスシーンはあるかもしれません。……ええ、あるかもしれません、ですね。
 23年目同人活動やってますけど、22年の間エロを描いたのは・・・1回しかなくて、しかもしれもたった1ページだけの回想で終わるというだけのものしか描けないので……ただ、もしーかしたらエロに行くまでの導入は描くかもしれません(またかもしれませんかよw

 なのであまりご期待せずのんのんお待ちください。


 さてこっから番外編というおまけですが、、ええ、また例のアレ(笑)がアプデ来たんでアプデがきたならやらざるを得ない(覇王翔〇拳か?)と思って入れてSS撮りました。
 なのでこの下見たくない人はブラウザバック推奨でし。(一応分けておくね・・そんなにアプデで体位が増えた訳でもないのであまり撮ってないんだけど)





 えー今回の体位アプデは三つですね。
 立位突きが向かい合ってが一つ、同じ向きが一つ。
 騎乗が一つ(男性側じゃなく女性側のみが上下に動くもの)です。
 前回あまりにも局部が出まくってたので今回は出さないように気を付けました(笑)
 パパのニヤニヤ度がキモい。

 以上。
 また暫く更新は途絶えますが、原稿の進捗はちょくちょくついったで上げていくのでどうぞよろしく。
 それではまた。

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プロフィール

HN:
ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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