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SkyrimとFallout4・76の二次創作メインブログです。 たまにMODの紹介も。
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  • 04/20/20:32

04.18.00:52

1300時間達成記念+ESO近況

それは、思いもよらぬ出会いだった。
 前触れもせず、音もなく忍び寄ってきたその者たちは、俺に突如刃を振りかざしてきた。
 それが、惜別と、そして未知への憧れを乗せた、遥か遠くの地へ誘う旅を孕んでいるとは、そのときの俺には露ほどにも知らずに──

 昼下がりのソリチュード。太陽は既にてっぺんを通り過ぎて西へやや傾きつつある時間。
 一日の中で長閑な時間帯だ。仕事に出ている者たちも昼飯を食べ終わって午睡をたしなみたくなるくらい、その日は暖かかった。
 スカイリムの北に位置するハーフィンガル地方でも、王都ソリチュードは比較的日差しが多く、雪が降る事はまばらである。そのおかげもあって、城下町には行きかう旅人や商人の姿が数多く見られる。
 そんな長閑な空気を避けるかのように、奇妙な井出達をした者が二人、人目を避けるようにして歩いていた。
 それはまっすぐ、目前に歩いてくる者へ視線をずらすことなく──

「さて、と。買出しはコレくらいでいいか。ポーションと、食材……と。これだけあれば数日間はもつか」
 バックパックに、市場で買った食材や薬剤師の店で買った生体賦活剤を入れ込み、再びそれを背中に背負った。
 長旅をするわけではないが、ポーション等は補給しておかないと、いつ何処で乱戦に巻き込まれるか分からない。食材も然りだ。スカイリム地方はタムリエル内陸部であるシロディールよりは平均気温が低い分、食材が痛むのは数日余裕があるにしろ、腹が減っては何とやら、で、生体賦活剤を飲むだけでは腹ごなしにはならない。体力を維持させるには食料の供給は欠かせない物の一つだ。体温維持も兼ねてるしな。
「さすが王都ソリチュード、と言うべきですかしらね。ホワイトランには無いものもいくつかありますし」
 傍らを歩きながら俺の独白に答えてくれるセラーナ。彼女の言い分は至極もっともな事ではあった。スカイリム地方の交易の中心にあるホワイトランではあるが、品揃えはソリチュードに比べると若干、劣る。
 しかしこれは仕方ない事だ、ソリチュードはスカイリムの……帝国の中心地だ、いくら今現在、帝国の権威が揺らぎ始めているといっても、荘厳なブルー・パレスやソリチュードの町並み、歩く人々の姿を見ていれば、他の地方と比べると生活レベルが違うのは一目瞭然だ。だから扱う品も違ってくるし、差が出てしまうのも致し方ない。……まあ、俺みたいな冒険者風情の傭兵に至っては若干懐が痛む程度ではあるが、品揃えは豊かなので時折利用しているだけに過ぎないのだが。
「じゃ、そろそろソリチュードを離れようぜ、えーっと、次の仕事は何だったか……」
 歩きながら、懐からこれから向かう場所への道筋が大雑把に書かれた紙を出そうとした時、俺達が出ようとしている城門を開け、こちらに向かって歩いてくる者達の姿が目に入ってきた。普段なら市民の誰かだろう、で気にも留めないのだが、彼等は違った。
 何故なら──今まで見た事ない形をした装備品を身につけ、顔全体を覆う奇妙な仮面をつけているせいで、表情すら窺い知ることが出来なかったためだ。そして彼らはまっすぐこちらに向かってきている。……嫌な予感がした。
「セラーナ、気をつけろ」
 彼女は瞬時に俺と、俺の目を向ける方向を察知した様子で、黙って頷いた。そのまま俺は黙って彼らの横を素通りしようと、僅かに歩く方向を変えて避けるようにしてみる。……が、近づいてくる奇妙な者達もまた、俺を逃がさんとばかりに方向を変えてきやがった。やはり、俺達に何かあるのだ。
 ……互いに歩く距離がどんどん縮まる。いっそのこと、突然走って逃げてやってもよかった。けどそんな事をしたところで何が変わるわけでもないし、俺自身彼らに興味があった。奇妙な仮面は、あれによく似ていた──
「お前は、ドラゴンボーンだな?」
 
 立ちふさがるようにして呼び止めた言葉は、それだった。
 そう、スカイリム中なら誰だって知っている、俺が誰なのか、定命の姿を持ちながら、身体の中に竜の血が滾っている、それをこの世界ではドヴァーキン、若しくは──ドラゴンボーン、と呼ぶことを。
 しかし、ドラゴンボーンと俺を呼ぶ者は大概、お前、なんてぞんざいな言い方はしないし、大概ドヴァーキンと呼んでくる。俺は言われる度に逃げ出したくなるのだが──つまり、目前に立ちふさがる彼らの言い方は友好的なそれではない、という事だ。
 一瞬とぼけてみようかという考えが頭をよぎったが、ここで隠し事をしても意味がないと踏んだので、
「……ああ、そう呼ばれてるな」
 肯定してみると、途端に彼らの間に漂う空気が変わった──としか言えないのは、彼らの表情が先程言ったように仮面で隠れていて見えないからだ。
「やはりそうか、詐欺師め……お前は嘘つきだ。ドラゴンボーンなんかじゃない」
 は?
 予想外の言葉がついてきた。詐欺師? 嘘つき? ドラゴンボーンなんかじゃない?
「ちょっ……どういう……」
 反論しようとするも、彼らはそれすら許さず、
「残念だったな、これから真のドラゴンボーンがやってくる。……お前は彼の影でしかない。ミラーク卿が現れた時、皆が知ることになるだろう、何人たりとも、彼の復活を止める事はできんのだ!」
 大仰しい言い方をしながら──喋る者の背後にいた奴が、手を振りかざした直後だった。
 ぼう、と青白い光が世界を捻じ曲げ、召喚したものは──見た事もない姿をしたイキモノ、といったほうがいいか──
「っ! ここは街中だぞ!」
 勿論彼らにそんな言い訳通用しないのは分かっていた。交戦は免れそうもない。背中に背負った両手剣を引き抜こうとした矢先、
「死ねぇっ! 詐欺師め!!」
 喋っていた方がダガーを抜いて突きかかってきたので、慌ててその場から後方に飛び退って間合いを取る。一瞬遅かったら胸に剣が突き刺さっていたかもしれない。
 しかし尚もこちらに向かってくる奴に、横からセラーナの放ったアイス・スパイクが突き刺さる。こちらに集中していたためか、彼女の放った破壊魔法は違わず奴の身体を貫通した。
「ジュリアン! 何ぼさっとしているんですの?」
 ぼさっとしてたわけじゃねぇ、不意打ちついただけだ! 反論するより俺は行動に出ていた。背を低くして背中に背負った両手剣の柄を手に取り、投げ飛ばすようにして鞘から一気に引き抜いた。日差しを反射して刀身がきらりと光る。
 そのまま片足を軸にして重心を預けつつ一気に振り下ろす。アイス・スパイクの攻撃に怯んでいた奴の右肩に剣が食い込み、そのまま胴体あたりまで刀身が食い込む。鎧を引き裂いて鮮血が溢れ出すと、奴は自分の隙が命取りになった事にようやく気づいたようだった。勿論直後に絶命したが。
 食い込んだ状態の両手剣を一旦手から外し、腰にさしてあるダガーを引き抜いて走る。もう一人は俺へ攻撃を仕掛けてはこず、召喚獣を使って辺りを混乱に陥れていた。逃げ惑う人々。衛兵が数人、召喚獣に向かって剣を振り下ろしている。見た事もない相手に、彼らも相当てこずっている様子だった。
「お前の相手は俺だ!」
 間合いを詰め、ダガーを突きつけた瞬間、もう一人が放った魔法の盾が俺と、そいつの前に立ちふさがった。かっ、と光った盾を間近で見てしまい、瞬間目が眩む。しまった、と思った直後、俺は召喚獣に横っ腹を殴られて吹っ飛ばされていた。
「………!」
 一瞬、重力から開放され──直後地面にざっ、とたたき付けられる。目が眩んだ状態で視界もままならない。よろよろと起きながら、俺はベルトにさしてある生体賦活剤の中から、疾病退散の薬が入った瓶を手探りで取り出し、一気に口に含んだ。
 薬は瞬時に効き、ぼやけていた視界が一気に鮮明なそれに戻る。衛兵は尚もてこずっており、数人が力尽きかけた状態で膝を折って地面に伏していた。セラーナは、と視界をずらすと──もう一人と戦っている。
「くそっ……彼女に手を出すんじゃねぇ!」
 大地を蹴って再び間合いをつめ、背後からダガーを突き刺した。ぐはっ、と仮面の奥からくぐもった呻き声が耳に飛んでくる。尚も切っ先を食い込ませると、やがて力尽きたのか、突き刺した部分からだらだら血を流しながら息絶えた。召喚主が死んだ事で召喚獣も瞬時に姿を消してしまう。後に残ったのは力尽きかけている衛兵と、散らばった道具や商品など。幸いな事に襲ってきた奴ら以外の負傷者はいないようだった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 肩で息をした状態ながらも、俺は回復魔法「大治癒」を唱え、解き放つ。辺りで立ち上がれない衛兵の傷と体力を癒してやる。
 回復した衛兵達はよろよろと立ち上がり、いったい何なんだ、と倒れた二つの死体を交互に見ていた。勿論、俺がその答えを持っている筈もなく、肩をすくめて見せるしかなかった。
 衛兵は気をつけろよ、とだけ言って、再び街中の見回りへと戻っていった。逃げていた人々もちらほら戻り、辺りは戦闘に入る前と変わらない程度の喧騒へ再び包まれた。
 俺とセラーナはそんな喧騒から取り残され、倒れた死体を見つめていた。見た事のない作りで出来ている装備品は、大体が血にまみれて使い物にならなくなっていた。懐を探ると、紙切れが一枚、入っていたので開いてみる。

 偽者のドラゴンボーン、ジュリアンを探せ、彼がソルスセイムへ着く前に始末しろ──

「ソルスセイムって何処だ? ミラークって誰なんだ……」
 困惑した表情を浮かべて、セラーナが首を横に振る。
 誰も答えを持ってはいない、それは遥か遠く、スカイリムの東──モロウウインドにある島にあるのだから。
 
 
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 ども。
 最近仕事も絵の方もわたわたしている俺ですが、しっかり定期ブログ更新はしますよということで今回はプレイ日記含めたものです。
 相変わらずの小説仕立てで始まりましたスカイリム公式DLC最後の章であるドラゴンボーン。ようやく買いましたw
 勿論買うといったのは前にも言ったとおり、プレイ時間1300時間到達記念と言うことで買ったものです。

 早いもんですねえ。過去最高プレイ時間を誇るPSO(DC版)に近づいてきましたよ。確かあれは1600~1700時間を5年かかってやったんじゃなかったかなあ。
 スカイリムはお察しの通り、発売してまだ2年半です。どんだけ遊んでるんだって思われそうですね。いやほんと、だらだらです。すごいだらだらですw
 で、ドラゴンボーン買ったのに、遊んだのはまだたったさわりの部分(今回の日記の部分)までしか遊んでないというorz
 いやあ、ESOもやりたいし絵も描きたいしで色々ね・・

 スカイリム、面白いです。
 また多分DBクリアするのに数百時間はかかるでしょーから、まだまだ遊べます。DB入れたおかげで入れたいMODも増えるし(笑)
 まあ、確実にPSOのプレイ時間は越えると思います。2年前、買った直後にそう確信してましたからw
 プレイ時間の長さに関わらず、このゲームを楽しむのが一番です。俺みたいにだらだら歩いているだけのプレイスタイルは誰にも理解できんだろうしな(汗

 変わって、ESO。
 現在レベル19です。めっちゃ遅いです。遅すぎてギルドメンバーとレベル差がどんどん開いていますw
 相変わらず一人のほほんとプレイしてますw 誰かと遊ぶのも楽しいけど、元々TESのプレイは一人でやるのが(オフラインだし当たり前だが)当然ですので、一人いろんなところに言っていろんなクエやってます。クエ数は豊富ですw

 これはメイジギルドのクエの一つで、シェオ爺のワバジャックを手にしてテストして、だけど杖は返して、ロアブックあげるからw といわれたものです(意味不明だな
 杖であたり(ここはオブリビオンだろうが)のNPCを消したりドレモラにしたりしてましたwワバジャック普通にもらえたらいいんですが、多分プレイヤーに当てたら変な事になるからそれは無理でしょうねw

 調理場で飯をがっつくジュリアンさん。
 これはエモーションの一つです。エモはチャットコマンドで出せますw
 料理スキルは楽しくてガンガン上がる(バグらしい)ので、あれこれ作って食べるのが楽しいですw
 アドオンいれてるので、ステータス表示が通常と若干違いますねw

 そんな毎日です。
 DBもやりたいので、ESOとSkyrimは交互にやりながら、ですねw

 最後にー
 現在のセラーナさんの衣装はこんな感じ。
 お姫様っぽいかわいいのを、って探してたら現在の姿にw

 白い服がまぶしい!w
 この姿でソルスセイム行くと思われます・・ソルスセイムにもフォロワーいるみたいだし、いったいどんなところなんだろ。今から楽しみです。
 
 ではまた来週。
 今回もオチなしイミなしでお送りしました。すいませんorz

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