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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

寝覚めは最悪? それとも最高?

久しぶりに呼ばれたと思ったらこれだ……
 一人内心でごちりながら、踵を返す。
 そのままドラゴンズリーチを辞し、外に出てみると既にとっぷりと夜が更けていた。……とりあえず今夜はブリーズホームに泊まった方がよさそうだ。明日は朝早い。遅刻する訳にもいかない。
 それに、今彼女はそこで俺の帰りを待っているだろうしな。

「あら、お帰りなさい。急ぎの用…って、何でしたの?」
 ブリーズホームの扉を開けると、目に飛び込んでくるのは煌々と燃え続ける暖炉と、その脇に置かれてある調理用のポット。そのポットの中身を掻き回しながらではあるが、セラーナが俺の帰還をねぎらってくれた。鍋の中身はなんだろう。鍋といってもスイートロールから肉のグリルまで出来るシロモノだから、掻き回している様子でも実際は作っているのはシチューとかではないかもしれないが。
「ああ、明日……従士としてやって欲しい仕事があるんだとよ、この時期はほら、農家はいっせいに種まきやるだろ? それで首長も毎年参加するってんだけど、従士も参加して欲しいって、そういうことさ。めんどくせーな」
 苦笑を浮かべながら、俺はセラーナの背後に回ってしつらえてある背の低い椅子に腰を下ろす。椅子は暖炉の火であたたまっており、腰をおろすとじわりとその暖かさが鎧越しにも伝わってきた。
「ああ、そういえば、今月は蒔種の月でしたものね。──で、ジュリアンは何をするんですの?」
 鍋を掻き回しつつ、セラーナが顔を背後に向けて声をかけてきた。俺はサイドテーブルに置かれてあったミードの瓶を取り、蓋を指で弾き飛ばしてそのまま直接口に含む寸前だったので若干お預けを食らった気分になる。
「……さあ? 俺も種まきやれっていうのかね。そんな訳でさ、明日は朝早いんだ、だから今夜はヘリヤーケン・ホールじゃなくてここで一泊していくつもりだけど、いいか?」
 セラーナに反対意見など出るはずもなく、彼女はすんなりいいですわ、とだけ言ってから掻き回していた鍋の中身を器によそって寄越してくれた。中身は何かというと、ホーカーの煮込みのようだった。勿論ホーカーの肉なぞホワイトランの肉屋で売ってる筈もないため、荷袋かどっかから漁ったのだろうが、食べても大丈夫か、これ?
 試しにずずっ、と啜ってみると肉の出汁が効いてるのと味がやたら塩気が効いていたのもあってむせてしまう。……こりゃ塩漬けしたままの肉を直接鍋に放り込んだ気がしなくもないな。やはりセラーナに台所仕事は務まりそうもなさそうだ。お姫様だから仕方ないけど。
「と、とりあえず明日は朝早いんだ、そういうことだからさセラーナ、指定の時間になったら俺を起こしてくれないか?」
 さりげなく器をサイドテーブルに置いて、手で持ったままのミードを一気に喉へと流し込む。塩気でひりひりしていた口内にミードの味は逆効果だったようで、ひりひりがじりじりへと変わるのにそう時間はかからなかった。
「ええ、かまいませんわよ、私は寝る必要ありませんもの」
「じゃあ、どんな方法でも構わないから起こしてくれ、……どんな方法でも、って言ったけど吸血攻撃だけは勘弁な」
 一応、念を押してみると、どうやら心外だったようでセラーナはややむっとした顔を浮かべ、
「寝込みを襲うとでも仰りたいんですの? あなたならともかく、私は寝込みを襲うような教養受けておりませんの。勝手に決め付けないでいただけますこと?」
「ちょっと待て、俺ならともかく、って何だ。俺がいつ寝込みを襲った? というか、寝ないセラーナをいつ襲うというんだ?」
 至極当たり前の意見を言ったつもりだったが、
「あら、数ヶ月前に私の寝顔をじっと見ていたのは何処の誰ですの?」(※)
 思わぬ事実を突きつけられた。勿論うろたえない筈がない。──ちょっと待て! 何でそれを知っている!!
「……と、とにかく、明日は朝6時に起こしてくれ、分かったな?」
 反論が見つからず、うろたえた状態のまま俺は捨て台詞のようにそういい残し、逃げるように二階へと階段を駆け上がった。どたどたと大股で歩きながら寝室に入り、そのまま鍵をかける。扉を閉めたところでようやく自分のしでかした過ちに気がついた。別に逃げなくてもよかったんじゃないか、と言うことに。
「何やってんだ、俺……」
 ……まあ、思わぬカウンターを食らった感はある。けどそれはつまり、セラーナは寝るといっても横になるだけで意識は起きたままって訳か。あの時何もしないでよかった。
 こんな事になっちまったけど、明日はセラーナ起こしてくれるだろうか……
 考えても仕方ないと思い至り、やや早い持間ではあるが俺はベッドに横たわった。塩気の効いたシチューを一口しか飲んでないせいもあって、寝付けるまでに時間がかかったが。

 まどろみながら浅い眠りを繰り返していたせいで、意識はぼやけているものの、身体はしっかり休めておらず起きられそうになかった。
 やがて、がちゃがちゃと扉を弄る音、そしてそのすぐ後に開く音が耳に入ってくる。セラーナか? ちゃんと起こしにきてくれたようだった。でも俺は寝ていたいし、昨日の事もあってセラーナに意地悪をしたい気分でもあった。あんな事がなければ素直に起きれたかもしれないから尚更。
「ジュリアン……時間ですわよ」
 控えめがちに言うセラーナ。やや小声だったため起こす為に呼んだのではないのでは、と錯覚する。勿論これで起きる(俺は目が覚めてはいるのだが)筈もないと踏んでいたのだろう、
「ジュリアン、朝ですわ」
 ややトーンを上げて呼んでくる。勿論起きない。セラーナがじれったそうにしているのを想像すると思わずにやけてしまいそうだった。
 声じゃだめだと判断したらしく、彼女のひんやりした手が服越しではあるが俺の胸に触れた。どきりとする。いかんいかん、寝たフリをしなければ。
「起きないと遅刻してしまいますわよ、ジュリアン」
 ひんやりした手が胸から腕へとずれ、掴むように動かすものの勿論起きない。彼女がどういう表情しているかを見れないのはもったいない気もする。
 すると、セラーナの手が俺から離れた。どうしたんだ? と思うものの勿論目を開けるわけにもいかず、じっとしていると、それは突然飛び込んできた。直接俺の耳に。
「……私をこんなところに置きざりにして何処に行ってるんですの? いつまでも置いていけると思わないでもらいたいですわね。母の元に帰ってもいいんですのよ?」
 彼女の吐く息が俺の肌に触れ、直接声が耳に飛び込んできたせいもあって俺は思わず飛び起きた。飛び起きるしかなかった。
「な、何……言って」
 顔が赤くなるのを止める事はできず、昨夜同様うろたえる俺に、セラーナは意地悪そうににっこり笑みを浮かべ、
「あら、起こしてといったから起こしたまででしてよ? それよりも急いだほうがよろしいんじゃありません?」
 言いながらちらり、と時計のほうへ視線をずらす。つられて俺も見ると──赤らめていた顔が一気に青ざめる。とっくに6時をすぎており、分針はやや下へ傾きかけていた。
 今から慌てて支度して飛び出しても間に合うか……? いや、それよりも遅刻した事で従士剥奪されたりやしないだろうな? などと最悪の事態が次々頭に浮かんでは消えたが……それよりも、言うべき事がひとつあった。
「さっき言った事、本心じゃないよな? ……何処にも行くなよ」
 ベッドサイドにおいておいた鎧下に腕を通しながら、彼女のほうには顔を向けず、ぽつりと言う。それが精一杯だった。
 しかし……そんな俺の内心を見透かすかのようにセラーナは困ったような笑みを浮かべ、
「あら、そんな事言って、私を置いていくのはいつもあなたの方でしてよ?」
 言われて初めて、そこではたと気がついた。
 ──ゆうべ俺がドラゴンズリーチに呼ばれてた間、彼女はこの家で一人きりで居たのだ。仕方ないとは思っていても置いていかれたと内心感じていたのだろう。だとしたら彼女が昨夜、あんな事を口走って挑発してきたのもそういう気持ちの裏返しだとしたら。
 やれやれ、と苦笑を浮かべるしかなかった。俺もまたそれに釣られてしまい、彼女の内心を汲んでやる事をしなかった。さっきだって──結果自分の首を絞める事とはいえ──意地悪してしまったし、このままここにまた置いて出かけるわけにもいかないな。
 俺はセラーナに向かってすっ、と手を差し伸べた。
「置いてなんかいかないさ……姫君。俺と一緒に行こう」
 今度はじっと彼女を見据え、本気なんだと伝わるように彼女の瞳を見つめながら伝えた。
 セラーナは最初驚いた様子だったものの、そこまで言うなら仕方ありませんわね、とぶつぶつ照れくさそうに言いながら、目の前に立っている、彼女を守ると誓った一人の騎士の手を取った。
 

※14年1月辺りに書いた「寝るときもあるのだと」を参照。
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 乙でした。あああああああああああもう寝る時間杉まくって何書いてるんでしょーね。
 毎回毎回毎回毎回小説もどきでプレイ日記とか書いてますけど、今回はちょっと趣向が違います。
 この話の元ネタはツイッターのフォロワーさんとセラーナたんの話で盛り上がったとき、フォロワーさんが目覚ましのアラームをセラーナの台詞にしていると朝苛々せずに起きれた、って話から膨らんで出来たものです。なかなかに朝から興奮しますねウヒャヒャと変態まるだしで話してましたが(笑)こうやっていいネタがひとつできました。この話はフォロワー様にささげようと思います。まあ相手がジュリアンさんで申し訳ないですけどorz

 で、相変わらず騎士プレイのジュリアンさんですが、ちょっと騎士装備を変えてみました。

 この鎧MODも中世騎士っぽくてかっこいいです。前に導入はしてたんですけど、した当初は首が埋もれて嫌だったんですけど、前まで使ってた鎧も似たようなもんだったので慣れました(笑)

 等身でぱちり。
 この方の鎧MODはどれもかっこよくて好きです。次回の日記にMOD紹介とかできたらと思います。今日はもう寝る時間大幅に過ぎてるのでご容赦ください(涙

 久々のSkyrim日記でした。やっぱスカイリムは楽しい。ESOも楽しいけどESOにはないものがある分スカイリムに戻れるとほっとします。ネトゲは色々敷居が高くて人と滅多に関わりたがらない(コレには理由があるのですが……)中の人には辞めた方がいいんじゃねーのと思いますが、一人黙々と今後もやっていくと思います^^;

 ではまた来週。

4/11 若干加筆・修正を加えてあります。
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プロフィール

HN:
ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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