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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

Re-Awaking

※ これはSkyrim二次創作小説第三チャプターです。その手の類が苦手な方はブラウザバックでお帰りを。
※2 この話は去年10月位に書いた「誘う者 誘われる者(第一チャプター)」と前回書いた「灰燼に帰す、その前に……(第二チャプター)」の続きです。
 一話から読みたい方は「誘う~」からお読み下さい(二次創作カテゴリから飛べます)


「……で、俺のところへ運んできた、って訳か? 今時分に? 数時間前までここにいて戻ってきたから何かと思ったらこんな事とはな。ご苦労なこった」
 皮肉たっぷりな口調で言い返してきたのは、レイブンロック唯一の酒場「レッチング・ネッチ・コーナークラブ」を経営しているサドリその人だった。勿論、彼が皮肉が言えるのは親しい間柄になったおかげであって、そうじゃなければ俺だって敢えてここに直接向かう事はしなかっただろう。
 まぁまぁ、となだめるように俺は苦笑を浮かべて落ち着けとばかりに両手を動かす。本来それをするのはサドリの方なのだが。「すまない、あんたならネッチの事とか知ってるだろうと思ってさ。ほら、だって……もう皆寝静まってる頃だろ?」
 その通り。時計を見ると深夜2時近くだった。この時間では酒場には店主のサドリ以外誰の姿もない。サドリ自身もそれは分かってて毒を吐いたのは俺だって気づいていた。カウンター越しで俺と、俺の両手に抱えられてあるモノを交互に見ていた店主は、はぁとため息を一つこぼし、カウンターに両肘をついて手に顎を乗せたのち、
「……それで? ネッチと名前がついてるこの見せにやってきたってことか? その幼いネッチを助けたいと?」
「ああ、経緯はさっき話した通りだぜ」
 さすがにこの小さなネッチの声が聞こえたとかは話してない。たまたま海岸を散歩してたら、半分地面に埋まっていたこれを見つけてやってきた、とか何とか言ってごまかしておいた。
「そんな事言ったってなぁ……一介の酒場の店主がネッチの生態を知ってる訳ないだろう? 分かってるのはこいつらはヒトの食べるものとは違うものを食べてるって位しか知らんよ。いつも海辺に居るだろう?内陸部周辺じゃまず見かけないから海の生き物か何か食べてるんじゃないか? その何本か伸びてる触手で」
 気だるそうに言いながらサドリは片方の手を顎から外してすっ、と俺の抱えているネッチを指差してみせ、「……確かジュリアン、親かもしれない成体のネッチに潰されてた、って言ってたよな?」
 ああ。黙って首肯して見せると、サドリは怪訝そうな表情を浮かべた。どうかしたのか?
「……話からするに、死んでたのは一匹だろ? 殺されていたネッチは。だとしたら、もう一匹何処かにそいつの親が居るかも知れんな。ジュリアンだって見たことあるだろう? 大体成体のネッチ二匹に子供らしき……こいつみたいな小さいネッチが囲むようにして一緒に居るのを。
 だから親はもう一匹居る筈だ。もしかしたら片親が探してるかもしれんな。……まぁ大丈夫さ、ネッチの頭は相当固いんだから。相当強く切りつけないと刃が通らないって言う話もある位だし。こいつはまだガキみたいだからそこまでの強度は無いにしろ、潰されてて生きていたんだから大丈夫だろ。治癒魔法を掛け続けりゃ良くなる筈さ、ジュリアン、お前治癒魔法使えるのか?」
 痛い所を突いてきた。俺は魔法はからっきし駄目な部類に入るのだが、その返事はNoではない。「……素人程度なら」
「素人程度? ……セラーナ、あんたはどうなんだ?」と、手近な椅子に座って俺とサドリの応酬を聞いていたであろうセラーナに向かって店主は声を張り上げた。
「……私は攻撃専門の魔法しか覚えてませんでしてよ。ヒーラーの職ではありませんの」
 にべもなく答えたその言い方はやや嫌味を含んでいたので、俺はふっと笑ってしまった。……おっと、いけない。笑ったなんて姿、セラーナに見られたら後で何言われるか。
「……俺が何とかする、サドリ。治癒の手位だったら使えるからな。あまり精神力が強くはねぇから休み休みになるが、やってみるよ」
 それがよさそうだな、とサドリが肩をすくめながら言った所で短い話はお開きになった。店主に礼を述べてから俺とセラーナは今晩二度目の「レッチング・ネッチ・コーナークラブ」を後にした。

 それから一時間後。セヴェリン邸内──
 普段俺が寝る為に使っている寝台の上には、小さな子供のネッチが居る。
 そのネッチに向かって、俺は何度か休みながら回復魔法「治癒の手」──翳した手の先に居る者に向かって回復魔法を与える見習い程度の回復魔法だ──を施していた。
 死んだ成体のネッチによって叩きつけられた小さなネッチの体はかすり傷がいくつかあり、見つけた当時は土気色をしていたものの、体を柔らかい布等で拭き、治癒魔法を与え続ける事によって少しずつ体の色が変わっていった。しかし見つけた当時から気を失っているのか、相変わらず何も語りかけてこなかったが、時々思い出したかのように触手がぴくりと動いたりしている。生きているのは間違いない。
「ふぅ、……さすがに疲れたな。今晩は眠れそうにないぜ」
 一人ごちりながら俺は何度目かの詠唱を終え、部屋の脇に置かれてあった椅子にどかっと腰を下ろした。
 慣れない魔法を詠唱し続けたせいで口はからからだし、精神力を磨耗しているせいで眠気がすぐそこまで来ている。あらかた傷は塞げたみたいだからあとは様子を見るためにも俺も休むべきか……などと考えていた時、寝室のドアが音も無くすっと開いた。誰かと顔を扉の方へ向ける気力も無い。
「お疲れのようですわね。……温かい蜂蜜酒を持ってきましたわ。飲みますか? ……そんな気力もなさそうですけど」
 蜂蜜酒、と聞いて思わず顔が上がったのはごく自然な事で、見ると目の前にセラーナが酒瓶とカップを載せたお盆を持って突っ立っていた。
「ありがとう。……正直なところ。口の中がからからでさ、何か飲みたかったんだ。有難く戴くよ」
 セラーナはナイトテーブルにお盆を置くと、瓶の蓋を開けてカップに注ぎ、流れる動作でそれを俺に手渡してくれた。こちらもそのまま流れる動作でカップを近づけ、一気に液体を口の中へ流し込む。嚥下した瞬間、自分がかなり喉が渇いていた事に気づかされた。
 先程までセラーナの姿が見えなかったのは、蜂蜜酒を温めていたからだろう。俺はセラーナのそういう気遣いに感謝しつつ──内心すごくどきどきしていた。今なら言えるんじゃないか、なんて場違いな考えすら頭に浮かぶほど。
「傷は癒えたみたいですのね。……でも見たところ、気を失ってるようですわ」
「ああ。セラーナが引きずりだしてくれた時からそうみたいだな。目が覚めてくれるかな……これで元気になってくれりゃいいんだが」
 第一、目が何処にあるかも分からないし、目という部位があるのかすら分からない。シロディール生まれのノルドである俺はモロウウィンド本土に行った事は一度も無い。そのためネッチなんてソルスセイム島で来て初めて見た生物だったし、分からない事だらけだ。……だけど。
「セラーナ、……さっきサドリが言ってた事を覚えてるか?『ネッチは親が二匹居る筈だ』って。
 俺の頭に直接語りかけてきたのがこのネッチかはまだ分からないけど、乗りかかった船だし、目が覚めたら親探しやってやらなくちゃな。……でも親を見つけるってのも至難だよな、それこそこいつの声が聞こえなくちゃ俺達どうすりゃいいか分からないしな……」
 考えながら口に出すのは俺の悪い癖だが、この時もやってしまったようで、気付けばセラーナがくすりと笑っていた。どきん、と胸が躍る。
「そうかもしれませんけど、今それを考える必要はないんじゃなくて? ネッチの目が覚めない限り、考えても無駄ですわ。
 ……でも、ミラークの声とかではなかったのは幸いでしたわね。ジュリアンの言うとおり助けを求めていそうなモノを探し当てたのですから。問題は何故それを聞こえたのか、ですけど。……ジュリアンはいつから、ヒトでないモノの声を聞こえるようになったんですの?」
 その言い方からしてからかっているのは明白だったので、思わずこちらも乗ってみる。「さぁな。もしかしたらそれこそ、ミラークの置き土産かもしれないぜ。こないだの一件で俺の体に何か変な置き土産を残していったかもしれんしな」
 ミラーク、という言葉を聴いてセラーナの表情が一瞬険しくなったものの、口調からしてすぐに自分がからかわれている事に気付き、ふんと鼻を鳴らして見せた。「だとしたらジュリアンは大変ですわ。これからヒトでないモノの声を延々と聞かされるんですもの。耳が休まる事はありませんわね」
 にこりともせず言いのけた彼女を見て、たまらず俺は噴出した。「ははっ……これはセラーナに一本取られたな」
 笑う俺を見てセラーナも口元を歪めた。親密な空気が俺と彼女の間に広がっていた。……今なら言えるかもしれない。セラーナに……
 俺は気取られないよう、こそっと左手で後ろポケットに手をやってみたが………無い。確かにそこに入れた指輪の箱の感触が見当たらない。
「あ、あれ……?」思わず声を漏らす。どこかで落としたのか、俺?
 セラーナが顔に疑問符を浮かべてこちらを見ていたが、それとは裏腹に俺は絶望していた。何てこった……いつ落としたんだ指輪を……二千セプティムなんて大金(?)払って買ったセラーナへの指輪が……
 こうなったらマーラのアミュレットだけ着けてプロポーズするしか無いのだろうか……しかし、それじゃ俺は何のためにアレを買い取ったんだ……
 絶望が心の中を満たしそうになった時。
“……ゆ。び、ワ?”
「えっ」
 頭の中に直接声が響くと同時に顔を上げると、ベッドの上でぐったりと横たわっていたネッチの子供が、よろよろとした動きで触手を使って浮き上がろうとしていた。


-------------------------------

 多分次で終わりますね。あまり長たらしくしたくもないので。
 で、次で次の話に入る伏線が最後にやってきます。まあお察しの通り。アレです。
 気になるヒトがいるかどうかは分からんが続きをお楽しみに。
 いよいよ結婚へのフラグがビンビンになってきましたっ!!www

 ま、それはおいといて。
 久々にスカイリムを構築しなおしてみました。とりあえずENBを入れ替えたり、MODの入れ替えをしてみたり。
 コミケが終わってのんびりしてるため、のんびりスカイリムがプレイできるっていいですよねぇ。


 ENB変えた画像がこちら。
 前はやたら明るかったのに対し、今回はヴァニラよりもやや暗めで落ち着いた印象。
 ENBのVer.も最新のを使ってるため、FPSが以前快適レベルだったのに対し現在は40台まで落ち込んでます(カクカクではないですが)
 サングレアが綺麗に出るのが素敵ですw


 最近のジュリアン(ドヴァーキン)とセラーナ。
 若干顔が土気色ってますが(笑)ENB変える前はいい肌色だったので多分変えたせいでしょうw
 むしろこっちのが吸血鬼っぽくてセラーナの肌色嫌いじゃありませんw

 ENB変えるとまるで新しいゲームになったような感じになるのが嬉しいですよね。
 お得感満載ですw

 そんな近況(?)でした(短っ!
 いやー最近中の人、Dragon Age Inquisisionやってるせいで・・いやSkyrimも楽しいですよw
 大体Skyrimと並行しながら別の洋ゲープレイするのが最近の流れですね・・欲張りです。。w

 ではまた次回の更新日に。
 今回なんとかギリギリで小説上げたので誤字脱字が多いかもしれませんorz
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ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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