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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

灰にまみれてまみられて(マミられてはいません)

 ……何で俺がこんな目にあわなきゃいけねぇんだ?
 頭のてっぺんから爪先まで肺まみれになった俺の姿を見て、傍らに立っているセラーナが近寄りがたく思えたのか、僅かに数歩、下がったのを俺は見逃さなかった。
 倒された相手は跡形もなく消えたが、残された俺は全身灰まみれで、遠巻きから見れば突っ立ったホーカーにも見えなくもない。
 内心ため息をつきながら、俺は踵でターンして、先程まで居た家──正確に言えば、巨大茸の家──に向かって一目散に駆け出した。
 そんな事が起きる、つい数時間前のこと──

 ソルスセイム南東の端に位置する小さな集落、テル・ミスリンに着いた俺とセラーナは、そこに辿り着きしな、神妙な面持ちで話しかける女性と、彼女を無視して本を読みながらたどたどしく呪文を唱えるダンマー二人に出くわした。なにやら二人は俺達を無視して口論していたが、
「集中したいんだ、ほうっておいてくれよ、ヴァローナ」
 男がやや念を押すようにして言うと、ヴァローナと呼ばれた上等な服を着たダンマーの女性は、取り付く島がなさそうに肩をすくめて立ち去ろうとした矢先、
「あら? 珍しいわねお客人がくるなんて」
 俺とセラーナの姿を見つけ、気さくな様子でにこやかにこちらに近づいてきた。先程彼女を鬱陶しく追い払った男性は相変わらず本を読んだまま。
「ああ……初めまして。ここは、誰が住んでるんだ?」
 軽く挨拶を交わしてからたずねてみると、ここはネロスという者の住む家で、彼はモロウウインドのマスターウィザードを持つ一族の一人で、菌学者でもあるのよ、と語ってくれた。彼女はそいつに仕えている執事らしい。
 それだけ言うと彼女は足早に立ち去った。「ネロス様は風変わりなところがあって、自分ひとりじゃ何もできないのよ」と言い残しながら。
 後に残されたのは俺達と、相変わらずこっちを無視して本と格闘しているダンマーの男だけになった。他に誰が居るわけでもないので話しかけてみる。
「よっ、あんた、何やってるんだ?」
「さっき話を聴いてなかったのか? 召喚魔法の練習をしてるんだ。ネロス様に黙って借りてきたこの本の通りやれば、うまくいく筈なんだが……」
 何度か呪文を唱え、手を翳すも彼の手が光もしなければ目標の場所に召喚獣が出てくる様子もない。
「……あんた、ネロスって人の何なんだい?」
 茶々を入れられるのが気に食わなさそうな態度で、舌打ちしてから彼は再び俺の問いに答えてくれた。
「私はネロス様の弟子だ。こうして毎日魔法の練習に励んでいるんだが……
 なあ、集中したいんだ、邪魔しないでくれないか?」
 言い捨ててぷい、と俺に背を向けた。言葉は丁寧だがぞんざいに扱われたのでいらっとしながらも、俺は彼の言葉に従う事にした。ネロスって奴にも話を聞いてみたいしな。
「……分かったよ。邪魔者はさっさと退散させてもらうぜ」
 せいぜい頑張りな、と手をひらひらさせて、俺はテル・ミスリンの中央にある一番巨大な建物──正確には茸なんだが──に向かうことにした。

「何の呪文を唱えようとしていたんですかしらね、あの人?」
「さあな、邪魔すんなって言われたからな、余計な詮索は厄介事の元だぜ、セラーナ」
 言いながら扉を開けると、中は薄暗く、そして狭かった。扉を開けたすぐ先が行き止まりだったのだ。
「なんだこりゃ……」
 予想外の展開にあんぐり口を開けてしまった俺だが、セラーナはすぐ見抜いたようだった。
「ジュリアン、足元見ると分かりますわ。魔力を湛えた魔方陣がありましてよ。
 これを発動すれば何かが起きるんじゃありません?」
 セラーナに促されて下を向くと、青白く光った魔方陣が輝いていた。俺はマジカ量も少ないし魔法レベルも低いから全く気づかなかったが、セラーナはこの中に入ってすぐに足元の魔方陣に目がいったらしい。持つべき従者は反対の能力に長けた者に限る、って奴だな。
「これを発動すればいいのか、ってどうやってやるんだ?」
 こと魔法に関しては疎い俺に代わって、セラーナが先に魔方陣の上に立った。……直後に彼女はすっ、と音もなく真上に向かって飛んでいくではないか。
「ちょっ……セラーナ、今何をした?!」
 彼女は上に着いたらしく、「心の中で念じればよろしくてよ」とかろうじて声が飛んできた。心の中で念じるだと? どうやって念じるんだ? 囁き、祈り、詠唱、念じろってか?
 とりあえず魔方陣に立つが、内心若干見えないものに連れて行かれるような気がしなくもなくて、念じる事がうまくできない。飛べ、というのか、それとも上がれ、というのか? それとも……
「だあああっ! わからねえ! セラーナ、俺はどう念じればいいんだ!!」
 まさか家の中でこんな事になるとか予想もしてなかった故に、頭がどんどん混乱する。こんな事ならもうちょっとウインターホールド大学で魔法の勉強しておくんだった。それなのになんで俺ごときマジカ量も少なく魔力も低い俺がマスターメイジなんかになっちまったのか、デイドラの王子ですら分かる筈があるまい。
 すると痺れを切らしたのか、セラーナが再び音もなく降りてきた。ただし、苦虫噛み潰したような表情で。
「だから、念じろと言ったじゃありませんの、ジュリアン。ただ念じればいいだけですわ。それだけで何ぎゃーぎゃー喚いているんですの? ネロスって人がさっきから私をあきれた表情で見てたので、いたたまれずに降りてきてしまいましてよ?」
「……上がれ、とかでいいのか?」
 我ながら自分の浅薄な知識に愕然とする。彼女は呆れた様子で溜息一つついてから、「……そうですわよ」とだけ言い捨てた。
 これ以上何かしようものならセラーナから軽蔑の眼差しを数日向けられるのは間違いない。再び魔方陣の上に立ち、今度はしっかり上がれ、と念じた。
 直後、念に反応してふわっ、と重力に反したかみなかで一気に身体が上へと持ち上げられる。このまま天井にぶち当たったらどうしようかと思ったが、そんな事はなく、加速が止まって再びふわりと浮いたまま、突き出した板きれに乗っかると、再び一気に重力が戻った。思わずがくん、と膝をついてしまう。
 着いた所は茸の傘の部分をくりぬいて作られた巨大な居住区画になっていた。マスターウィザードなだけあって、アルケイン符呪器や錬金器具も一通りそろってある。
「……やれやれ、上がれないと喚いていた奴はあんたかね?」
 待っていたのか、痩身の男が怪訝そうな表情を浮かべながら近づいてきた。彼がネロスだろうか?
「いかにも。……あんたはノルドか? 冒険者か? ……私は偉大な魔法使いでもあり菌学者でもあるが、お前みたいな脳筋には私が魔術を教えたところで体得できる筈もあるまい」
 などとネロスが話している間、セラーナが再び上がってきた。随分な言われ様に再び苛々しつつも、セラーナもいるしネロスの後方に先程話しかけてきたヴァローナが居たのでここは我慢するしかなさそうだった。
 何なんだこいつらは。師匠も弟子も上から目線で口利きやがって。……と思っていると、外のほうからどぉん、どぉんと何かを叩くような音が響いてきた。
「何の音だ……?」
 俺の独白に、答える必要もないだろうにネロスが耳ざとく聞きつけた様子で、
「多分弟子の……タルヴァスの仕業だな。魔法の練習をしてるんだろう。
 それよりお前、魔法の方に関しては役に立ちそうもないが、私の手伝いをするなら私が直々に教えてやってもいい。どうだ? 取引をしないか?」
 さっきまで人を馬鹿にしたような態度をとってたネロスが、急に猫なで声に変わった。……こういう時は裏があるものだ。長年の経験から体得してた俺は、
「いや……今別件で頼まれてる事があるからさ、またにするよ。じゃあ、失礼したな」
 さくっと丁重に断って、俺は下へ降りた。一度やり方を覚えれば二度目は失敗はしない。
 暫くテル・ミスリンには近づかないほうがよさそうだ……などと内心思いながら俺は扉を開けた。
 ──しかしその決意は、数十分後覆される事になるのだが。

 扉を開けて外に出た途端、先程室内から聞こえていたどぉん、という音がさらに耳に響いてきた。何が音を立ててるんだ……と思いながら音のする方向へと目を向けると、見慣れぬ何かが暴れている。茶色い、岩で出来た……
「た、……助けてくれ!」
 岩で出来た何かに目を取られていたせいで、近くに誰かがいるなんて全く気づかなかった俺は思わず身をびくっと震わせてしまう。誰だ、と視線をずらすと、先程本を読んでいた男──確か、タルヴァスだったな──がこちらに向かって走ってくるではないか。前のめりの格好で走ってくる様子は、ひどく怯えた態度のそれに見える。
「どうしたんだ? 一体」
 走ってくる彼を抱えるようにして止めると、彼はぜいぜい息をあえがせながら通路に倒れこみ、
「しょ、召喚獣……呼び出すことに成功はしたんだ……けど、暴走しちゃったんだ。このままだとネロス師匠に怒られてしまう!」
 タルヴァスは恐怖と絶望がない交ぜになった表情を浮かべていたが、俺を見てこう付け加えてきた。
「あれを倒してくれないか……? 師匠にばれたくないんだ。頼む」
 ……先程と打って変わった態度に、俺は胸の内がすっとする気分ではあった……と思う。
「助けてあげたほうがよろしいんじゃなくて? あのままにしててもいずれ自然消滅するでしょうけど、暴走して関係ない人を傷つけたら彼の立つ瀬がどんどん無くなっていくのは自明の理でしてよ?」
 セラーナがぽつりと言ったので、タルヴァスは懇願するかの如くセラーナに近づいたので、慌てて彼を持ち上げるように引っぺがす。
「分かった。何とかする」
 本当はもう少しいじめたかったが、そうも言ってる猶予もないだろう。
 彼は立ち上がって何度もお礼を述べ、そのまま逃げるようにしてテル・ミスリンに入っていった。
「しょうがねぇな、さっさと終わらせようぜ、セラーナ」
 彼女はこくりと頷いて、背中に背負っていた杖を手にした。俺も同様に背負った両手剣を引き抜いてから一気に間合いを詰めるべく走り出した。
 敵が近づいてきたのを見逃すはずもなく、召喚獣がこちらに向かって吐き出してきたのは──なんと、灰。
 間合いを詰めようと走っている俺に向かってそれは一気に放たれ──こちらもまた、止まる余裕もなくその灰の中に突っ込んでしまう形になる。……ちょっと待て!!
「げほっ! げほへっ!」
 突っ込んだため口の中にも目の中にも灰が入り込む。涙目になりながら慌てて相手との間合いを少し離そうと思いつつ後退しかけたが、この島は灰まみれの島だ、あたり一面灰が積もり積もっている為──灰に足をとられてしまい、尻餅を着いた状態で倒れてしまう。
「セラーナ、何とかしろ!」
 俺が言うまでもなく、セラーナのアイス・スパイクが放たれる音が耳に入ってくるが、目が潰され口も灰でじゃりじゃりの中、声がうまく聞こえたかどうかすら怪しかったが、
 灰を噴きつける召喚獣は俺にだけターゲットを絞り込んでくれたおかげで、セラーナは遠巻きに攻撃をするだけでよかった。結局俺はいい所一つもなく、彼女が何度目かのアイス・スパイクを放った後、召喚獣はようやく力尽きたのかがらがらと音を立てて崩れ落ちた。
「ジュリアン、大丈夫です……の……」
 セラーナが駆け寄ってきたが、その直後思わず後ずさりしたのを俺は見逃さなかった。
 無理もない。延々と灰を噴きかけられたせいで、俺の頭から爪先まで灰まみれだったのだから。相変わらず気管に入った灰を押し出そうと咳き込み、目は異物を洗い流そうとするが如く涙が流れている。要するにぐちゃぐちゃだった。
「……ぁんのやろぅ………っ!」
 踵を返してテル・ミスリンに戻る俺。扉を開けて、魔方陣を作動させて上に戻ってきた時、ネロスは驚いた様子で俺に向かってこう言った。
「……あんた、いつの間にダンマーのような肌色になったんだね? これは興味深い。是非とも調べさせてもらいたいものだ」
 勿論俺が怒り爆発したのは言うまでもない。

 後々セラーナは俺のこの態度に対して「大人げないですわ」とにべもなく言いのけたのは……また別の話だ。


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 ども。毎週定期更新に今日はちょっと早く更新できましたw
 ちょろちょろやって、今回のプレイ日記仕立て小説はテル・ミスリンのクエの一つです。
 アッシュガーディアンでしたっけか。まさか灰で攻撃してくるとは思いませんでしたwなかなか面白かったので今回こういう風に書き起こしてみましたけど。
 いやー、、、だいぶ要らないシーンが多すぎましたね。こういうロールプレイしているんだ、って思っていただけたら幸いです。

 では今回のブログのもう一つ、MOD紹介。

 ソルスセイムは家がないんで、家MODどうしようかなーと思ってたんですが、前々から気になってた家MODがあったのでそれを導入しました。
スノーグローブハウスですw

http://www.nexusmods.com/skyrim/mods/50170

 家MODって入れたのはコレが初(前に何回か入れたりはずしたりはしてたけど)です。
 こぢんまりとした隠れ家的家に入れるというMODです。ただし、どばきんだけ。
 フォロワーは入れられないのが残念ですね。

 指輪を使うとこのスノードームを持っている状態に限り、スノードームの中に入れます。
 家の中はこぢんまりとしていて、ベッドや窯、錬金と符呪台、お風呂があります。
 殆どのアイテムは固定されてるので家の中が乱れる心配は無い・・と思う。

 お風呂はこんな感じ。
 男の入浴シーンなんて見ても面白くもへったくれもないのですが(笑)

 風呂場の屋根がこんな風になってて、空(ガラスだけど)が見える仕様になってるのが粋ですねえ。


 最近のジュリアンさんとセラーナたん。
 セラーナたんは前と変わらずMOD装備ですが、灰色だらけの島の中で白い服はとても映えますね。
 おパンツも白だから尚映えます(爆死

 ソルスセイムに着いて気がついたのが、このネッチ。
 ESOでもエボンハート(モロウウィンド)を駆け回ってる頃、同じ奴がいたなあと思い出しました。
  しかし、このレッドマウンテンも、ESOで駆け回ってた頃見ていた山と似てるんで、使いまわししてるんですかね(爆死
 
 現在テル・ミスリン付近でうろうろしている中の人ですが、上のほうはぜんぜん行ってませんw
まだまだ何かありそうなこの島、じわじわ攻略していきますw

 最後に、中の人の近況ですが、
5/25の川口フレンディアで行われるゲームレジェンド20にサークル参加しますw
 新しく作る予定のノベルティグッズとか(間に合えば)持っていく予定です。
 サークルはスカイリムで取ってるので分かりやすいと思います。公式サイトはこちら。
http://www.geocities.jp/zed_gamelegend/
 興味ある方はぜひお越しください^^スカイリム話が出来る人大募集w

 では本日の更新はこれにて。
 また来週^^
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HN:
ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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