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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

小説仕立てでMODを検証してみる -Your Market Stall-

「……以上だが、引き取ってもらえるか?」
 ホワイトランはベレソア雑貨店。
 とある遺跡で拾ってきたがらくた──がらくたといってもドゥーマーの遺跡から持ち帰ってきたものばかりだから売ればそこそこ値の張るものばかりだ──をカウンターにいくつか置いたところで、俺は彼……雑貨店の店主であるベレソアに商談を持ちかけた。
 名前がそのまま店名になっている店主ベレソアは、多少変わった人間だとホワイトランでも評判──勿論悪評だろう──だった。店に来る者に笑えない冗談を飛ばしてみたり、買取りにしても値段を安めに設定したり。それでも店に人が訪れる事が多いのは彼の人望でも何でもなく、ホワイトランの中で大きい雑貨店はここしかない、という単純な理由からだった。だからこの店を出た者達の顔は渋面ばかりだという噂も立つほど。
 俺とて本当ならば利用はしたくないのだが、生憎買い取ってもらわなければ持ち合わせが少ないという状況だった。背に腹は変えられないという状況な訳だが、こちらが困窮していると相手に気取られてはまずい。足元を見られかねない。
「ふむ……ドゥーマーの金属片がいくつかと、宝石が数個、ね。ざっと見積もっても500セプティムはいかないなぁ」
 かくっ、とうな垂れる俺。予想以上に少なすぎる。その日の食料とポーションを一つか二つ買ったら金が尽きてしまう。
「そこをなんとかならねェか? ドゥーマーの金属片は他の都市に行けばひとつ200かそこらで買い取ってくれるはずだが?」
 カマをかけてみたが、気取られまいとしていたこちらの困窮さを彼は見抜いていたようだった。意地悪くにやりと口元をゆがめ、
「ならその他の都市に行けば良い。こっちは500しか出せんよ、それ以上は無理だ。それが気に食わないならとっとと出て行きな」
 吐き捨てるように言うベレソア。その態度にちっ、と舌打ちをしたいところだったが、感情をオモテに出せばこちらが不利になるだけだ。この場は黙って踵を返すべきだろう。
 そうかい、と無言のまま僅かに頷き、カウンターに背を向け店を出ようとした時だった。
「……待てよ」
 背後で思いついたかのように声を出すベレソア。店内には俺と俺の背後で店内を退屈そうに歩いていたセラーナしかいない。先程まで話していたのは俺だ、となると俺に向けて待てと言ったに違いない。
「……何だ?」
 努めて感情を気取られまいと、わざとゆっくり振り向いてみせた。彼は何かを思いついたように俺に向かって指を指し、
「背後に居るあんたの連れ。あんたの連れを一晩俺に貸してくれたら、そうだな……2000で手を打とう。悪くない提案だと思わないか?」
 背後に居る連れ、それは紛れもなくセラーナに対して、だろう。
 そして一晩貸す、それが何を意味するか──同じ男同士、いちいち言葉にしなくとも分かる。
 感情をオモテに出さないようにと思っていたが、今の言葉は俺のリミッターを外すのに十分だった。俺は黙ってカウンターまで戻ると僅かな隙も与えず、瞬時に手を伸ばし彼の胸元をぐい、と掴む。全く予想だにしなかった俺の行動に彼は苦しそうに呻く。
「そういう冗談はな、言う相手を考えて口にした方がいいぜ? 今度俺の前で言ってみろ、あんたの口を二度と開かないようにしてやる」
 ドスを効かせた声で吐き捨てるように言い、ぱっ、と掴んでいた服を離すと彼はげほげほと咳き込みながらカウンターの奥にくずれ落ちた。
「セラーナ、行くぞ」
 今度こそ振り返ることもないと、踵で足の向きをターンさせ、驚いた表情のセラーナを尻目に俺は黙って店を出た。

「何かあったんですの? 店主が連れがどうこうと言ってたような気がするのですけど……」
「なんでもない。お前が気にすることじゃねぇ」
 つっけんどんに言っておかなければ詮索してくるに違いない。なので敢えてぶっきらぼうに答えた俺だったが、内心は金の工面やら先程言われたことやらで頭の中が怒りと焦りでいっぱいだった。
 他の店では買い取ってもらえないだろう。雑貨店が唯一買い取ってもらえる対象だったのが今ので台無しになっちまった。やはり他の都市に行くしか手段はなさそうだ。ここから一番近いリバーウッドなら夜前に着くだろうが、リバーウッド・トレーダーで買い取ってもらうにしても店に買い取れる程度の資金がなければ意味がない。小さい村であるリバーウッドでは需要が見込めないとしたら……ウインドヘルムか、モーサル辺りに向かうしかなさそうだ。
 ホワイトランの正門をくぐり、そのまま街道に向かうかと思った矢先、城壁の手前でいくつかテントが張ってあるのが見えた。細長いテントが一つと、ベッドロールを敷いたその上に簡易的な屋根としてくっついてあるそれがいくつか。
 カジートキャラバンだった。なんて運がいいんだろう。カジートキャラバンだったら盗品も買い取ってくれている。リサードなら、先程ベレソアの店で提示された500セプティムという馬鹿にした買取値段よりも、相当高く買い取ってくれるに違いない。
 俺はリサードが座っているテントに近づいた。彼は俺が近づいてくるのを察し、
「ようこそ友よ、今日はどんな用かな?」
 にこやかに答えてくれた。彼とは何度売買の取引をしている為、俺のことを友よ、と愛称を込めた言い方で呼んでいた。ほっとする。彼が救いの神のようだった。
「買取を頼みたいんだが」
 リサードは勿論いいとも、と両手を開いて俺が売りたかったものを出すよう促す。荷袋から先程ベレソアの店のカウンターに置いたものをいくつか置いたところで、リサードはふむ、とカジートのみにあるぴんと張った鬚を丁寧に撫でながら、
「……これは相当値の張るものだな。ドゥーマーの金属片だろう? これらなら鍛冶屋が喜びそうなものだ。宝石類も砥石で磨けば宝飾品に変わる」
 さすが商人としての審美眼、といったところか。価値あるものを相当の値段で見極めているようだった。……しかし、次に彼が発した言葉は俺が想像すらしていなかった。
「悪いが、これは買い取れそうにない」
 えっ? 
 俺が余程驚いた表情をしていたのだろう、リサードはとりなすように両手を上げていやいやといったポーズをとった。
「いや、わしが買い取れないと言った意味はこちらが引き取る金がないとかそういう事じゃない。我々みたいなカジートはほら、町の中に入れさせてもらえやしないだろう? だからこういう、鍛冶屋向けの商品とかは鍛冶屋の目に留まる事すらできない可能性が高いのだよ。それじゃ我々も不利益だし、鍛冶屋も貴重なドゥーマーの金属を溶解してドゥーマーの装備を作ることすら出来なくなる。だから我々には買い取れない。そういうことだ。
 ……けど友よ、我々にコレを提示させたのには何か理由があるんだろう? 町の雑貨店で買い取ってもらえなかったとか」
 核心を突いてきた。そのとおりだ、今更隠し立てする必要もない。俺は首肯してみせる。
「なら、我々カジートキャラバンからいいものを与えようじゃないか。これがあれば友よ、あんたも露店が開ける。あんたの好きな値段を決めて、店を出すことが出来る」
「店を、……出すことができる?」
 馬鹿みたく鸚鵡返しに問い返してしまった。リサードはにやりと笑みを浮かべ、立ち上がってテントの奥に引っ込む。がさがさと何かを探す音が奥から聞こえてきた。俺も、傍らに立っているセラーナも黙って待つこと数分、リサードがテントから出てきて、よいしょ、と言いながら古ぼけた椅子一脚と茣蓙のようにあちこちが破け、煤けた色をした布一反、小ぶりのチェストを目の前に置いた。
「これだけあればあんたも店が開ける。この布を敷き、チェストを置いてその中に売りたいものを入れる。そして椅子を置いて座ればちょっとした露店が開ける。どうだろう? これを使って自分で気に入った値段で売ってみたらどうだ?」


 久々にMOD紹介の小説を書いてみた(笑)
 露店MODが出来たと知って早速導入して使ってみたら面白いこと面白いこと。
 なのでその楽しみが伝わるようにちょっとうちのどばきんさんを困窮させてみて、自分で露店が開け自分で好きな値段を決めて売れる、という最大の強みを出せるような話を作ってみた。ブログを書こうと思って打ち始めた直後決まったネタ(笑)なんでちょっと変な話になっちゃったけども。
 MODの使い方は先程リサードが言ったのと同じで、椅子を置いて箱の中に売りたいものを選び、椅子に座るときに売る値段をどうするかとか決めてから座れば露店開始となって客(NPC)が見にやってくる、というものです。話術が高いと交渉が出来やすいというあたり、なんだかWizardryの交渉術を彷彿とした感じで俺はすぐ気に入りましたw

昼間












 実際やってる感じをSSで撮ってみたw
 箱に入れると入れた者が浮き上がるように茣蓙の上に並べられるとかよく出来たMODです。
 SKSE必須なので、導入したい人は要注意。
商品一覧
 











 箱の中に売りたいものを入れて椅子に座るとこんな風に商品がキレイに整理されて陳列されます。

ウインドヘルム港湾地区で












 あちこちで露店プレイしてますwジュリアンさんは傭兵なんですが……
しかし露店プレイしてるとセラーナたんがヒマそうにうろうろ×100……商品の前に突っ立つわ、俺に話しかけて(退屈なんだろうね)くるわでセラーナたんにはちょっと申し訳なかったかなぁw

 そのMODのアドレスはこちら。

Your Market Stall
http://skyrim.nexusmods.com/mods/35305

面白いMODなのでカジートキャラで商人プレイしたい方は是非!w

 
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HN:
ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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