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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

え、ちょ、待ってくれよ、何の話だ?

「お前、聞いたか……あの話」
「ああ、聞いたぜ、この村を救ってくれた奴の事だろ? 素性はわからないみたいだけど俺達と同じノルドみたいじゃないか。誇らしいってもんだな」
「……そうじゃねぇよ、まあ確かに村を救ってくれた勇者がノルドなのは間違いないみたいだが、問題はそいつが──」

 そんな話が水面下で起こってるなんて勿論俺はわかっておらず。
 ただ、その日だって普通に、ストルンに話を聞くために立ち寄っただけにすぎない。
 それなのに──

「……ん?」
 村に入った途端、視線が一斉にこちら──俺とセラーナだ──に向けられる。
 その視線は決して奇異や猜疑心ではなく、むしろ好奇心を帯びているようにも見えたが、とにもかくにもこちらに視線が一斉に向けられる事は決して気分のいいものではない。……おかしいな、前回来た時から今までに何か俺に対して変なうわさでも聞きつけたんだろうか?
「セラーナ……なんか村人の様子が変だ、もしかしてまたミラークに洗脳状態にさせられちまってるのかもしれない、とりあえずストルンとフリアの居る家に向かったほうがよさそうだ」
 小声でぼそぼそと、傍らに突っ立っている彼女に言うと、セラーナも異様な視線に気づいてない筈はなく、ええ、とだけ短く答える。
 それじゃ、と村人の視線に刺されながらも黙ってストルンの家に向かおうと足を向けた矢先の事だった。
「お兄さん、ジュリアンさん!」
 甲高い声が背後から聞こえてきた。振り向くと、毛皮の外套を頭からすっぽり被ったまだ背の小さい少女が駆け寄ってくる。勿論その姿を知らない筈は無かった。村の中で唯一の少女であるアエタだ。
「よう、アエタ。元気にしてたか?」
 駆け寄ってくる彼女を迎え入れようと、俺は腰を落として立ち膝状態になる。アエタは嬉しそうに俺の肩にしがみついてきた。元気そうで何よりだ。一時は親がミラークのせいで洗脳状態になってたため、ストルンの傍で身を寄せていた彼女だったが、両親が戻ってきた今、彼女は心配もなくなった様子で元気いっぱいの笑顔を振りまいてみせる。
「うん、元気だよ、ジュリアンさんが来るのを待ってたんだ」
「そうか、ありがとうな。あまり長居はできそうにないが、遊びに付き合ってやってもいいぜ」
 思わずこちらまで顔がほころぶ。が──次にアエタの口から飛び出してきた言葉が俺の顔を引きつらせた。
「うん、でもジュリアンさん結婚するんでしょ? だったらもう遊べないのかな? この村にも来なくなったりする?」
 は?
 俺が間抜けに口を開けていたのが余程おかしかったのか、アエタはこうも付け足した。
「え? でも、みんな言ってるよ? ジュリアンさんはそこに居る女の人と抱き合ってたって、結婚指輪してないからこれから結婚する相手なんだろうって。違うの?」
 ぎくりとする。周りに視線を配れば、固唾を呑んで見守るスコール村の人たち。まさか、さっきから俺達に注がれている視線の原因は、これなんじゃ……?
 抱き合ってた、って時点で言われなくても分かる。こないだの事だ。セラーナが黒い本の事で俺に一人で行くのか、と話してくれたあの時しかない。──村外れでやってた事だから誰の視界にも入ってくる筈ないと思っていたのに!
「え、あ、いや……」
 いや? いやじゃないだろう。俺は……数ヶ月前、ホワイトランのバナード・メアでフルダに迫られた時だって俺は嫌だとは思わなかった。あの時は照れのが先行して逃げてしまったが、嫌ではなかった。むしろ結婚するならそれでもいいと……って何考えてるんだ俺! 今はそんな考えに耽る余裕はないだろう!
「セ、セラーナ……」
 彼女に助けを求めても恐らくつっけんどんにあしらわれるだけだと思っていたが、予想に反してセラーナはとんでもない事を言った。
「相手のことより、今はご自分の考えをはっきりさせるべきじゃありませんの? ジュリアンの態度が村の人を失望させるか喚起に沸かせるか、二つに一つじゃありませんでして?」
 その言い方に妙に何かを含ませてる気がしなくもないが、彼女は何かを悟られまいとでもするかのように、視線は伏せたままそう口にした。おかしな態度だな、と思うが今はそれについて言及する余地はない。
 ちらちらと雪だけが舞う中、村人は薪を切ったり食材を加工したりしつつ、俺達をちらちらと見ている。……セラーナの言うとおりだ。彼等の視線からするに、アエタは仕向けられたんだろう。こんな小さな村じゃ、誰それとの浮いた話とかはさぞかし酒の肴になるに違いない。
 息を深く吸って、俺はアエタに言った。「大丈夫さ、村にはこれから先も何度か訪れるし、アエタに会いに来るよ。確かに結婚はするかもしれないな……でもそれはまだ先の話だ」
 それを聞いて納得したのか分からないが、スコール村の人達から注がれていた視線がふっと消えた。
 答え方はどうとでも取れるようにしておいた。確かに結婚はする、けどその相手の名前は口にはしていない。人によってはセラーナと、とも取れるし他の人かもしれない。でもそういっておけばとりあえず急場凌ぎにはなると踏んだ為だ。
 ほっと息を吐く。傍らを見るとセラーナはおらず、何処にいるんだと探してみれば焚き火の傍で体を温めていた。
「ねえねえ、結婚する人はセラーナさん?」
 小声で聞いてくるアエタ。まあ、子供だしな、俺は人差し指を口の前に当てて内緒のポーズを取ってから、
「……そうしたいとは思ってる。けどこれはまだ内緒だぜ? アエタと俺だけのな」
 アエタはにっこり笑ってうん、と頷いてから、くるりと踵でターンして両親の元へと走っていった。
 足を伸ばして、ブーツについた雪をぱらぱらと手で払ってから、俺は焚き火で温まっているセラーナに言った。
「遅くなっちまったな、行こうぜセラーナ」
 彼女は一瞥してから、俺の方へと駆け寄ってくる。
 いつか素直に言える時が来るのだろうか。その時俺はどう言えばいいのだろう……
 などとざわつく心を隠しながら、俺とセラーナはストルンの家へと入っていった。


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はっはっはっはっは。
自己満足ネタですすいませんヒィィィィィィ(はっはっはは何?

原稿の合間に前々前々回(「この道の向こう側で、」参照)の続きをUPしてみました。
ショートショートにしてます。ちょっと足りない部分多くてすいません。

原稿はですね、とりあえずSkyrim新刊の下絵は(本文内容)完成しました。
とりあえず新刊出せる第一段階はクリアした事になりますね。まあまだまだこの先苦難がたくさん待ち構えてますが・・orz
「この道の~」が続き形式だったのにもかかわらず続きが数ヵ月後、ってのも申し訳ないなって思ったので書いてみた次第です。まあ相変わらずぐだぐだですw

原稿の方は二冊目の下絵に入ってる段階です。まだまだ先が長い。
でもSkyrimに比べれば16年描いてる作品のモノなんで描きやすさは比べ物になりませんがw
なのでこっちが書ける余裕ができた、と。

いやーセラーナさんと結婚できるにはMODに頼るしかできませんからねー
結婚してみたいですねー 発売から同じキャラでやり続けて独身ですから、結婚したら何がどうなるのか気になりますw
1400時間到達したら結婚しようかなー(笑)

というだけの話でしたすいませんいつもどおりごめんなさい。
原稿がんばります。ではまた。
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プロフィール

HN:
ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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