04.04.21:55
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10.05.00:15
小説仕立てでMODを紹介してみる ─Beyond Reach─
まだ見ぬ世界を求め、
旅を続け、そして助けるのだ。
その地に居るであろう、汝の助けを持つ者達の下へ──
「えっ、護衛?」
思わず鸚鵡返しで問い返してしまう。
ソルスセイムに殆ど行ったきりで、久方振りにスカイリムに戻ってきた際にウインドヘルムの衛兵から言われたのは久しぶりだな、という適当な挨拶と、「待てよ、お前を探していたぞ」という、ある意味ぞくりと背筋を凍らせる言葉だったのだが。──え? 探していた?
「ああ、そうだ。……言っておくが勿論我々ではないぞ。
確かマルカルスだったか、護衛を頼みたい商人がいて、お前を探し回ってたそうだ。何でも今、リーチ地方は相当物騒でな、適当な護衛では心もとないらしく、ドラゴンボーンの力を借りたいといって聞かないらしい。
……つい数週間前の話だからな、今もマルカルスに居るかは分からんが、一応探しに行ってみたらどうだ?」とのこと。
ウインドヘルムに帰ってきてすぐに仕事──そして俺自身を探してる──とはあまり嬉しくなかった。特にドラゴンボーンを、などと名指しされてはたまったものではない。只でさえ俺はその二つ名で呼ばれると体中がこそばゆく感じてしまうのだ。
「……セラーナ、どうする? 久しぶりにソルスセイムから戻ってきたらすぐこれだもんな」
傍らに立っているセラーナに聞き返すが、彼女はにこりともせず無表情でこちらを見据え、
「どうするもこうするもないですわ。行った方がいいじゃありませんの? 半日もあればマルカルスに着きますし、ジュリアンを探しているなら急いだ方がよろしくてよ」
と言ってくる。彼女は俺と結婚してからというもの、何かに吹っ切れたのかそれとも目覚めたのか、俺の力を必要とする人あらば助けた方がいい、と言うようになり、その変わりように俺自身が一番驚いていた。……今までなら彼女はどちらかというと事なかれ主義で、俺が何かに対して(不本意ながら)首を突っ込んでも彼女はやれやれといった様子で俺に付き合ってくれていたのが、今ではその逆なのだ。
しかしまぁ、そう言われてはこちらとしても行くしか選択肢は出ず。
「……そうだな。向かってみるよ。ありがとう」
礼と述べながらも、心の中では余計な事言いやがってと付け加えながら、俺は衛兵の前から辞して馬車のある正門へと向かった。
で、結論から言えば──その商人はまだ居たのだ。
スカイリム中に俺を探している、と噂を流しまくった張本人はマルカルスの宿屋兼酒場の「シルバーブラッド」に居た。
「あんたか、俺を探しているって行商人は?」
酒を舐めるように飲んでいる商人──見る限りノルドのようだ──はひょいとこちらに顔を向けてきしな、只一言。
「……ドラゴンボーンか?」
とおもむろに聞いてくる。
「ああ、そうだ。俺はジュリアン。隣に居るのはセラーナだ」
適当に挨拶をして、カウンターの端で飲んでいる行商人の隣に座ろうとした途端に、商人はスツールから立ち上がってこちらを睨み付けてきた。
「遅いじゃないか。こっちはスカイリム中にあんたを探しているって言いふらしたのに、その当人がお出ましになったのは数週間も経ってからとか! こっちは仕事があるんだぞ?」
突然の物言いにこちらもかちんとくる。「……別の用でスカイリムから離れてたんだからしょうがないじゃないか。俺じゃなくたって良かっただろうに」
と言ってのけると、彼は駄目だといわんばかりに首を横に振った。
「いいや、あんたじゃなきゃいかん。近頃のリーチは物騒な奴らがうろつくようになってきている。そこいらの傭兵など歯がたたんよ。ドラゴンの力を持つドラゴンボーンなら大丈夫だろうと思って探していたんだから」
ドラゴンの力、ねぇ──まぁ、シャウトの力をそれに値するなら、あながち間違ってはいないか……しょうがない。
「分かった。だが一つ条件がある。
セラーナも連れてっていいよな? 彼女の力も役に立つからさ」
と言うと、行商人は怪訝そうにセラーナを一瞥して見せ、
「……護衛代金は一人分しか出せんぞ」
にべもない返事。……本来ならばここで断ってもいいのだが、こちらとしても相手も数週間待ちぼうけさせた訳だし、これで怒って契約破棄をするのはいささか後味が悪い。
「いいだろう……準備は出来てるぜ。いつでも出発できる」
行商人の馬車はマルカルスの正門を出た先、馬屋の近くに止めてあり、この承認が買いつけた物であろうか荷物を積み込む使用人らしき男が数人、荷台に木箱をいくつも運び入れていた。
「行き先はリーチって言うけど、マルカルスの領地内……って訳じゃねぇよな」
あれこれ指示を出している行商人に言うと、勿論だとばかりに頭を縦に振って見せた。ああ、やっぱり。
「勿論だ。ジュリアンだったか、行った事はないのか?」
俺が生まれたのはシロディール地方で、スカイリムに来るまでずっとタムリエルの中心にしか身を措いていなかった。だからリーチ地方といってもマルカルスの辺りだけなのかとしか思っていなかったのだ。
「リーチ地方ってのはな、スカイリムの西端にあるここ、マルカルスとハイロックの東側の辺りを跨ぐ場所なんだ。これから我々が向かうリーチはハイロックの東側の、って事さ」
そうだったのか。全く知らなかった。
「高い山や湿地が多い土地だよ。私はそこの出身でね。風光明媚ではあるんだが、最近はよく分からない怪しい奴が多く居る。どっから沸いて出たのか分からないのだがね。……さあ、荷造りが出来たぞ」
言いながら商人は御車台に座り、俺達に「あんた達は後ろの荷台に座っててくれ」と言ってくる。……といっても荷台には木箱が積まれており、座る場所なぞ殆どないに等しい。
とりあえず荷台に上がろうと、俺は片足を荷台のステップに乗せてひょい、と飛び乗り、セラーナに手を差し出すと、彼女は何も言わずに俺の手を取ってひらりと飛び乗った。……とはいえ、荷台にも座る余裕がないのは先程言ったとおりだったから、彼女が立てる足場はほぼ無く、飛び乗ったと同時に俺は彼女の体をぎゅっと抱きしめてしまう。
鎧越しでも伝わる柔らかい感触にどきりと心臓が跳ね上がる、と同時に彼女は俺の両手からの束縛から離れ、彼女だけが座れるぐらいの狭いスペースにすとんと腰を下ろしてしまった。……ちょっと待て。俺は何処に座ればいい?
「おおい! 乗ったのか? 乗ったなら出発するぞ!」
前方から商人の声が飛んでくる。とりあえず……乗ってることに変わりはないのだから、俺はああ、とだけ短く答えた直後、がたん、と大きく身を揺らして馬車が動き出した。
「わわっ!」
慌てて荷台の端を掴んで落とされまいとすると、セラーナがくすりと笑って見せた。
「落とされないように気をつける事ですわ。ジュリアン」
がたがたと揺れる荷台の上は、木箱があるせいでお世辞にも快適とは言いがたく、身のおき場所が無いためやむなく俺は木箱の上に座るしか手段が無かった。中に入ってるのなんてこの際どうでもいい。
マルカルスの正門が遠ざかっていく。その光景をぼんやり見ながら、スカイリムに戻ってこられるのはいつになるだろうかと、俺は心の中で自分に問いかけていた。
これから向かう、ハイロックという見知らぬ土地で起こる事なぞ予想もしないまま……。
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あう、冒頭のみで終わってしまった><
随分前に書いたファルスカールと同じ感じになっちゃったなぁ。
というわけでこんばんわ。
突然ですが、先週は更新できなかったので今回は不定期ですが現在やっているクエストMOD、Beyond Reachの紹介・・なのに全然紹介してませんね。ごめんなさい><
新しい土地というジャンルに位置するこのクエMOD、まだ入れたばかりで殆ど進んでません(爆
けどすごい広い土地で、歩き回るのが楽しいです。
CoTが適用されてないので、夜は比較的明るいかな。
こんな夕暮れもあったり。寂れた感じがいい土地です。寂寥感に浸れます。
新しい土地に行ってみたい方は是非。
http://skyrim.2game.info/detail.php?id=48467
でどうぞ。
小説同様セラーナも今回は同行してます。ナビメッシュちゃんと入ってますのでご安心を^^
ではまた次回のブログ更新日に。
続きはぼちぼち・・というか前回の話の流れをぶった切ってすいません><;
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自分もSSで漫画作ってます^^
よかったら、遊びに来てください
いろいろ
情報交換もできたら嬉しいです^^
では、失礼しました^^
コメントありがとうございますー
ロイヤルラベル様、始めまして。
コメントありがとうございました。
SSで漫画ですか。楽しそうですね!
ブログの方見に行かせていただきます^^
また遊びにきてやってくださいませ♪
コメントありがとうございました。
SSで漫画ですか。楽しそうですね!
ブログの方見に行かせていただきます^^
また遊びにきてやってくださいませ♪
コメントありがとうございます^^
いつか、共作できたら
面白そうですね
ジュリアンさんが、構成を考えて
私が漫画にするなんて
^^
お互い
楽しみましょうね
今後、仲良くしてください
こちらこそー
ロイヤルラベル様
こちらこそ再度コメありがとうですよ!
共作ですか、
楽しそうですね^^
機会があったら是非よろしくです。
こちらこそどぞよろしくですよー
是非ブログのリンクしてやってください♪
こちらもさせていただきます^^
こちらこそ再度コメありがとうですよ!
共作ですか、
楽しそうですね^^
機会があったら是非よろしくです。
こちらこそどぞよろしくですよー
是非ブログのリンクしてやってください♪
こちらもさせていただきます^^
遅れました
すみません
リンクの貼り方
分からなかったので
当ブログで
紹介させてもらいました☆
力添えになれたら
よいのですが・・
では^^
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