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スカイリムの攻略とかあまり役に立たない日々のプレイ日記をだらだらかいていくつもりです。

雪と氷とドラゴンと。

   

原稿? 描いてるさ精一杯!

昔にもこのタイトルで記事書いてなかったか、というツッコミは無視。

 ども、現在MOD作成とHARUコミ向けの原稿と言う二束の草鞋状態で作業を並行している中の人です。
 いや元々HARUコミに新刊出すつもりなかったんですけど、無料でペーパー(フライヤー)もどきのフルカラー四コマ漫画程度ならなんとかなるかな、と思い至って以下略。

 なので久々の当ブログ限定の下絵公開。
 4コマ漫画1枚におさめた4枚分のネタです。タイトルは「ネコとマクレディと一人のパパ」。
 
 え? タイトルが谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のをんな」のパクリかって?
 まぁそうなんだけど、気にしないでやってください。

 去年までは自分のプレイヤーキャラのパッパさんを描いてましたけど、今年からはネイトさんをぼちぼち描いてます。
 ちなみにネイマク(パパマク)です。最後にちゅーシーンがある程度だけど。


 載せてから言うのもあれですが無声漫画な上に背景はありません(笑)
 だから絵だけで表現してるのでとても難しいね。
 無料な上に5部程度しか刷りませんけど、欲しい方は是非19日開催のHARUコミの自サークルスペース「東ケ58a」サークル名「すらっぷすてぃっく百貨店」まで遊びにきてやってくださいませ。

 MODのほうは現在マックの音声を加工段階で、7つしか決まってない有様orz
 なんかこう、組み合わせるとすごいデレるような台詞ないっすかねー・・
 是非アイデアがある人、ご連絡ください。Twitter:@9412JMSでもいいですし
 ここのコメントでも大歓迎っす(笑)

 という近況だけの定期更新でした。
 たまにはSSがない記事もいいね。

 ではまた次回更新日に。

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マクレディ音声追加MODβ版公開します!

前回は翻訳で、今回はMOD作成か、とだいぶ中の人がメガシンカしてます。
 こんばんわ。

 タイトル通り、マクレディの音声追加MODのβ版ですが公開を開始しようとおもって記事を書いてみましたよ。
 なんで音声(台詞)追加MODを作ろうと思ったのかっていうのは、マクレディに限ったことじゃないですけど、ロマンスが終わってしまうと、彼の台詞は一部のみ喋るだけになってしまい、8000以上あるセリフのうちほんの数%程度の会話しかしないんですよね(ロケーション、天候、昼夜、クラフティングの際の台詞はここから除外しても)。
 なので、ロマンス前の台詞でも比較的使えそうなセリフを切ったり張ったりして作ってみたMODです。まだ5ファイルしか追加しておらず、β版でブログのみ公開という形ですが、いずれ本公開はするつもりです・・多分。
 もちろんマクレディの音声は日本人声優のそれであって、海外版は一切手を加えておりません。

 作るきっかけはさっき言ったとおりですが、もともと作れるとは思ってなかったので、ふとした時にそういえばコンパニオンに音声追加ってできるのかなあ、と思って調べたのがきっかけで、案外CKで楽に作れるというのがわかって、そういうMODが出回ってないのも知っている(まぁ音声継ぎはぎ程度だしな)ので、無いなら自分で作ろう! と同人誌作るのとほぼ同じ動機で作り始めました。

 ・・・が、かなり大変でした。
 音声を作ったりxwmファイルに変換とかは前の翻訳時にもやってたのでまだいいのですが、いざテストしてみるとマクレディの口がパクパクしない。
 何が足りないのかと思えばLipファイルがついていないせいで、じゃあそのLipファイルはどうやって作るのか、というところで海外サイトを漁り(日本のFO4ファンサイトはまだそこら辺詳しく乗ってるサイト様いなかったので)、作り方を知って作ろうとすると強制終了が入って・・・という一難さりゃまた一難状態(笑)
 まぁそれでもなんとか暫定公開(β版ですが)に出来たのはよかったなあと。
 心折れそうになりましたけど、何とか作れてよかったです。

 で、その音声ですが5つしかまだ上げてないとさっきも言いましたので、少ないですがとりあえずちゃんと喋ってくれます。
 テストプレイ時喋るたびにSS撮ってみました。マクレディの顔がぼやけてたりするのは被写界深度(ピント)が合ってないせいですw

 
 
 ネタっぽいのも作ってみました。走ってる(移動している)時に呟いてくれたら楽しいだろうなあ・・みたいな。
 あと一つあるんですけど、SS撮り忘れたw

 現在β版ですが、もし入れてもいいよ、という人は以下の場所からDLしてください。

MacVoicePlus Ver.0.1β
https://1drv.ms/u/s!AtCdfICRJ8xwkiK4i3X8J_Jt9uwu
OneDriveです。

 という紹介するだけの記事でした。
 ちょろちょろアプデしていくんで、いずれ本公開したらPS4とか箱一とかでも使えるようにしたいです。恥ずかしいけどね。

 ではまた次回公開日に。


 ああ、あとおまけで。
 今日は猫の日なので、猫とマクレディ。

たまにはマトモにMODいぢり(音声差し替えの法

えー、こんばんわ。
 今日は自分が翻訳した某MODの日本語音声化にするためのTipを設けただけのブログです。
 FO4PC版をプレイしてない人には全く意味のない記事と思われます。ごめんなさい。

 じゃあ、まずその自分が翻訳したMODのご紹介。
Player Marriage - Marry Your Romanced Companion
http://www.nexusmods.com/fallout4/mods/21932/?

 ぶっちゃけて言えば、「ロマンスできたコンパニオンと結婚できる」MOD。
ダイヤモンド・シティで見たであろう人とロボット(名前両方とも忘れた!)との結婚式イベントをプレイヤーとコンパニオンにやらせることができるMODです。
 
 自分はこれを日本語翻訳し、FO4MODデータベース様に上げております。
http://fallout4.2game.info/detail.php?id=21932

コメント#5のJさんというのはTwitterネーム「ジュリアン」から取ってますね。どうでもいいことだ・・

 で、中の人はTwitterに二段階で動画を載せましたw 一度目はやりたかったマクレディの音声差し替えのみ、二度目はパパンと牧師さん(差し替えたんですが、なぜか同性同士のせいか音声が出ませんでしたが)


 二回目。


 というわけでこの日本語音声と差し替える方法を明記していきます。
 キャラクターはマクレディの音声を差し替える手順で教えていきますが、他コンパニオンも同様ですので。

1.用意するTool系
 ・BSA Browser等のBAファイルアンパックできるアプリ
 ・FO4VFRT(日本語音声を参照するときに使います。文字検索もできれば日本語化もできます。必ず日本語化はしておいてください)
 ・音声変換ソフト(日本語音声を確認しないとおそらく無理・・だと思われます。英語のリスニングが長けてる人なら不要かも)
 ・FO4Translator(翻訳ソフト。これがないと英語の音声と日本語の音声の比較ができませぬ)

2.英語音声を抽出する
 自分はBSA Browser使ってるのでその画像を貼っていきますよ。

 BAファイルを展開するとこういう画面が出ます。
 ここでマクレディの名前を探すと、出てきました。
Sound\Voice\PlayerMarriage.esp\NPCMMacCready\000017A0_1.xwm
 こんな感じですね。
 xwmファイルと同じ名前のLipファイルがありますが、抽出するのはxwmファイルのみです。
 なのでマックの音声を見ると、6つほどあるのがわかるかと。
 これらを選択し、任意の場所に抽出します。

3.英語音声をWavファイルに変換(これは飛ばしても大丈夫な手順です。あくまで初心者向けの場合と、海外音声が聞きたい人向けで・・)
 音楽変換はいくつかありますが、自分はSkyrim時代からずっとSkyrimAudioConverterというソフトを使ってます。音声も音楽も変換できるので二次創作やってる時とか音楽聞きたいときとかに使ってますね。

 
 任意の場所に抽出したxwmファイルを選択し、右下の「Output Codec」をmp3ないしWavないしで選択してコンバート開始。
 コンバートしたファイルは同一フォルダに入ります。

 こんな風になったら完成。
 英語音声が聞き取れる形式になりました。

4.翻訳ソフトで該当するセリフの日本語字幕を探す

 で、こっから英語音声が何を言ってるのかリスニングを・・という訳にもいかんので(中の人はこれで音声差し替えをしましたが)
 翻訳ソフトを使います。

 
 人の会話は「ILSTRINGS」タブに切り替えると変わります。
 こっからマクレディの声が何を割り当てられているかを判断します。
(英語音声は海外声優さんのをそのまま使っているため、翻訳も自動的に日本語版FO4のを落とす形になります)

 スクロールしていくとマックの台詞が見つかりました。

 こんな感じで指定ができたら、いよいよこっから日本語音声を落とす作業に入ります!

5.FO4VFRTで日本語音声を検索→抽出
 アプリを起動します。前もって日本語版字幕が出せるようにしておいてください。
 やり方はFO4MODデータベースの紹介欄を参照。

 
 起動するとこんな画面になります。
 左側はFO4.esmからBAファイルを眺めた感じになります。右側は音声一覧ですな。
 一番下のフィルターは日本語でも検索できますので、わざわざ左側からキャラクターを指定しなくても一発でできたりする優れもの。ちょっとやってみると、

 先程翻訳ソフトで出てきたマクレディの「楽しい~」を検索ボックスに居れたら、楽しいという言葉でヒットした言葉がずらりと出てきました。
 ただこっから青い選択状態の場所で、音声聞こうとしてもエラーかかるので必ずキャラクターのフォルダーを選択してから視聴して、抽出してください。
 抽出はfuzファイル名を右クリックして、「extract audio」で抽出できます。
 FO4VFRTフォルダの同名フォルダ内に恐らくWavファイルで保存できている筈です。(fuzファイルで抽出もできますけど、そっからxwmファイルに変換するの面倒なので、Wavファイルにしてください)

6.リネームする
 これで一通りできたとします。
 あとは、英語版音声のファイルの名前を、日本語声優の抽出したファイル名と同じすればOKです。
 でもわからないよ! という場合のために、先程使ったFO4Translatorに戻って、翻訳部分をダブルクリックするとこんな画面が出ます。

 エディターIDという部分、赤く〇囲みしている箇所が、音声ファイルのファイル名です。(別にダブルクリックしなくても最初の画面にも表示されてますが、原文がわからない人はこのやり方をすれば、原文と日本語文章を照らし合わせてみることもできるので)
 試しに海外声優さんのファイルを変換してたら聞いてみてもいいですね。多分左側の翻訳前の英文と同じこと言ってると思いますw

 なので、日本版声優さんのファイルをこの名前にリネームしましょう。
 この場合ですと「0100179E.wav」です。

7.再変換してフォルダに移動

 さあやっと最後の手順。
 全部の音声をリネームしたら、今度はWavファイルをxwmファイルに変換します。
 先程と同じ変換ソフトを使って、変換してください。

 変換したらBAファイルをリパック。。する方法は自分知らないので(すいません・・)
 指定したフォルダーに変換したxwmファイルを突っ込みます。

 その場所はどこ? 最初にBSA Browserで開いたときのアドレスの場所です。

Sound\Voice\PlayerMarriage.esp\NPCMMacCready\000017A0_1.xwm

 ですね。
 これをPCの中のFO4フォルダに入れます。


Steam/Steamapps/Common/Fallout 4/Data/Sound/Voice/
まできたら、espファイル名のフォルダを作ります。
PlayerMarriage.esp/NPCMMacCready/000017A0_1.xwm

という風に指定すれば日本語音声になります。

 これで完成です。
 あとはMODを導入して、チェックしてみてください。


 お疲れさまでした。なんだか書いててかなりいらない手順が多かったような;;
 自分の中では結構こんな回りくどいやり方をしてたのですが、よーく考えてみるといらない手順多いので、MOD入れてるPCプレイヤー様は「こんな回りくどい説明いらねぇよ!」と思ってしまったらすいま1,000キャップ。

BAファイルをリパックする方法とか自分知らないので、もし知ってるよーという方がいらっしゃったらぜひ教えてください。
 SkyrimからMODをいぢり始めて6年弱。それなりに色んな知識増えてますけど、まだまだ知らない事多すぎですw

 では、長々と説明だけの記事でした。
 是非とも結婚MOD楽しんでください。 あーあとこの作業の手順はほかのMODや、他の手順でもかなり使えるやり方なので覚えておいて損はないかと(汗

 ではまた。次回更新日に。



たまにはまともにMOD紹介 Vault-004+α波

ごめんなさい。だいぶ遅くなりました。……ああ、書いてる時間が深夜なもので。
明日朝早いってのに、何今迄やってたのかというとブログ書く音楽を探したりそんなことばっかりやってました……

 ああ、ちなみに、今回の記事はちょっとアダルティーなSSあるので、ここらで画面切り替えをしておきます。
 読みたい人はつづきはこちらをクリックしてね!

星の人

Fallout二次創作シリーズ一連の続きになってます
そのテのものが苦手な方はブラウザバック推奨。ついでいパパマクなのでそれも苦手な方も推奨(エログロホモはないですが)

ここから読んでもOKですが、出来るなら前作の話「After the carnival」から読みましょう。




 ……眠れそうにない。
 今晩何度目だ……最早数なぞ数えていない。
 瞼を開けると、見慣れない天井が目前にあった。新しい部屋を貰って──正確には借りたと言うべきだろうが──
 さっきから何度も、瞼を開けては閉じ、眠ろうとしても睡魔は俺の意識を掻っ攫って行こうとはしない。……慣れないベッドのせいか、それとも……
 枕の上を転がすようにして頭を横に向ける。窮屈なセミダブルのベッドで、くっつくようにして眠っていたのはマクレディだった。頭は自分と同じ方向……つまり、同じ方向を見ているせいで表情は窺い知れない。胸が上下しているあたり、しっかり眠れているのか。
 俺は黙って身を起こす。もそり、と被っていた毛布が衣擦れの音を立てるだけで、辺りは全くの無音。……グッドネイバーは不夜城だが、戦前のアメリカで見たような光り輝く夜の街ではない。夜は皆寝静まっているのは何処の居住地とも変わらない。
 ふぅとため息をついて、俺は素足のまま床に足を付いた。頭をがりがりしごきながら、身を伸ばすようによじり……さて、どうしようかと思うものの、こぢんまりとしたこの部屋で行く場所なぞあまりなく、仕方なく俺はバルコニーに通じる扉へ向かった。ちゃ、ちゃ、と床と足が張り付く度に静かな音を立てる。
 バルコニーに出ると、グッドネイバーの町全体が見渡せた。高さは旧州議事堂から突き出した演説台──と俺は勝手に呼んでるが──と殆ど変わらない。階下はドラム缶に入れた常夜灯代わりの焚き火が点々と灯されており、自警団が時折、思い出したかのようにうろつくだけで動く者は他に居なかった。
 見上げると、満天の星空が見える。──戦前では見ることの出来なかったもの。
 210年ぶりに目覚めた時、そういえば──
「眠れないのか?」
 突如声をかけられ、咄嗟に声の方へ身を向けると、マクレディが立っていた。いつの間にここに来たのだろう。扉が開く音はしなかったと思うが……いや、多分上に目を奪われていたせいで気にも留めなかったのだろう。
 彼は妙な事に両手にグラスを持っていた。中身は水のようだった。彼は黙って片方こちらに差し出すと、自然と俺は受け取ってしまう。
「……ああ、なかなか、こう……慣れなくて」
 気が利く、と心の中でつけたして俺はグラスの中の液体を呷った。するとマクレディはははっと笑って、
「実は俺もそうなんだ。こう……ものすごく静かな場所で寝るってのが酷く落ち着かなくてさ。こんな事初めてで」
 あんたも同じか、と笑いながらそう付け足す。……似てはいるが厳密には同じではないんだがな。と思いながら再び空を仰いだ。
 そんな態度を見て怪訝そうに「……何を見ている?」とマクレディ。
「空だ」
 空? と眉を顰めながら同じように空を見る彼だったが、次にはつまらなさそうに目を下の方向へと向けてしまう。……そうか、彼は知らないものな。
「昔、この辺りは大都会と呼ばれるに相応しい町だった、というのを知ってるか?」
 いきなり何の話かと思えば戦前の話か、と思われたりするかなと思いきや、彼は考えるような仕草を見せた後、
「……ここに来るまでにリトル・ランプライトやキャピタル・ウェイストランドで本を読んだりして知ってるよ。かつてはキャピタル・ウェイストランドは“首都”と呼ばれて、ここは……えーと、」
「ボストンという町だった。……今ではその名を呼ぶ者はおらず連邦と云われているがな」
 言い淀んだ彼の言葉を引き取るようにぽつりと言うと、それそれ、とマクレディは嬉しそうに相槌を打った。
「戦前の話をしてくれるのか? ……眠れない夜には最高の話だな」
 一瞬皮肉を言ってきたのかと思ったが、彼の表情は嘲笑してる訳でもなければ小馬鹿にした様子でもなかったので、ちょっと安心した。……いや、別に安心する事なんてない。馬鹿にしてくるなら話なぞしなくてもいいのだから。
「そうか、俺はお前に戦前の話なぞしたことが無かったか」
 と、いうか、俺は今まで出会ったかつての連れ──ニックやパイパーにもあまりそういう話を自ら向けようとはしてこなかったな。単に機会が無かっただけかもしれないが、自分から話してもいいと思ったのは今回が初だった。
「戦前の話なんてする奴が居たら、過去の栄光なんかに囚われてたらここで生きていけないぞ、って言い返すのが本来ならば常識だしな。……でもまぁ、あんたが話すなら俺は聞き……き、聞いてやってもいい」
 何故か最後にどもるマクレディ。最初は単に口が悪いだけの奴と思っていたが、最近は──というかここずっと──彼は感情を口に出すのが下手なだけで、本当は素直な奴なんだろうなと思うようになっていた。
 ふっと笑って、俺は再度空を見る。満点の星空が広がっている空を。
「……ここがかつて大都会と呼ばれる町だった頃、夜はこんなに星が瞬く空ではなかった。何故かというと、下の明かりの方が輝きがすごかったんだ。都会の方の輝きが。
 人口の明かりで満ち溢れていて、夜は遠くからでもその明かりが見つけられる程だった。
 ……こんな風にうらぶれる前は、空まで伸びるばかりの巨大な建物が並び、それは町を、都市全体をまばゆい光で覆っていた。人々はその光に寄せられ、どんどん発展していった。発展していくたびに、人口は増え、その人口を収めるべくどんどん高い建物が作られていく。
 やがて人が地上の光──人工の光に慣れてしまった頃、いつしか人は上を見なくなるようになった。あれほど上を目指して高い建物を作っていたのに。
 それと殆ど変わらない頃、夜に瞬く満点の星空が見えなくなっていたんだ。
 下の光が輝きすぎて、僅かな星の瞬きなど強い人口の光の前では掻き消されてしまう。それに、人が多いせいで空気は淀み、原子力で動くクリーンエネルギーの車が走っていても空気は汚れるからな。人口が増えるにつれ、星はどんどん見えなくなっていった。……それでも空の星を見たい人は、そういう施設に赴いたりしたな──知っているか、プラネタリウムというものを」
 一旦口を閉じ、水で喉を潤した。マクレディは黙ったままこちらの話を聞いていたが、俺の問いかけに僅かに首肯して見せ、「ああ、何かの本で読んだ。……おかしな話だな、今はいつだって夜空を仰げば星が見れるのに」
 そうだな、と呟く。「……おかしな話だと俺も思うよ。昔は空を目指して高い建物を作っていたのに、結果的にはそれが見えなくしてしまったのだから。
 だから人は地上から見えなくなった星を地上の施設で見るようになった。都市は空気が汚れ淀んでいるから、郊外や山間部に行ってわざわざ星を見に行く人も居たな。
 ……それでも人の空へと届きたい希いは留まる所を知らず、高い建物はどんどん作られ、満点の星空に向かうロケットも開発された。
 ……そんな中、戦争が起きたんだ」
 ロケットと聞いてマクレディの表情が笑いに変わった。
「空の向こうまでいけるロケットがあった、という話はすごい興味をそそられたよ。人の欲望って際限を知らないんだなってな。……そんなテクノロジーをもってて、なんで戦争なんか起こすんだか」
 バルコニーの手すりによっかかりながら言う彼の意見はもっともなものだと俺も思う。なんで戦争なんか起きたんだろうなと。
「その空の向こうまで領土を広げたいと提唱する奴がいたらどう思う?」
 はっ、とマクレディが笑った。ご丁寧に腹を抱えるリアクションまでつけてくる。
「なんだよそれ、星を見えなくしたり、星に向かってロケットを放ったら今度はこの星以外の土地が欲しいって? 俺から言わせれば手に余る欲望だな、それ。……なあ、本当にそんな事言う奴がいたのか?」
 実際はそれがきっかけで戦争が起きた訳じゃないが、そういう事を提唱する奴は確実にいたのを覚えている。そう伝えると、彼は鼻白んだ。
「ばかばかしい。そんな事言う奴が居たら唾を吐きかけてやりたいよ。昔の奴ってのは頭のネジが数本落ちた奴ばっかだったんじゃないのか? もうちょっとマトモな頭をもつ奴がいたらこんな世の中にはなってなかっただろうに」
「そうだな、──そうなっていれば俺はお前と会うこともなかっただろうしな」
 思わず口から漏れた。あれ? 俺なんでこんな事言うんだ?
 マクレディはえっ、と言ってきた俺の方を見る。その瞬間互いの視線がぴん、と合った。マクレディに俺がどう写っていたかは分からないが、俺は彼の表情に若干の不安が読み取れた。何でそんな事を言うんだ、と探るような目つきだった。
 ──しばしの間、沈黙が訪れる。しかしそれをあっさり破ったのはマクレディだった。
「そんな、“たられば”の可能性はどうだっていい。あんたは今、こうして……俺とここに居る」
 単純だが、明快な回答。そうだな、とかすかに笑って見せた。変な事を口走ったお詫びのつもりもあった。
 再三空を仰ぐ。大分夜明けが近いのか、東の空が若干オレンジ色に染まりつつある。もう一時間もすれば夜空に輝く星は太陽の強烈な光によってかき消されてしまうだろう。
「……この世界に降り立って、初めて夜を迎えた時の満点の夜空はすごかった。なんと綺麗なものだろうと。
 それと同時に、殆ど誰も居ないサンクチュアリの廃墟の中で、生き残った自分を呪った。なんで自分が生き残ってしまったのだろうと。
 息子の為だったとはいえ、何もかも失った世界で一人残された俺に、その星空は慰めるように輝いていた。……結果、何とか今も生きているけど。
 それから夜空を見るたびに思う。……戦前でも生きて、戦地でも生き残って、この世界でも生きている自分は何か理由があって此処に居るのだろう、と。人口と、それに伴う巨大な文明というテクノロジーの大半を失ったこの時代に、無我夢中で生きているお前や他の人も同じだ。
 知ってるか? 星の光が今俺達が居るこの地球に届くのは、距離にもよるが大体何十年から何万年も先と言われている。今ここでその星の光を見ている俺達よりもずっと前にその星はなくなっている可能性も無くはないんだ。それでも尚、輝いている。……生きる人も星と同じだと思う。
 生きている間にここに降り立った意味を探そう、生き残ってその意味を見つけよう。それが後世に何かしら残せるかもしれない。この世界を少しでも変えられるかもしれない──そう思って今、俺はここに居るんだ」
 仰いでいた空から目を彼に移すと、マクレディも空を見ていた。その瞳には星が写っているかのように微かに輝いている。こんな世界でもマクレディは希望を失っていないんだな。そう思うと嬉しかった。空の星と対極して、さしずめ地上の星と呼ぶのなら、それは今、荒廃したこの世界で生き抜くマクレディのような奴等のことを指すのだろう。
 彼のように輝きを失わず、生きている奴を沢山見てきた。ハンコック、ニックにパイパーやケイト、プレストンなど──そして居住地で頑張って生き残ろうと努力する人々。彼らはレイダーやガンナー達、暴力に訴える脅威に怯えず、対処しようと考え、行動している──少なくとも戦前ではそんな光景見たことは無かった。
 それは仕方ない部分もある。かつての時代には常に上立つ者が居た。それらが執政を行っていた──先程のマクレディじゃないが、頭のネジが数本落ちた奴のせいで、結果、世界はこうなったのだが。
 今がマトモじゃないのは分かっている。それでも俺は戦前の世界よりも、今の世界の方が生きるという意味を強く見出すにはいいと思う。何かあれば、頼ってくれればいい。俺はそういう時のために此処に居ると思っている。
 そして、それは勿論──目の前に居る彼にも思っている事だから。
「もうすぐ夜明けだな。……って、何で俺の事をじっと見てるんだよ。いつから俺の事を見てたんだ? ったく、落ち着かなくなるじゃないか」
 俺の視線に気づいたのか、マクレディがやや頬を赤く染めてジト目でこちらを見ている。白み始めている東の空の光に、瞳がきらきらと写っていた。
「減るもんじゃないし、別にいいだろ。……もう夜明けが近いぜ、そろそろ寝るか」
 遮るようにそう言ってバルコニーの手すりから離れ。入り口に向かおうとした時、マクレディがぽつりと言った。
「なぁ。……あんたの話はよくわかったよ。けど、一つ聞いていいか?」
 ん? と振り向くと、マクレディはグラスに残った水を呷って、
「戦前では星が見れない夜だった、ってのは分かった。……でもさ、星は日中だと見えなくなるのはどうしてだろうっていつも思うんだ。戦前も今もそれは変わらないんだろ?」
 知らないのか──と思うと同時に無理もないと思い至った。マクレディは16歳まで洞窟の中で過ごしてきたんだったよな。
 記憶の旅の中で見たのは、かなり広々とした洞穴だった。あんな所で16年も生きていれば、実際に見てみないと分からないものも沢山あっただろう。
 俺はふっと笑って見せながら、「見えなくても、そこに居るんだよ」とだけ言った。それだけでも分かってないらしく、怪訝そうにどういう事だと問い返してくる。
「さっきの話したのと同じさ。人工の光によって星の光は都市では見れなくなった。日中は太陽が出るだろう? その太陽の強烈な光に星の瞬きなぞ埋もれちまってるだけだよ。
 実際はちゃんとそこに居て、ちゃんと光を届けているのさ。それが俺達には見えていないだけさ」
 その説明でようやく納得したのか、へぇ、と納得しながら「見えなくても、そこに居る……そういうことか」
「ああ、そういう事。……さ、もう寝ようぜ。明日は寝坊しそうだな、こりゃ……」
 ごちりながらバルコニーから室内へ続くガラス戸を開ける。マクレディも促されたせいか後ろについてきていたが、不意に彼がぼそりと呟いた。
「見えないけどそこに居るなんて……俺は嫌だな」
 え? と振り向くと、しまったと云った様子で口を覆いながらマクレディの顔がかっと赤面した。とんでもない事を口にした、そんな表情だった。
「な、な、何だよ、人の独白を聞くなんてあんたも人が悪いな」
 どもりながら上ずった声を出すマクレディ。慌ててる辺り明らかに聞こえてもらいたくないものを聞かれてしまった様子だった。……だから、俺はにかっと笑って見せて。
「そうだな。俺も同じだ」
 言うと、彼はがっくりと首から項垂れて見せた。あれ、逆効果だったか?
「ほら、寝ようぜ。明日は寝台の材料買いに行ったりしないと。……夜更かしするとどんどん起きるのがつらくなるぞ」
 取り成すようにそう言って、俺はさっさとベッドに横になった。素足でずっと居たせいで毛布の中に足を入れると暖かさにほっとする。やや遅れてマクレディがもそもそと入ってくると、そのままこっちを見ようともせず横になった。
 毛布の中で、互いに冷えた足が触れる。その度に彼の身体が小刻みに揺れた。……何緊張してるんだか。
 そう思っているうちに、ようやく訪れた遅い睡魔が俺の意識を眠りの世界へ誘っていった。

「なぁ……また、話をしてくれよな。あんたの話は楽しいから」
 静かな室内に響く、微かな声。
 ああ、いつでもしてやるよ。と彼に返事をするより先に──俺は眠りに落ちていた。




--------------------------------------

 全然充電してないじゃない中の人。
 と思われても仕方が無い中の人ですこんばんわ。

 今回の話は前からちょっと書きたかった話を混ぜて書いてみました。
 ちょっとクロスオーバーも入ってたり。

 今回の話を書くにあたり、某ビジュアルノベルを参考にしてます。
 Falloutみたいなポストアポカリプスな世界を描く作品です。国内産のゲームです。去年はアニメ化と映画化もしたから知ってる人は知ってるんじゃないかな。
 中の人は成人してから随分このゲーム会社にお世話になってきました。音楽もいいし、作品もいいし。ただ、中の人は最近のアニメ展開における方面は全く見てませんけど。

 FO4は3やNVに比べると空がすごい綺麗ですよね。
 夜空はすごい星が見えるし、月は明るい。太陽もぎらぎらと眩しい。
 本当に放射能に汚染されてるのかって思うくらい綺麗な世界ですが。戦前の、ボストンのあの残骸を見る限り、星は見えなかっただろうなあ、と思って書いてみました。

 いろんな話を思いついては書いたり書いてなかったりしてますが、前にもどっかの記事で書いたと思います(多分スカイリムの二次創作方面だったと思う)が、世界観とそこに住む個性的なキャラクター、そういう素材をどう組み合わせて話を作るかを考えるのがひぢょーに中の人は大好物でありまして。
 FO4ではマクレディに心奪われたのもあって、パパマク(ホモい意味ではない)の組み合わせで話を作ってます。多分マクレディは過去作品に出てたのと、そういう過去の話が現在に生かされている辺りもあって、ものすごく扱いやすいキャラクターですね。ガービーとかバレンタインとかでもそれは出来るだろうけど、創作と言う範疇の中でなのと、中の人が入れ込んだキャラ具合によると、最初はニックさんだったけど今はもうマック一筋(笑)なのでw

 だから今後もパパさんマックの話が続くと思います。その手の作品が好きな人は是非コメントくださいww語り合いましょう(笑)

 けど今回のこの話は最初これじゃなくて別の話にするつもりだったのでブログ更新日が一日ずれましたorz
 次回辺りはマトモなプレイ日記辺りを載せたいですね。


 ではまた、次回更新日に。



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中の人のSkyrim絵とか

プロフィール

HN:
ジュリアン
性別:
男性
職業:
傭兵
自己紹介:
スカイリムはホワイトラン在住のドヴァキン。
現在のところ引越しする予定はなし。
中の人はヘタレですが一応同人誌作家。マイナーゲームの絵を描いてたり。
文章も多いですが一応絵の方専門。
スカイリムの絵とか描いたりフォトショでSSをレタッチしたりするのが好き。
スカイリムに影響されて2012年から英語の勉強を始め現在進行形で勉強中。
ラジオ英語を聴いているのだが、英会話教室に通いたいのに時間と金が無くて嘆いているとかいないとか。

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